【明慧日本2023年10月23日】山西省陽泉市に住む55歳の法輪功学習者・張瑞萍さんは、自宅に押し入ってきた警官らに不当に連行されて半年拘禁された。その後、今年9月27日に不当な裁判が行われた。法廷で、弁護士は「張瑞萍さんは善良な人であり、法律を守る市民であり、罪を犯していないため、無罪で即時釈放されるべきだ」と強調した。
張さんは1968年2月に生まれ、法輪功の修煉を始める前は気難しい性格で、体調も悪く、胃病や腸炎などの健康問題に悩まされていた。しかし、1999年4月から法輪功の修煉を始め、真・善・忍の理念に従い、すぐに健康を取り戻し、病気がなくなり、疲れが取れ、性格も改善し、人に優しく接するようになった。張さんは義母とも仲が良く、20年以上も口論をしたことがないという。
今年4月19日、張さんの子供が仕事に出かけた際、玄関で待ち伏せしていた陽泉市公安局城区分局の国内安全保衛部門(以下、国保)の大隊長・呉国光らが家の中に侵入し、家宅捜索を行い、張さんを拘束した。張さんは陽泉市の洗脳班に入れられた。5月5日、陽泉市公安局城区分局の610オフィスと城区政法委員会、南山路派出所の不法な関係者によって陽泉市留置場に引き渡され、不当な拘禁が続けられた。5月19日、張さんは不当に逮捕された。8月中旬、陽泉市裁判所に不当に引き渡された。
9月27日、陽泉市平定県裁判所で張さんに対する不当な裁判が行われた。張さんの家族が雇った北京の正義の弁護士は、張さんの無罪を主張した。
午後3時、裁判所は不当な裁判を開始した。検察官は張さんに対する告発内容を宣読し、その後、張さんのいわゆる「犯罪の証拠」を宣読した。しかし、「証拠」は法廷で提示されず、検察官は自分の証拠が不十分であることを自覚していながらも、でたらめに弁明した。
弁護士は、検察官が提出したいわゆる「証拠」と「犯罪事実」に対して合理的かつ正当な無罪弁護を行い、次のように述べた。「このいわゆる証拠と犯罪事実について、私のクライアントにとっては全く成立しないものです。ですから、検察官に尋ねたいのですが、私のクライアントは具体的にどの法律に違反し、どの法律を破壊し、どの法律を侵害したのでしょうか? 洗脳センターの証人の言葉だけを根拠に、私のクライアントに対して有罪判決を下すのですか? これはあまりにも馬鹿げています」
その後、弁護士は公安部が14つの邪教を認定した【2000】公通字39号文書(法輪功は含まれていない)を裁判長に提出し、裁判長が検察官に渡した。弁護士は続けて言った。「持ち帰って読んでください。法律を理解していない者が、どのように事件を処理できるでしょうか。私のクライアント・張瑞萍さんは善良な人であり、法を守る市民であり、罪を犯していないため、即座に無罪放免されるべきです」
家族や一般市民約十数人が弁護士の無罪弁護を傍聴した。裁判は1時間以上にわたって行われた。