【明慧日本2023年9月6日】米国ニュージャージー州の明慧学校は8月18日、第16回サマーキャンプが終了した。このキャンプは7月5日に始まり、約7週間にわたり、多彩なプログラムが用意され、楽しみながら学ぶ機会が提供された。プログラムには、中国語と英語の読み書き、書道、絵画、手工芸、料理、園芸、速算、プログラミング、音楽、水泳などが含まれている。
子供たちは明慧サマーキャンプを楽しんでおり、7歳の恬馨君は、「僕はアートと手工芸が好きで、創作するのが好きです。本当に楽しいです!」と述べた。楊瑞君は特に水泳がお気に入りで、手工芸も好きで、明慧サマーキャンプの食事も「とても美味しい!」と話した。恩茹ちゃんはサマーキャンプのすべての活動を楽しんでおり、知義君もアートと手工芸が好きで、「創造的で楽しいものをたくさん作りました」と話した。
煉功している先生と子供たち |
さまざまな授業の他に、子供たちは一緒に法輪大法の書籍『轉法輪』を読み、法輪大法の五式の功法を学んだ。ある子供は、「煉功は難しいけれど、最後まで頑張りました」と話した。
8歳の知義君は、第二式の功法がお気に入りで、「体の周りにエネルギーが流れているのを感じています」と言った。第二式の功法はチャレンジ精神が必要で、腕が疲れても腕を下ろさず、「僕はこのようなチャレンジが好きです」と話した。
明慧サマーキャンプに参加した子供たちは、最年少が5歳で最年長が12歳だが、すべての子供たちに収穫をもたらすのは大きな課題であった。プログラムと活動を指導する教師の一人、張先生は、「さまざまな年齢の子供たちに教えることは、どのようにカリキュラムを組み立て、どのように教えるかを考える必要があり、年齢の高い子供たちが飽きずに楽しめるようにし、同時に年少の子供たちにも楽しいと感じてもらえるようにするために、教師はバランスをとる必要がありました」と述べている。
子どもたちと効果的なコミュニケーションを取って成長を促す
張先生は、「一部の子供は昨年と今年の明慧サマーキャンプに参加し、彼らが向上しているのを見ています。昨年、一部の子供は自分が何か間違ったことをしていることに気付かなかったが、今年は何をすべきか、すべきでないかを意識できるようになりました」と話す。
張先生は、子供たちとの効果的なコミュニケーションが重要であると考えている。例えば、公共の安全標識がいたずらっ子によって汚された場合、誰が「当事者」であるかを特定する前に、彼は子供たちに機会を与え、自分で認める機会を提供し、それからその子とコミュニケーションを取り、標識が公共の安全にとってなぜ重要か、標識を設計し、購入し、掲示するまで払った代償について説明する。これにより、子供は自分がそれを行うべきではないことを理解し、今後は同じことをしなくなるという。
張先生は、「その子はただ楽しいと思っていただけで、その子と話すとき、その子を子供扱いせず、厳格に話すことが重要です。行動を考えるときには相手の立場を考慮する必要があります。法輪功学習者として、他人を考慮することがますます重要です。相手がどのような気持ちで、どのように反応するかを考えてみるべきです。何が正しいか間違いかを知り、それから自分でどうするかを決めさせるべきです」と述べた。
自律を学び、良い人間になることが最も重要である
明慧学校は、子供たちに良い人間としての価値観を教え込むことを、生活と学習のすべての活動に貫かせている。書道と料理を教える王先生は、「子供たちに人間としてどうあるべきかを教えることは、幼少期から基礎を築く上で最も重要です。誠実さ、謙虚さ、自律を持つこと、良い人間になること、何かを間違えたときに自覚すること、他人から指摘されたときにも、その誤りと正しい基準を認識することが大切です。子供たちは純粋な考えを持っており、幼少期に良い価値観を教え込むと、将来に役立ちます」と話す。
