【明慧日本2024年4月15日】(前文に続く)
二、3月、60歳以上の学習者23人に不当判決
明慧ネットの統計によると、2024年3月、60歳以上の年配学習者23人が不当な判決を宣告されたことがわかった。内訳は80歳から90歳までが2人、70歳から80歳までが9人、60歳から70歳までが12人となっている。 最高齢者は80歳以上である。
名前 | 省 | 市 | 区県 | 不当刑期 | 裁判所罰金 | 年齢 |
陳恵英 | 陝西省 | 漢中市 | 勉県 | 1年 | 80 | |
名前不詳 | 四川省 | 南充市 | 南部県 | 3年6カ月 | 80 | |
朱瑞英 | 安徽省 | 合肥市 | 1年 | 78 | ||
楊素霞 | 陝西省 | 漢中市 | 漢台区 | 1年 | 77 | |
応愛雲 | 浙江省 | 麗水市 | 縉雲県 | 4年 | 75 | |
馬艶華 | 河北省 | 秦皇島市 | 山海関区 | 3年6カ月 | 72 | |
馬淑華 | 黒龍江省 | ハルビン | 4年 | 72 | ||
胡小鹿 | 北京市 | 延慶区 | 2年6カ月 | 4000 | 71 | |
孫淑雲 | 黒龍江省 | ハルビン | 6年 | 70 | ||
馮敬友 | 湖南省 | 長沙市 | 寧郷市 | 1年 | 5000 | 70 |
張翠鳳 | 遼寧省 | 普蘭店市 | 7年 | 70 | ||
翟亜男 | 安徽省 | 合肥市 | 廬陽区 | 4年 | 69 | |
吕永珍 | 吉林省 | 長春市 | 3年 | 69 | ||
孫方雲 | 安徽省 | 合肥市 | 8个月 | 68 | ||
張素華 | 山西省 | 忻州市 | 五台県 | 3年 | 68 | |
常海花 | 山西省 | 忻州市 | 忻府区 | 5年 | 68 | |
余発全 | 四川省 | 楽山市 | 犍為県 | 4年 | 5000 | 68 |
鄭玉明 | 吉林省 | 徳恵市 | 7年 | 67 | ||
楊順梅 | 北京市 | 海淀区 | 2年 | 65 | ||
丁乾 | 寧夏 | 銀川市 | 1年6カ月 | 5000 | 63 | |
朱美玲 | 広東省 | 揭陽市 | 恵来県 | 3年 | 62 | |
陳金華 | 貴州省 | 貴陽市 | 3年 | 60 | ||
石文 | 遼寧省 | 撫順市 | 望花区 | 1年 | 60 |
一部の迫害の実例
1、河北省秦皇島市の馬艶華さんに懲役3年6カ月の不当判決
河北省秦皇島市の山海関区の学習者・馬艶華さん(72歳女性)は、今年3月1日、撫寧区裁判所に懲役3年6カ月の判決を言い渡された。現在、馬さんは石家荘市女子刑務所に拘禁されている。
情報筋によると、山海関区東街派出所と撫寧区検察庁、撫寧区裁判所は結託して、馬さんに数年前から濡れ衣を着せようとしていたという。
馬さんは遼寧省阜新市の出身で、後に秦皇島市に移り住んだ。20年以上リウマチに悩まされ、胃にも深刻な問題を抱えていた馬さんは、1996年7月、法輪功を学び始め、真・善・忍を基準として、善良な人間になるよう自分に要求した。法輪功を学んで1カ月後、馬さんはすべての持病が消え、「私は本当に病気がなくなり、体が軽い状態になりました」と喜んでいた。
しかし、1999年に中共による法輪功への迫害が始まって以来、法輪功を学び続けたとして、馬さんは数回も連行・拘禁され、労働教養処分3年以上を科された。労働教養所で馬さんは殴打、侮辱、体罰、睡眠の剝奪、強制的な灌食、正体不明な薬物の注射など、残酷な迫害を受けた。
2、法律に基づき訴訟を起こした馮敬友さん 懲役1年の不当判決
湖南省長沙市にある寧郷市の学習者・馮敬友さん(70)は、夏鐸舗鎮派出所の所長・曽旭らの違法行為を告発したとして、2024年3月8日、寧郷市裁判所により懲役1年の有罪判決と罰金5000元を言い渡された。馮さんは上層の裁判所に控訴する予定である。
2023年3月12日午前8時頃、馮さんが家を出た途端、寧郷市夏鐸舗鎮派出所の所長・曽旭らに遮られ、捜査令状も提示されず、いかなる法的文書もないまま、手錠をかけられ、家宅捜索を受けた。何も見つからなかった状況下で、警官は馮さんを夏鐸舗鎮派出所に連行し、尋問を行い、外で法輪功迫害の実態を伝えたため通報者がいたと主張した。その後、警官は書類を捏造して、馮さんを10日間拘束した。馮さんが協力しなかったため、作成されたすべての資料には馮さんの署名や、指紋などが一切なかった。
2023年4月24日、曽旭らは再び馮さんの自宅に侵入し、同じ口実で馮さんを寧郷市留置場に連行し、暴力を用いて馮さんを押さえつけ、不当な尋問を行った。馮さんは罪を犯していないと何度も訴えたが、警官は独自に資料を作成し、前回と同じように署名や指紋も採取せずに、馮さんを拘束した。
