文／中国の大法弟子

　【明慧日本2023年9月1日】ある日の朝、学法の時、私は師父の説法の一節を読んだとき、私はさらにあることに気つきました。

　師父はこう説かれました。

　「この法輪図形は宇宙の縮図であり、他の各空間においても、その存在形式と演化の過程が存在しています」[1]

　「法成って天地を行く」[2]

　師父は法輪大法の修煉者にすべてを与えてくださいましたが、それを使うかどうかは私たち次第です。人間の概念で状況を見ていては、与えられた能力のすべてを使うことはできません。執着せずに行動してこそ、奇跡が起こるのです。

　一、排水口の詰まりを取る

　昨年（訳注：2000年）の8月、2階建てのビルの排水管の詰まりを同僚と一緒に見に行きました。屋上にも排水口があり、下に向かって曲がるところのパイプが詰まっていて、屋上にたくさんの水が溜まっていました。手を突っ込んでみると、石ころが詰まっているのがわかりました。もっと小さなパイプを使って押してみましたが、動きませんでした。

　同僚の徳さん（仮名）はとても純粋な青年です。彼は法輪大法の修煉者ではありませんが、法輪功迫害の真実をよく理解しています。徳さんはいつも「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という心からの九文字を唱えていました。いつものように、心からの九文字が自然に出てきました。彼は私がやったようにパイプで石を押しました。すると、石が動き、すぐに水が入ってきました。

　帰り道、徳さんは「私が心からの九文字を唱えていたので、きっと李洪志先生が私達を助けてくださったのです」と言いました。

　普通の人でも法を検証しているのです。大法の修煉者として、私たちはもっと頑張らなければなりません。

　二、電気棒には力がない

　私は2000年の末に、強制労働収容所に拘禁されていました。ある日、看守に呼ばれて2階で「教育」を受けることになりました。呼ばれて立ち上がった私は、『轉法輪』の冒頭部分である「論語」を、みんなで大声で暗唱し始めました。看守らは完全にショックを受け、途方に暮れていましたが、私たちが朗読を終えると、ただ静かに聞いていました。

　そして、私は再び「論語」を読みました。看守はようやく何が起こっているのかを理解しました。彼は私に近づき、私の顔を平手打ちしました。私は何も言いませんでしたが、多くの同修が「なぜ彼を叩くのか？」と声を上げました。その後、さらに5、6人の看守が来て、私をある部屋に連れて行きました。私はとても落ち着いていて、まったく怖くありませんでした。看守は電気棒で私にショックを与えようとしていました。すると、1人の看守が「これはおかしい。昨日充電したばかりなのに。どうしてパワーがないんだ？」と言っているのが、私は聞こえました。

　その時、私は本当に何の恐れもありませんでした。後になって、師父が私を守ってくださったのは、私が強い正念を持っていたからだとわかりました。

　三、11日間のハンガーストライキ

　2001年の旧正月の頃、強制労働収容所にいた7、8人の大法弟子が、警官らの暴挙に抵抗するためにハンガーストライキを行いました。私は11日間、飲まず食わずで、歯磨きもしませんでした。その間、2回の強制灌食を受けました。3日目にはかなり気分が悪くなり、5日目と6日目には極度の喉の渇きを感じました。しかし、喉の渇きへの執着を捨てたことで乗り切ることができました。また、食べ物は体に強い欲求を起こさせるものであり、食べないほうが心が澄んで理性的になる場合もあることを実感しました。

　9日目に医者が来て、「男は7日、女は8日しか飲まず食わずではいられない」と言いました。私はとてもやせ細っていました。強制的に食事を与えようとしましたが、すべてを吹き出してしまいました。11日目、刑務所の指導員が私に事務所に来るように言い、ハンストを続けるかどうか尋ねました。私は「いいえ、大法が超常的なものであることを示したかっただけです」と答えました。彼は、私が11日間飲まず食わずでも、まだ正常であることにショックを受けました。彼が私にりんごをくれたので、すぐに食べました。

　独房に戻ると、リーダーが私にこう言いました。「君はこんなに長い間、食事をしていないから、まずはお粥だけ食べなさい」と言いましたが、私はそのことを全く気にせず、何の問題もありませんでした。

　これらのことから大法の修煉者として、人間の概念が常に私たちの妨げになっていることを実感しました。

　師父はこう説かれました。「あなたの望む次元まで修煉することができる」[3]

　大法は無限大です。何かを成し遂げようとする根性さえあれば、私たちはそのための能力と知恵を手に入れることができます。私たちは観念を変えなければなりません。自分の能力を疑って、常に自分を制限していてはいけません。私たちは神の存在のすべてを持っているので、本当に何でもできるのです。例えば、記事を書こうと思えば、書けば書くほど知恵がついてきますし、事実を明らかにしようと思えば、人と話すのがどんどん上手になっていきます。本来の自分は、必要なものをすべて持っているのに、後からできた人間の概念によって制限され、邪魔されているだけなのです。その概念を取り除けば、必要なものは自然に出てくるのです。

　個人的な体験ですので、法に基づいていないところがあれば、、同修の慈悲なる指摘をお願いします。

　李洪志師父の慈悲なる救い済度に感謝致します！

　注：
　[1] 李洪志師父の著作：『轉法輪』
　[2] 李洪志師父の詩：『洪吟』「助法」
　[3] 李洪志師父の経文：『二〇一九年ニューヨーク法会での説法』