【明慧日本2024年5月21日】遼寧省錦州市の張秀琴さん(61歳女性)は、今月10日、凌海市裁判所から懲役6年、罰金1万2000元の判決を言い渡された。判決を不服とした張さんは控訴をする予定。
今年4月11月、法輪功を学び続けている張さんは、法輪功学習者・王志霞(73)さんと別々に凌海市裁判所で不当な裁判を受けた。
明慧ネットの統計によると、凌海市裁判所は、2022年、2023年の2年間で少なくとも47人の法輪功学習者及びその家族に判決を下したという。
張さんは1月17日、錦州市鉄東市場付近にある明星住宅街で、古塔公安分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官に尾行されて連行され、家宅捜索をされた。その後、濡れ衣を着せられた張さんは凌海市検察庁に送検された。そして、検察庁が張さんを同市裁判所に起訴した。
王志霞さんは、錦州北鎮市青堆子鎮に住んでおり、自宅で半身不随の夫の介護をしている。今年1月12日、王さんは青堆子鎮での集会に出席していたところ、青堆子鎮派出所の警官に連行されて家宅捜索をされた。その後、錦州女子留置場に拘留されたが、糖尿病の症状が現れ、血圧が260㎜Hgと高く、降圧剤を飲んでも200㎜Hg前後になっていた。
4月11日午前10時、王さんは凌海市裁判所に裁判にかけられた。法廷で弁護士がいなければ、傍聴する親族の姿もいなかった。裁判は30分で早々に終った。その場で判決の結果を宣告しなかった。
同じ日の午前10時35分、張さんも凌海市裁判所で裁判を受けた。代理弁護士と家族の弁護人は法律に基づいて、張さんの無罪を主張した。張さんは自己弁護で自分が無罪だと述べた。昼12時、裁判が終わったが、判決は宣告しなかった。
中国共産党は25年以上にわたって、是非を転倒し、善を修める法輪功学習者に対して残酷な迫害を行ってきた。警官は法輪功学習者を連行したり、家宅捜索をしたりし、多くの法輪功学習者とその家族に大きなダメージを与え、国と国民にも大きな災難をもたらした。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)