王先生はまた、「子供たちに規則正しい生活をさせることも非常に重要です。子供たちはまだ子供なので、遊びたがります。遊ぶべき時に遊ばせ、学ぶべき時に学ばせ、食べるべき時に食べさせることは、規則を作り、自律を育むのに役立ちます。これにより、将来、時間の概念を持つことができます。時間の概念は非常に重要で、将来の人生のさまざまな側面に影響を与えます」と話した。
伝統的価値観は教育の基礎である
現代社会が急速に変化している中で、教育の中核的な価値観は不変であると、張先生は言う。彼は、「それは私たちの伝統的な価値観です。これは教育の基礎です。明慧学校は常にこれを強調し、学生たちに伝統的な価値観を植え付け続けており、この基礎がなければ建築物は建てられないのです。基礎となる価値観があれば、彼らは成長の過程でどれを捨てるべきか、どれを保持すべきかを識別できるのです」と語った。
西洋社会に住む中国人にとって、東洋と西洋文化の違いに直面することがあるため、子育てにおいていくつかの課題に直面することもあるという。張先生は、「西洋の教育方法と東洋の教育方法は大きく異なります。中国の親、特に中国本土出身の親は、子供を甘やかしやすく、子供が現実に適応する能力がやや劣ることがあります。西洋の親は子供の独立を奨励する傾向がありますが、一部の子供は成長後、中国の子供のように親孝行の概念がなく、親を置き去りにすることもあります」と話す。
海外で育った子供に対して、張先生は、東洋と西洋文化のバランスを見つける必要があると考えている。彼は次のように説明している。「東洋と西洋文化のバランスを見つけるためには、良い事を取れ入れ、悪い事を切り捨てます。たとえば、キリスト教は西洋文化の基礎ですが、その最も基本的な理念は東洋の儒教や仏教の基本精神と矛盾しません。この視点から出発すれば、子供たちに価値観を教えることは、東洋と西洋文化との矛盾がなく、子供たちもそれから恩恵を受けることができます」
保護者へのメッセージ
家庭は子供たちの最初の学び舎であり、親は最初の教師で、子供の成長にとって非常に重要である。張先生は、親は子供に問題を解決する方法を学ばせるべきだという。「子供は良い環境で成長する必要があり、家族は子供に対して何でもかんでも与えてしまうべきではありません。子供は自分で努力し、目標を達成する必要があります。例えば、一部の子供は、事が自分の好みに合わないと泣いてしまうかもしれませんが、親は妥協するかもしれません。しかし、これでは問題は解決されません。重要なのは、子供たちがこれを成長の機会と捉え、自分で問題を解決する方法を学ぶことです。将来、安定した大人になるためには、子供たちが自分で問題を解決することを学ばなければなりません」と張先生は話す。
また、張先生は注意を促す。「今の子供たちは多くのことに触れることができ、インターネット上には膨大な情報があり、それを楽しいと感じて模倣しようとします。教師や親として、彼らを指導し、実際に行ってはいけないことを知ってもらう必要があります」
事務担当の尤先生からは、「子供たちは親を欺くことがあるかもしれません。特に兄弟姉妹が少ない家庭では、他の子供たちとの関わり方が家庭内では見えないかもしれません。一緒にいると、さまざまな行動上の問題が表れることがあります」という。尤先生は親たちに対して、子供たちを家族以外の人々と接触させ、他の子供たちと遊ぶように促すことを提案した。
明慧学校の事務長であり、主要な創設メンバーである羅先生は、「すべての子供は、明慧学校に来て、法を学び、煉功をし、正念を発するとき最初から正しく動作を修正しています。私たちはまた、学校の原則を守り、礼儀、他人への尊重、年長者への尊敬、互いに関心を持ち、友だちと仲良く付き合い、責任を持つよう教育をしています。すべてのことに対して自分の責任を果たす必要があるのです」と語った。