曽旭らは、馮さんに対する逮捕状を発付させるため寧郷市検察庁に資料を渡した。5月23日、寧郷市検察庁は、「程度が軽い、事実が不明確である」と判断し、「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで馮さんを釈放した。
帰宅後、馮さんは法輪功を学び、真・善・忍を実践することは間違っておらず、ましてや罪を犯したわけではなく、このような迫害を受けるべきではないと感じた。そして馮さんは、曽旭らの行為が自分の人権を著しく侵害しており、犯罪にあたると考え、2023年12月18日、職権乱用、不法捜索、不法住居侵入などの罪で寧郷市検察庁に曽旭らを告訴した。寧郷市検察庁は、法的文書が不足している、書類を補わなければならないと言った。馮さんはその日の午後、夏鐸舗鎮派出所に行き、拘束された時の法的手続きを示すよう求めた。しかし、夏鐸舗鎮派出所は法的文書の提出を拒否し、馮さんを脅迫した。
翌日の12月19日、馮さんは状況を反映するため寧郷市公安局と寧郷市政府請願事務局に書類を提出したところ、寧郷市610弁公室、寧郷市公安局国保、および夏鐸舗鎮派出所の警官らに連行された。
2023年12月19日の当日、夏鐸舗鎮派出所は案件の公文書を長沙市望城区検察庁に手渡し、望城区検察庁は同日逮捕状を発付した。2024年1月17日、案件の公文書は望城区検察庁により長沙市望城区裁判所に渡された。
2024年3月8日、馮さんは寧郷市裁判所により懲役1年の有罪判決と罰金5000元を言い渡された。馮さんは上層の裁判所に控訴する予定である。
3、天津市の焦麟恵さんに、不当に懲役2年の判決
天津市の年配学習者・焦麟恵さん(女性)は、2023年5月9日、現住所の山東省龍口市の自宅で龍口市公安局東江派出所の警官に連行され、拘禁された。警官らは焦さんの自宅のドアを壊して押し入ったという。2024年3月12日、焦さんは龍口市裁判所により懲役2年の実刑判決を言い渡された。
天津市大港区出身の焦さんは、1999年3月に法輪功を学び始め、「真・善・忍」の基準に従って自分を律し、より良い人になるよう努力し、心身ともに恩恵を受けた。
法輪功(法輪大法とも呼ばれる)は、中国社会で1992年に李洪志先生によって公に伝えだされた佛家修煉大法である。法輪功は、宇宙の特性「真・善・忍」を原則とし、緩慢で、優美な5式の功法の動作がある。修煉者は短期間で心身の浄化と道徳の向上を達成することができるという。
焦さんは2023年5月9日、自宅に押し入った東江派出所の警官に連行され、煙台留置場に拘禁された。11月1日、焦さんに対する裁判が行われ、裁判側は当事者と弁護士の質疑をしているにもかかわらず、わずか30分で早々に終了した。
12月26日、龍口市裁判所で再び焦さんに対して裁判を起こした。当日、法廷では判決を宣告しなかった。
今年3月12日、龍口市裁判所により判決書が下され、懲役2年の判決だった。
焦さんはかつて、法輪功を学び続けているとの理由で、2回も労働教養処分を科され、天津市板橋女子労働教養所で迫害を受けた。
三、3月、学習者から強要した罰金は総額18万3000元に達した
名前 | 省 | 市 | 区県 | 刑期 | 裁判所罰金 | 年齢 |
于柏清 | 山東省 | 青島市 | 胶州市 | 8年 | 50000 | |
紀金睦 | 山東省 | 青島市 | 胶州市 | 4年 | 32000 | |
郝京明 | 重慶市 | 7年8カ月 | 30000 | |||
丁元德 | 山東省 | 日照市 | 五蓮県 | 3年 | 15000 | |
焦麟惠 | 山東省 | 龍口市 | 2年 | 10000 | ||
李麗 | 山東省 | 青島市 | 平度 | 3年 | 10000 | |
時応吉 | 北京市 | 延慶区 | 4年 | 8000 | 50 | |
馮敬友 | 湖南省 | 長沙市 | 寧郷市 | 1年 | 5000 | 70 |
丁乾 | 寧夏 | 銀川市 | 1年6カ月 | 5000 | 63 | |
余発全 | 四川省 | 楽山市 | 犍為県 | 4年 | 5000 | 68 |
温永樹 | 雲南省 | 昆明市 | 3年 | 5000 | 56 | |
胡小鹿 | 北京市 | 延慶区 | 2年6カ月 | 4000 | 71 | |
王玉富 | 四川省 | 楽山市 | 犍為県 | 1年 | 2000 | |
範恵英 | 四川省 | 楽山市 | 犍為県 | 1年執行猶予2年 | 2000 | |
合計 | 18万3000 |
一部の迫害の実例
1、元重慶少佐で学習者の郝京明さんは、2023年7月3日、故郷の山東省青島平度市で警官により不当に連行され、平度市留置場に拘禁された。情報筋によると、郝さんは懲役7年8カ月と3万元の罰金を言い渡され、平度市の学習者の趙有功さんは懲役3年6カ月と2000元の罰金を言い渡された。
2、天津市の学習者・焦麟恵さんは2024年3月12日、山東省龍口市裁判所により懲役2年の実刑判決と1万元の罰金を言い渡された。
(完)