法難
 

 大法弟子が師父に付き従い衆生を救い済度することは歴史の必然であり、皆さんが先史時代に交わした誓約でもあり、さらには宇宙の創立以来、かつてなく偉大で神聖な栄光でもあります。しかし、その過程は困難と危険が伴っています。大法弟子が人類に見せた洪大な慈悲は人類には理解しがたいものです。大法弟子が迫害に反対し人を救っている時、人類の背後にあるそれらの悪霊が人間を指図し、人類の何らかの理由を見つけ、大法弟子と私を抑圧し、迫害するのです。

 中国で1999年に起きた法難は今日まで続き、アメリカや全世界においても終了していません。人を救いたければ、人間が歴史上に造った業力を刺激し、魔は人間の業力を利用して随時随所、妨害や破壊活動を働くのです。大法弟子は師父に付き従い人を救っていると同時に自分自身を済度し、自身の業力を消しているため、魔は大法弟子自身の業力を利用して大法弟子が人を救うことを妨害するのです。救われた世の人は自分の力で歴史上に残したすべての罪業を償うことができないため、神がその一部を善解しますが、本人も一部の業力を消し、師父である私も人間のために一部の業力を肩代わりしてあげなければなりません。救われる生命が多ければ多いほど、師父が受け持った業力が大きくなります。大法弟子は迫害に反対する過程で、少しでも油断すれば魔難がやってきます。

 現在、大法弟子が運営するメディアに起きた問題は、主に学習者自身が正しく行わなかったためです。しかし、人類の背後にある他の空間に由来する要素もあります。迫害に反対する活動は、資金がなければうまく進まないため、資金づくりをしようと考え、不適切なところがあってもアメリカ政府は理解してくれるだろうと考えたのです。これはあなたたちの勝手な思い込みです。臓器狩りや迫害による死者が毎日出ている状況を前に、この資金を他の目的ではなく迫害に反対するために使うなら、問題ないだろうと思ったのです。しかし、忘れてはいけないのは、大法弟子はいつになっても自分の道を正しく歩んではじめて問題が起こらなくなるのです。

 実は、私たちが人を救っている今、まだ15%の業力が消されていません。これは衆生を救っているこの20数年間、蓄積されたものです。とても巨大な業力であり、私には分かっています。ですから、私が直面するであろう巨大な圧力と、耐えることは、一つまた一つとやってきます。人を救うことは難しいことであり、これは口で言うほど簡単なことではありません。そのため、人を救う聖徒である「神韻芸術団」も狙われています。

 大法徒にとって、中共の邪悪で強力な宣伝機器を前に、中共政権が全国の力を結集させ全方位で弾圧している状況下で、中国大陸以外の地区にいる大法弟子の人数が非常に少ないため、親たちは子どもを連れて一緒に迫害に反対する活動に参加しています。より有効的に迫害に反対するため、飛天学校は教科の勉強のほか、子どもを芸術家に育成する取り組みを始めました。非暴力的な方法で迫害に反対し、中共が執政する前の中国を現し、人々に中共をはっきりと認識させ、迫害を暴露し、末後に神が人を救っているというメッセージを伝えています。公演中、良いエネルギーで世の人々の災難を解消したのです。アメリカ人と全世界が受益しています。つまり、大法の全ての人が迫害に反対することに取り組んでいるのです。

 中国では、大人も子どもも魔難の中にいます。子どもも刑務所に入れられ、迫害で亡くなった子もいます。神韻ダンサーの一部は実習中の学生であり、彼らの親は子どもが勉強しながら迫害に反対することに参加できるよう望んでいます。子どもを飛天学校に入学させたのもこのためです。入学時、学生たちが入学目的について聞かれたとき、皆師に手伝って人を救いたいと返答しています。皆が神韻公演に参加し、中共による迫害を暴露し、中国大陸にいる同修を助けたいという強い意志を持っています。人を救い迫害に反対することは、我々にとって大人も子どももその責任があります。中には固い意志をもって臨んでいる子どももいます! 実は迫害に反対することは我々修煉団体内部のことであり、政府や各大企業も含めて、誰も助けてくれません! この状況でさえ、裏で世の人をそそのかして神韻が未成年者をダンサーとして働かせていると攻撃している人がいます。実はこれは育成の一環です。この歴史上前例のない迫害を前に、我々全員が迫害に反対することに参加するしかありません。これを口実に神韻を弾圧するのであれば、アメリカはまだアメリカと呼べるのでしょうか?

 実は法難は地域の違いによって終了するということはありません。表れ方が違うだけです。法難の中で最後に残る生命と淘汰される生命を選択しているだけで、大法弟子の中で合格できる人とそうでない人も選択しています。

師 李洪志
二〇二四年六月五日

 
(中国語:https://minghui.org/mh/articles/2024/6/5/478449.html)