【明慧日本2023年9月19日】(河北省=明慧記者)河北省廊坊市香河県の法輪功学習者(以下、学習者)・張憲さん(50)と王志山さん(52)は、不当に連行されてからほぼ1年が経った今年9月5日、香河県裁判所により不当な判決を受けた。張さんは懲役1年6カ月の実刑判決を宣告され、王さんは懲役2年の実刑判決を宣告された。9月6日、2人は香河県留置場に移送された。
2人の学習者・張さんと王さんは、2022年9月28日に会ったとき、香河県政保大隊および派出所の警官らにより連行された。情報筋によると、この事件は香河県政保大隊の曹軍英らが意図的に仕組んだもので、監視や尾行などの手段を使って罠を仕掛け、張さんと王さんを陥れたという。2人が連行された後、警官はそれぞれの自宅に行き、家族を脅迫し、署名を強要した。家族は大きなプレッシャーにさらされ、わずか3カ月余りの間に、王さんの両親と張さんの義父が相次いで亡くなった。張さんと王さんは今年1月に、「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで保釈された。
理不尽な2回の裁判
今年3月28日、香河県裁判所で2人に対する不当な裁判が行われた。裁判の前、香河県裁判所北の新華大通りでは、約20人の警察官と5、6台の車が配置され、警官は沿道で通行人を取り押さえて捜査し、厳しい雰囲気を作り出した。巡査チームの警官は道端を徒歩で巡回し、法廷周辺に学習者が現れないように監視していた。
裁判所は当初、3月3日に裁判を開く予定だったが、3月2日の朝、突然弁護士に裁判時間の変更を通知した。3月20日前後、弁護士は裁判所から開廷通知を受け取ったが、すでに他の裁判スケジュールが決まったため、本案件の裁判日程を延長した。その結果、3月28日の裁判は弁護士の参加なしで行われ、裁判所は証人たちにも出席することを知らせておらず、提示された証拠はすべて写真のみで実物はなかった。
5月23日、香河県裁判所は再び2人に対する裁判を行った。裁判中、裁判長・丁福才は2人の学習者と弁護士の発言を何度も中断し、法輪功の基本的な状況の紹介や、「偽りの天安門焼身自殺」事件について話すことは許されなかった。
張さんと王さんは何度も迫害された
張さんは香河県公安局の元刑事警察官で、法輪功を学んだ後、「真・善・忍」の基準を守り、責任感を持って仕事に取り組み、廉潔な品行を保っている。中国共産党が法輪功を迫害して以来、張さんは公職を解雇され、洗脳班に4回連行され、労働教養を3回強いられ、期間中に残酷な拷問を受けた。
王さんは香河県東梨園村の医師で、「真・善・忍」の信念を貫いたため何度も連行され、派出所と洗脳班で拷問を受け、診療所は閉鎖に追い込まれ、10数年間放浪生活を余儀なくされていた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)