【明慧日本2024年5月11日】黒竜江省蘭西県(らんせいけん)在住の法輪功学習者・劉民さん(男性)は、法輪功への信念を堅持したとして、2023年11月、当局に連行され、起訴されている。2024年4月2日、安達市裁判所に懲役3年と罰金1万元(約20万円)の判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
劉さんは2023年11月13日午前9時ごろ、蘭西県公安局の警官らによって自宅で連行された。目撃者の情報によると、その日、5、6人の私服警察官(うち1人は女性)が自家用車2台で劉さんの住む住宅地に降り立ったのを目撃したという。警官らは劉さんを連行したが、午後2時頃に連れ戻した。その後、劉さんの家を家宅捜索し、劉さんの法輪功の書籍を押収し、蘭西県の拘置所に連行した。15日後、警官は劉さんを蘭西県の別の拘置所に移送し、現在もそこに拘禁されている。
警察は劉さんに不利な証拠を捏造し、蘭西県検察庁に案件を提出したが、蘭西県検察庁は案件を差し戻し、劉さんに対する正式な逮捕状の発行を拒否した。その後、警察と610弁公室は、安達市検察庁に案件を提出した。安達市検察庁は最近、劉さんに対する正式な逮捕を承認するまで虚偽資料の模造をし続けた。
劉さんは連行されて以来、家族との面会を拒否されている。劉さんの88歳の母親は蘭西県の拘置所に劉さんを訪ねたが、「あなたは年齢が高すぎるので息子には合わせられない」と言われ、年老いた母親はがっかりしている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)