【明慧日本2023年9月7日】(吉林省=明慧記者)吉林省延辺朝鮮族自治州の元幼稚園教師で、法輪功学習者(以下、学習者)の孫慶菊さん(60)は2022年8月31日、和龍市八家子森林公安局河北派出所の警官により不当に連行され、拘禁された。その後、濡れ衣を着せられ、懲役4年6カ月の実刑判決を宣告され、現在長春市で監禁されている。
情報筋によると、地元の学習者・付さんと藺さんは、2022年4月7日に疫病から身の安全を守る内容の資料を配布したとして、和龍文化派出所の警官に連行され、それぞれ懲役3年と懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡されたという。
幼稚園教師を退職した孫さんは法輪功を学ぶ前、糖尿病、心臓病、婦人科疾患、前庭機能の喪失、中耳炎(両耳の難聴)、重度の不眠症などの病気を患っていたが、法輪功を学んでから治った。
中国共産党による法輪功への残酷な迫害の中で、孫さんは自分の信念を貫いたため何度も迫害された。2005年5月13日、孫さんは勤務先から帰宅するとすぐに、家に侵入してきた八家子森林公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らに連行され、家を荒らされ、法輪功の書籍、MP3プレーヤーなどの私物を押収された。そして派出所で自白を強いられ、半日にわたって殴られ、虐待を受けた後、地元の刑務所の独房に4日間監禁された。独房では、孫さんは髪を壁に叩きつける、革靴で蹴る、ミネラルウォーターのボトルで頭を殴る、平手打ち、鉄の椅子に縛り付けるなどの拷問を加えられたほか、7、8人の男によってベッドに縛り付けられ、正体不明の薬物を注射された。4日間、孫さんは食事も水もまったく与えられなかった。
拷問の再現:正体不明の薬物を注射される |
2008年8月5日、孫さんは八家子森林公安局国保と和龍市河北派出所の警官らに連行され、8月6日午後に和龍市留置場に拘束されたが、その後延吉市精神病院に送られ、引き続き迫害された。
2012年5月5日夜、孫さんは八家子林業公安局国保の警官らに連行され、雪松旅館に設置された洗脳班に送られた。洗脳班で拷問を受けて、孫さんは腕を骨折させ、頭が腫れ上がった。
2012年8月3日、孫さんは和龍市留置場に移送された。同年12月26日、八家子裁判所で不当な裁判が行われ、孫さんは懲役4年の実刑判決を言い渡された。不当な判決が下される前、孫さんは10日間にわたって拷問を受けた。警官らは何も情報が得られなかったため、孫さんの9歳の息子を人質にし、さらに孫さんの夫を3日間拘束して、罵ったり殴ったりした。
2022年4月8日、孫さんは和龍市社会保障局に行って不当に停止された年金を取り戻そうとしたため、八家子鎮派出所の警官に連行され、家宅捜索をされた。当日の夜、孫さんは自宅に解放されたが、同年8月31日に八家子森林公安局河北派出所の警官により再び連行された。現在、懲役4年6カ月の実刑判決を宣告され、長春市で監禁されている。