　【明慧日本2024年1月7日】北京市平谷区在住の法輪功学習者・李淑偉さん（70代女性）は、法輪功を実践したとして、2023年11月、当局に懲役1年6カ月の不当判決と3,000元の罰金を言い渡された。李さんは現在、医療仮釈放中である。

　李さんは法輪功を実践する前に持病があったが、法輪功を実践してから心身ともに元気になった。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

　警察は2022年に李さんを連行して以来、何度も李さんの拘束を試みたが、健康状態が悪かったため拘束しなかった。

　2022年7月のある日、李さんは漁陽派出所の警官らに連行され、自宅を家宅捜索された。翌日、李さんは警官に地元の拘置所に連行された。李さんは発熱があったため、入所しなかった。警察は李さんを保釈した。

　2023年5月下旬頃、漁陽派出所と平谷区公安局は共同で平谷区検察庁に李さんの案件を提出し、同検察庁は李さんに5月30日に警察に出頭するよう通知した。李さんは体調が悪かったため出頭しなかった。

　2023年6月初旬、検察庁の3人が李さんの自宅に現れ、数日前に李さんの自宅に李さんの訴訟を届けたかどうかを確認した。

　漁陽派出所の警官4人が2023年6月9日に李さんの自宅に侵入し、李さんを地元の拘置所に連行した。健康診断の結果、李さんは重篤な病気に患っていることが判明したため、李さんは入所しなかった。その後、警察は李さんを釈放したが、住居監視下とした。

　平谷区検察庁は8月9日に李さんの案件を平谷区裁判所に移した。裁判所は李さんを数回召喚した。その中には8月22日、李さんに対する有罪弁護をするため、李さんは裁判所に指定された弁護士と面会するように言われた。李さんはまた、すべての尋問記録に署名することを強制された。

　李さんが裁判を待っている間、警察は李さんを地元の拘置所に入所さようと3度試みたが、李さんは健康状態が悪いため依然として入所を拒否された。

　平谷区裁判所は、2023年10月初旬頃に李さんに懲役2年の不当判決を言い渡し、刑務所外での拘禁を通知した。李さんは控訴し、中級裁判所は刑期を1年6カ月に減刑したが、罰金3,000元を言い渡した。

　2023年11月12日頃、警察は中級裁判所の命令に従い、地元の拘置所で拘禁するよう李さんを再び拘留した。しかし、李さんは体調不良を理由に入所しなかった。その後、警察は李さんを医療仮釈放で釈放した。

　以前、李さんは2008年に実刑判決を受けており、湖北省武漢市の刑務所で拘禁され18カ月間拷問を受けた。李さんは 2010年2月３日に釈放された。李さんの長男は当局の嫌がらせに耐えられずうつ病を患い、未だに治っていない。