【明慧日本2024年5月22日】(明慧ドイツ/ミュンヘン記者・高思羽)法輪功学習者(以下、学習者)のパレードを見て、「とても前向きで、とても美しいです! 誠意と明るい色彩、前向きなエネルギー、そして温かい笑顔、このすべては世界が必要としているものです」と話したのは、ミュンヘン旧市街の、ある喫茶店で休憩していた企業家のベティ・グラフさんで、心の底から称賛した。
グラフさんはさらに、「その明るい金色(衣装)は、太陽の光のようでした。彼らの毅然とした表情と集中、演奏される音楽、そして、整然とした隊列から私は希望を感じました」と付け加えた。
ドイツとヨーロッパ各国の多くの学習者は5月11日、ドイツ南部の最大都市であるミュンヘンで大規模な集会とパレードを行い、市民とともに「世界法輪大法デー」を祝った。
ミュンヘンのカールスプラッツ・シュタクスで行われた世界法輪大法デー祝賀イベントの様子 |
祝賀イベントは、カールスプラッツ・シュタクスでの集会から始まった。学習者はこの日のテーマである「第25回世界法輪大法デー」を祝うことを道行く人々に紹介し、法輪大法を修煉することで得た心身両面の恩恵について分かち合った。天国楽団、腰鼓チーム、獅子の舞チームの披露は、祝祭の雰囲気を作り出しただけでなく、人々の気持ちも高揚させた。
法輪功の功法を実演する学習者 |
人々がその場で法輪功の動作を学んでいる様子 |
腰鼓チームの演出は、華やかな雰囲気を作り出した |
法輪大法について知ろうとする人々 |
イベントに先立ち、多くのドイツの要人が祝電を送った。そして、イベント当日、キリスト教社会同盟ハーグ地区の党首で、地元議員でもあるベネディクト・フレクセダー氏が学習者への支持を示すために出席し、スピーチを行った。
地方議員:「『真・善・忍』を特徴とする世界を築こう」
キリスト教社会同盟党首のベネディクト・フレクセダー氏 |
地方議員のベネディクト・フレクセダー氏は、スピーチの中でこう語った。「今日、ミュンヘンで、私たちは法輪大法の『真・善・忍』が体現した平和、寛容、および和気藹々の価値観を称えます。また、学習者が数多くの妨害と、厳しい迫害の中で示した揺るぎない忍耐と、不屈の精神を心に刻みましょう。今日、私たちはここに集まり、世界各地の学習者を応援し、正義と自由のために声をあげたいと思います。今日という日が、人権と尊厳を重んじ、『真・善・忍』を特徴とする世界を築くために、私たちを奮起させる日でありますように!」
また、フレクセダー氏は明慧記者に、「一つの政権として、どうしてここまで人権を踏みにじることができるのでしょうか?」と話した。そして、政界でより多くの人々が中共に注目し、適切に交渉できるよう働きかけ続けることを約束した。さらに、彼は一般市民も手を差し伸べて支援することを望んでおり、中国の人々に「自分の目で見て、偏見を持たず、自らの思考で判断し、人と交流することです。(海外に)旅行する際は情報を得ることができて、それを中国に持ち帰ることもできます。常にオープンな姿勢で偏見を持たず、積極的に交流を求めることがとても重要です」と、真相を知ることを勧めた。
「法輪大法は私の考えを確固たるものにした」
広場には二つの情報ブースが設置されており、多くの人は学習者に話しかけ、詳しい情報を求めた。
大学で交換留学を担当しているズドラフカ・ブラウティガムさんは、夫と一緒にミュンヘンに遊びに来て、祝賀イベントを見た。ブラウティガムさんは、「とても美しくて穏やかな集会です。今ではめったに見られません」と話した。
法輪功が人々に「真・善・忍」に従うよう教えていることを知り、彼女はこう話した。「これは私にとってとても美しいことです。私たちはみなこの功法を学び、自分の心を浄化すべきです。誰もが他人の間違いに着目するのではなく、自分自身の非を探すことから始めるべきです。私はそうしてきました。法輪大法を知った今、私の考えはさらに強くなりました。これからもそうしていくつもりです」
また、ブラウティガムさんは学習者を支持する嘆願書に署名しただけでなく、当日の集会をミュンヘンを訪れたことへの歓迎の礼として受け取ったという。「また新しく素晴らしいことを学ばせてもらったからです」と言った。
観客:「真・善・忍」を称賛
パレードはミュンヘン旧市街と三つの王宮通りを通過した |
集会の後、学習者は市庁舎のあるマリエン広場に向かってパレード行進を始めた。隊列は欧州天国楽団を先頭として「世界法輪大法デーを祝おう」と書かれた大きな横断幕を掲げるチームが続いた。
掲げられた旗、功法の実演、および色とりどりの横断幕は、人々に法輪大法の素晴らしさと、大法が世界中に広く伝っているメッセージを示した。
2回目の集会にも、広場に多くの人が集まった |
多くの通行人は資料を受け取った後すぐに読んだ |
パレードは、旧市街を一周し、ミュンヘンの四つの王宮通りのうちの三つおよびオデオン広場(コンサートホール広場)など、市中心部で最も賑やかな場所を通過した。マリエン広場に到着した後の2回目の集会は、多くの観衆を引き寄せた。中には中国人観光客もおり、イベントの壮大さに感嘆の声を上げる人もいれば、親指を立てる人もいた。
ファッションデザイナーのナルギスさんは、「『真・善・忍』はとても良いものです。誰にとっても、現在や未来にとってもとても良いものです。これからの生活に役立てたり、より多くの人と分かち合ったりすることもできます」と言った。
技術関係の仕事をしているカショーさんは、初めて法輪功のことを知ったという。学習者が従っている「真・善・忍」の基準を聞いた彼は、「『真・善・忍』はとても賢明で示唆に富んでおり、私たち全員が従うべきものです」と話した。
カショーさんと同行したニチマンさんは、「彼ら(法輪功学習者)が支持を必要としていることを知っています。私たちは彼らに友好的に接するべきだと思います」と言った。
共に迫害を制止する
同日、署名活動も行われた。集められた署名はドイツ連邦議会に提出し、法輪功への迫害を制止するドイツ政府に協力を求めるものである。
実業家のアンドレ・アヴェルディークさんは活動に賛同し、署名後こう話した。「私はドイツ国民です。署名が一定の数に達したら、ドイツ連邦議会は提起された問題に対処しなければなりません。この問題はドイツでも扱われるべきで、政治家たちができる限り行動を起こし、人々(法輪功学習者)が尊厳を持って生活できるようにすべきです」
また、アヴェルディークさんは、自分が知った情報をより多くの人と分かち合いたいと考えているという。「これは重要な話題です。生体臓器狩りなど、私たち西洋人には想像もつきません。もっと多くの人に知ってもらい、ともに問題の本質に焦点を当てる必要があります」と言った。
イベントの後、祝賀行事の映像がSNSで拡散されていくにつれ、より多くの人が法輪大法を知った。
地方議員のベネディクト・フレクセダー氏は、この日のイベントについてフェイスブックにメッセージを投稿し、祝賀の様子を皆さんと共有するとともに、中国で今も続いている学習者への迫害について伝えた |