険悪を遠ざけよう
 

 大法は末後の時期にやってきて人を救っており、大法は修煉なのです。一部の人は大法弟子の環境に身を置いたのですが、真に修めておらず大法に入ってきていません。肝心な時、いつも人心、人間の念、人間の情をもって物事を量っています。自分が大法のために何かを行なったとか、自分が大法のためにいくらかの努力を払ったなどと言う人までいます。このような人も、最も中共の邪悪なスパイに利用されやすいのです。

 大法は元々存在しており、この世に現れたのは末後の時期に人を救うためです。「人間」を使って大法のために何かを行なうのですか? 大法が「人間」を救っているのです! 「人間」が大法のために何かを行なっているのではありません! 修煉のなか、「人間」が理不尽なことを受けたり、「人間」が邪悪に迫害されたりするとき、あなたを守っているのは師父であり、同時に師父があなたの罪業を肩代わりしています。師父はあなたに借りなどありません! 師父は皆さんを救っているから、中共邪党に罵られているのです。あなたが生生世世に作った借りの持ち主、場合によって巨大な業と借りの被害者があなたに返済を迫り一歩も譲らないとき、どのように対処するのですか? 宇宙の法理もすべての人を量っているため、修煉のとき魔難に遭い、迫害を受けることがあるのです。しかし、迫害されたとき、あなたが正しく行なわなかったため、魔難がいっそう強まったのです。乗り越えられなくなったとき、大法に不満を抱き始め、中には師父に不満を持つ人さえいます。あなた自身に問題があるのであって、師父はあなたに借りなどありません。師父はあなたを救っていると同時に、あなたの罪業を肩代わりしています。しかも、あらゆる手を尽くしてあなたの罪業を帳消ししようとしているため、あなたは師父に借りがあるのです。真相を伝えたから、大法の活動やプロジェクトに参加したからといって、大法や師父のために何かを行なったのだと思わないでください。師父は皆さんが救い合い、助け合い、人を救うと同時に自分自身を済度するようにさせたのです。これは末後のとき衆生が救い合っているのです。これは大法のために行なっているのではありません。大法は先天的にすでに存在しているので、誰も変えることができません。大法は末後のときに人を救うためにやってきたのであって、そうでなければ人間は宇宙に大法が存在することを知ることすらできません。

 大法弟子が真相を伝える目的は自らを圓満成就させると同時に、魔難の中で自らを練磨し、それによって業を滅するためです。このことは修煉をより意味のあること、より偉大なことにさせたのです。これも大法のために行なっているのではなく、修煉者自身のために行なっているのです。迫害されたときに受けた迫害や理不尽なことも、あなた自身の罪を滅しているのであって、大法のために何かを滅しているのではありません。まして師父のために何かを滅しているのではありません! 大法は衆生を救いにきたのであって、中にあなたも含まれています! あなたを救っているのに、あなたに借りがあるとでも言うのですか? あなたは末後に解体される前に自ら約束を交わしてこの世にやってきて、自らが代表する生命を救うために大法を修めたのです。言い換えれば、あなたは大法徒になるため、大法を修煉したいがために、命と引き換えに約束を交わしたのです。法を得たとき、大法弟子があなたに大法が伝えられていると教えてくれたため、あなたは修煉を始めたのであって、誰もあなたを強制していません。人間は修煉しなくても構いません。あなたが世に降りたとき、命と引き換えに約束を交わしたとしても、約束を違反したならそれはあなた自身のことであり、誰にも関係ありません。修めるかどうかはあなた自身のことです!

 一部の人は口では自分が修煉者だと言っていますが、実際やっているのは修煉者としてあるまじきことであり、いつも大法弟子の称号を傷つけています。

 ですから、私はそれらの真に修煉していない人、修煉のなかで関を乗り越えられないがために恨む心が生じた人々に告げますが、修煉は自らを修めることです。あなたが行なったすべて、真相を伝えるときに行なったこと、受けた迫害も含めて、それは修煉の過程であり、必ずしなければならないことです。旧勢力から押し付けられた迫害もあなた自身にある業力によってもたらされたのです。このすべては大法のため、師父のために行なっているのではなく、あなたに業力と借りがあるため、旧勢力に口実を与えたからです。

 師父は衆生に慈悲深く接し、皆さんのために多く受け持ち、あなたの修煉が成就できるよう期待しているため、多くのことを行なったのですが、それが当たり前のことにでもなったのでしょうか? 甚だしい場合、師父があなたから何かのメリットを得られるとまで思っています。師父はあなたたちのために肩代わりする以外、あなたから何も得られません。師父は衆生をあわれみ惜しんでいるためこのように行動しているのです! 修煉が成就するかどうかもあなた自身のことです。宇宙で法を正すことも末後の時期に入り、この時期が終わったあと、厳しい選別と淘汰の過程があります。しっかりと自覚をもって行なってください! この歴史時期を乗り越えた大法弟子は、神まで皆さんを尊敬しています。自分自身を大事にし、この未曾有の最も邪悪な迫害を乗り越えられるようにしてください。真覚になりましょう! これこそ神が最も偉大だと思っていることです!

師 李洪志
二〇二三年八月三十一日

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/31/464790.html)