【明慧日本2023年10月26日】吉林省農安県の法輪功学習者・于鳳珍さん(70歳女性)と于永琴さん(61歳女性)は5月7日、徳恵市同太郷の市場で法輪功について人々に伝えていたとき、同太派出所の警官に不当に身柄を拘束され、その後、徳恵市拘置所、留置場に収容された。その期間、永琴さんは重病のため、医療上の理由で仮釈放となった。2023年8月、于鳳珍さんと于永琴さんはそれぞれ裁判所から懲役2年の不当な判決を言い渡された。8月15日、2人は長春市にある遼寧省女子刑務所に移送された。
于鳳珍さんが受けた迫害の実態
鳳珍さんは農安県濱河郷に在住。1998年2月14日に法輪功を学び始め、それまであった頭痛、腰痛、婦人科系の病気がすべて知らぬ間に消え去り、鳳珍さんは幸福感に包まれた。その変化を見て、義母をはじめ、家族7人が次々と法輪功を始めた。
中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害が始まってから、鳳珍さんは何度も身柄を拘束され、ゆすられた。一方、義母は恐怖と心配の中で、他界した。
2010年の中秋節の2日前、鳳珍さんは自宅から濱河派出所の警察に身柄を拘束され、農安県の中英ホテルに連行され、6日間洗脳を受けた。
2013年11月、鳳珍さんは法輪功の文言が書かれたカレンダーを配達中、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる者に通報され、同太派出所の警官に徳恵国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)へ連行された。そして、トラの椅子に座らせられ取り調べを受けた。その後、15日間不法に拘留され、同太派出所から1.500元(約3万円)をゆすられた。
2014年11月夜、鳳珍さんは自宅で集団で法輪功の本を勉強していたところ、徳彪派出所の警官に連行された。農安県公里拘置所で5日間拘留された後、長春薬物更生センターの洗脳班に移送され、10日間残虐な扱いを受け、深刻な身体疾患を患った。
于永琴さんが受けた迫害の実態
于永琴さんは農安県の農安鎮に在住。1999年3月に法輪功を学び始め、健康を取り戻した。
2002年8月、永琴さんは自宅から濱河派出所の警官に身柄を拘束されると、老人ホームに連行され、12日間洗脳された。
2002年11月、永琴さんは法輪功の無実を伝えるために上京し、天安門広場で警察に連行されると、自宅に連れ戻され、罰金を科せられた。
2010年9月15日、永琴さんは友人の家から濱河派出所の警官に連行され、農安県の中英ホテルに拘禁され、そこで7日間洗脳された。
2016年3月30日、永琴さんは徳彪派出所と濱河派出所の警察官に自宅から連行され、公安局に連れていかれ取り調べを受け、トラの椅子にも座らされた。また、徳彪派出所に1万元(約20万円)を強要された。
2018年1月3日夜、永琴さんは、再び自宅で徳彪派出所の警官に連行され、農安県公安局に移送され、その後、徳彪派出所に10日間拘束されていた。