【明慧日本2023年9月29日】山東省青島市の楊毓珍さん(87歳女性)は、今年7月18日、青島市北区裁判所で裁判を受け、9月16日に懲役1年、罰金5.000元(約10万円)の不当な判決を受けた。
楊さんは青島市南区金湖路に住んでいる。法輪功を学んでから、「真・善・忍」の教えに従って、より良い人になり、心身とも恩恵を得た。楊さんには息子が2人いたが、2人とも若くして亡くなり、母親として耐えがたい悲しみに苦しみ、様々な病気を患っていた。特に冠状動脈性心臓病、高血圧は深刻であり、目は光を直視することができず、部屋は毎日カーテンがひかれ、暗闇の中で生活していた。法輪功を学んでから、体は徐々に回復し、目は正常に光を見ることができ、気分も明るくなった。現在、87歳の楊さんは健康で、6階まで何の苦労もなく登ることができる。
2022年7月28日、青島市公安局南区支局派出所の警官は、楊さん娘の家に押し入り、家宅捜索を行った。楊さんがポケットから小さなカードを取り出すところがカメラに写っていたという口実で、楊さんの所持していた法輪功の書籍などを押収した。翌日、派出所は楊さんに押収品物を確認するよう通告した。警官は品物のリストを作り、楊さんにサインを求めた。楊さんはリストにサインすることを拒否し、法輪功の無実を警官に話し、学習者に対して犯罪を犯さないように勧めた。警官の1人はその場で、「私は犯罪を犯しているのだろうか」と繰り返しで独り言を言っていた。 その後、楊さんはいわゆる保釈で釈放された。
2023年5月、青島市北区検察庁の職員は楊さんをなだめすかして署名させ、形式上に過ぎないと言った。その時、楊さんは内容を読まないで署名したが、後で後悔した。
2023年7月3日、青島市北区の裁判所から楊さんに電話があり、裁判所に来て署名をするように伝えた。この時、楊さんは署名せず、署名欄に「真・善・忍」と書き、関係者に自分は法輪功を学んで良い人間になり、法律違反も犯罪も犯していないので、署名するべきではないと言った。楊さんは、家族の財産についても聞かれ、次に弁護士を雇いたいかと聞かれた。しかし、楊さんは犯罪を犯していないので弁護士は必要ないと答えた。
数日後、裁判所は楊さんの同意なしに、弁護士を指名して楊さんの家に行かせた。弁護士は手続きに協力して「邪教を利用して法律の実施を破壊した」という罪を認めさえすれば、刑が軽くなり、懲役刑にならず、最終的に罰金だけで済むと言った。楊さんは、一連の迫害を認めず、法輪功の関連書籍と資料の所持は犯罪ではなく、法的根拠がないと弁護士に丁寧に話し、法輪功を学ぶ理由を話した。
2023年7月18日、楊さんに対して青島市北区裁判所で裁判が開かれたが、楊さんは堂々と直立した態度で、「法輪功はなぜカルトではないのか」、「法輪功の書籍は合法なのか」という問題について理路整然と論証するなど、起訴者側の虚偽の告発をその場で訂正した。楊さんは法輪功は人に善良であることを教えるものであり、カルトではないこと、国家新聞出版総署第50号による法輪功書籍の出版禁止令は廃止され、法輪功に関する物はすべて合法であることを指摘した。楊さんは法廷で、有罪を認めず、いかなる刑事責任も認めない決意を表明した。指定の弁護士も正義の側に立ち、依頼人に有利な弁護を行った。
裁判は30分足らずで急遽終了し、裁判官はその場で判決を下さず、合議後に結果を通知すると言った。2023年9月16日、青島市北区裁判所は楊さんに懲役1年、罰金5.000元の不当な判決を下した。