　【明慧日本2023年12月5日】黒竜江省寧安市の法輪功学習者・孫霞さん（60歳女性）は今年6月14日、ハルビン市道里区裁判所で裁判にかけられ、懲役5年の不当判決を下された。先日、孫さんはすでに黒竜江省女子刑務所に送り込まれたことが判明した。

　寧安市に在住の孫さんは、孫の世話をするため、ハルビン市に住む娘の家に来ていた。孫さんは人々に法輪功迫害の真実を知ってもらうため、小区で法輪功の資料を配布した。しかし、当局の法輪功への誹謗中傷を信じた人に通報された。今年1月28日の夕方、ハルビン市ハ南派出所の警官6、7人は、孫さんの娘の家に侵入し、孫さんを連行し、ハルビン市留置場に送った。

　6月14日、孫さんは道里区裁判所によりオンラインで審理が開かれた。孫さんは懲役5年、罰金5万元の判決を言い渡された。孫さんは判決を不服とし、ハルビン市中級裁判所に控訴したが、原判決を維持された。　

　法輪功を学ぶ前、孫さんは関節リウマチ、心臓病、骨増殖症、胃病、慢性頭痛、婦人病など、複数の病気を患っていた。法輪功を学んでから、孫さんの持病は奇跡的に消えた。家族は法輪功の素晴らしさを目の当たりにした。

　しかし、1999年7.20、中国共産党の江沢民グループは法輪功迫害を引き起こし、メディアを利用して法輪功を誹謗中傷し、嘘で中国の民衆を騙した。孫さんは人々に法輪功迫害の真実を伝えたとして、当局から繰り返し連行、拘禁などの迫害を加えられた。

　以下、孫さんが受けた迫害の事実

　2000年6月1日、孫さんは自宅で『轉法輪』を読んでいたところ、寧安市の第一派出所の警官に連行され、留置場に15日間拘束された。同年6月21日、孫さんは寧安留置場に15日間拘束された後、警官に「保証金」の名目で5000元を強要された。

　2008年4月22日、孫さんと3人の法輪功学習者は街で法輪功の資料を配布したとして警官に連行され、東京城林区留置場に送られた。留置場で孫さんは囚人服を着なかったため、警官に手足を縛られ、裸足のまま24時間独房に入れられた。2008 年6月4日、孫さんは寧安留置場に移送され、残酷な拷問を受けた。

拷問の再現：小さい椅子に座らされる

　2008年、牡丹江市寧安市裁判所は孫さんと4人の法輪功学習者に不当判決を宣告した。孫さんは懲役5年6カ月の判決を受け、2009年1月21日に黒竜江省女子刑務所に収容された。刑務所で、孫さんはあらゆる拷問を受けた。強制洗脳や小さなプラスチックの椅子に座らされ、睡眠を奪われ、立たされ、両腕に手錠をかけられて鉄のベッドに繋がれたまま48時間睡眠を許されなかったことがある。また、長時間の労働も強いられた。刑務所側が法輪功学習者に信念を放棄させるため、刑務官は受刑者に指示し、孫さんたち法輪功学習者の足にプラスチックの洗濯板を縛り付けて足を曲げられないようにし、粘着テープで48時間口を封じ、寝ようとすると木の棒で叩き起こした。ある時、刑務官はガムテープで孫さんの両手を縛り、頭上に上げ、二段ベッドの上段と結びつけたまま、靴の中敷きや靴下を孫さんの口に詰め込み、2日間放置した。孫さんの足は腫れ上がった。2014年3月16日、拘禁期間を終えた孫さんは解放された。

　2016年3月26日、孫さんは寧安第一派出所の警官に連行され、牡丹江市留置場に送られた。

　今年1月28日、孫さんは法輪功迫害の真実を伝えたとして、警官に連行され、再度、判決を受け刑務所に拘禁された。

　黒竜江省女子刑務所は、法輪功学習者を迫害する黒巣である。過去20数年間、同刑務所は数多くの法輪功学習者に残酷な迫害を加え、障害を与え、死亡させた。明慧ネットのデータによると、黒竜江省女子刑務所で迫害された、法輪功学習者・畢云萍さん(2002年)、王穎さん(2003年)、郭美松さん(2003年)、曲傑さん(2004年)、劉倩倩さん(2005年)、杜景蘭さん(2005年)、李海燕さん(2005年)、肖淑芬さん(2006年)、陳偉君さん(2007年)、倪淑芝さん(2007年)、金春仙さん(2007年)、王芳さん(2009年)、張雅琴さん（2010年）、劉徳清さん（2011年）、李雅茹さん（2011年）、趙碧旭さん（2012年）、王秀悦さん（2012年）、婁偉明さん（2012年）、楊瑞芹さん（2016年）、劉玲玲さん（2017年）、王彩雲さん（2018年）、趙春艶さん（2018年）、李秀芹さん（2018年）、楊立華さん（2019年）、王芳さん（2020年）、蘇雲霞さん（2021年）、劉亜芹さん（2021年）は死亡した。

　今年も同刑務所で法輪功学習者・滕淑麗さん、費淑芹さん、牟永霞さんの3人が迫害で亡くなったという。

　（孫さんに対する多くの迫害の事実は明慧ネットで参照）