【明慧日本2023年11月4日】大阪の阿倍野市民学習センターで10月25日~27日にかけて「移植ツーリズムを考える会(TTRA)」主催で、大阪市教育委員会後援の「生命、人権、臓器収奪」のポスター展が開催された。阿倍野市民学習センターは大阪の主要都市に位置しており、近くには多くの商業施設があり、多くの人で賑わっている。この場所で40点のポスターが展示され、多くの来場者が訪れた。
阿倍野市民学習センターで開催された「生命、人権、臓器収奪」ポスター展の様子 |
このポスター展は2020年に日本、韓国、台湾の3つのNGO団体が共催して開催した「生体臓器収奪」に反対する国際ポスター作品の受賞作で、中共による法輪功学習者からの生体臓器収奪の真相を暴露している。
鑑賞した多くの人たちは、ポスターから伝わるメッセージを受け、中国で今現在も起きている臓器収奪(臓器狩り)に対して、非常に驚くと同時に、心を痛めたという。ショックでまだ受け止められない人、すぐに停止すべきだという人、知り合いにも教えるという人、帰ってからよく調べてみるという人、中には、また大阪でポスター展を開催してほしいという人もいた。
市会議員「国民の皆が知ることが大切」
辻議員「市民と国民が生体臓器収奪を知ることが重要」 |
大阪市会議員・辻淳子氏は、ポスター展2日目に訪れた。辻議員は「中国での臓器収奪をやめさせるためには、市民、国民の皆さんが知ることがとても大切です。SNSやチラシ、ポスターなどの広報活動を行なって、世論を高めていくことが必要だと思います。また、国としてもきちんと非難をしていかなければならず、この違法な臓器移植を紹介する関係者、移植をしようとする人を阻止するための法制化が必要だと思います。国や私たちの政党への働きかけを行ないたいと思います」と述べた。
「中共はならず者であり、必ず制裁を受けなければならない」
中国から来たばかりの王さんは「中共によるこのような(臓器収奪)行為に対して、全く道理が無く、この行為をテロリストと見なし、必ず徹底的に制裁すべきです」と言った。
「言葉にならないことが現実の世界である」
26日に訪れた大阪府議会前議員・西村日加留氏は、全ての作品を長い時間をかけて鑑賞し、スタッフとも熱心に話し、展示会の隅に設置された動画も真剣に観ていた。そして西村氏は「この臓器狩りに衝撃を受けた」と感想を述べた。
大阪府議会前議員・西村日加留氏 |
生体臓器収奪に反対する国際ポスター展の作品を見た西村氏は「作品からメッセージ性が強く伝わってきました。特徴的な作品もあり、感じる事がたくさんありましたが、全体的に見て私が思ったことは、これは作品なのですが、本当はおぞましいことが行なわれているということです。『言葉にならない』ということが現実の世界だなという感想です」と話した。また「中国共産党の本当の問題は様々ありすぎますが、その中でも臓器移植というのは、国内やこの大阪の府民市民にはそこまで本当のことが知られてないというのは確かかなこととも思います。しかしこの酷いことをしているという事実は少なからず知っている人もいるということです。この臓器移植は一つのビジネスとなっており、臓器が高く売れるからビジネスとなり、買い手がいるということです。数字や証拠はないにしても、日本人が臓器を買うということが行なわれている、ということは間違いないと思っています。私は前議員なのですが、政治家とすればこのようなことを、有権者や私の知っている繋がりある人たちに、声を大にして伝えることが私の仕事だと思います」と話した。そして「地方議会として国に要望することはどんどん進めていくべきですが、なかなか今の日本政府はそういう動きが鈍くて遅いと感じています」と述べた。
人権弁護士「中国の問題に対して声を上げるべき」
人権弁護士・徳永信一氏 |
人権弁護士・徳永信一氏はポスター展で次のように述べた。「日本人はしばしば見て見ぬふりをしてきました。今こそ、この中国の問題に対して声を上げなければならないです」と強調した。
「現在、中国で発生していることを知ることができて良かったです」
若者「現在中国で起きている真相を知ることができて良かったです」 |
展示会の近くを通りかかったという若者は、中国で行なわれている臓器狩りを知ると非常に驚いていた。全てのポスターを見て、動画も観てから感想を述べた。
「政府ぐるみで行なわれているこの臓器収奪は、あってはならないことで、異常なことだと思います」
「今回のポスター展を通じて、現在、中国で発生していることを知ることができて良かった」と語った。