【明慧日本2024年6月20日】遼寧省葫芦島市(ころとう-し)在住の法輪功学習者・李明華さん(71歳女性)は、2023年7月11日、妊娠中の娘に会いに浙江省杭州市へ行く際、北駅で保安検査を受けていたところを連行された。2023年11月14日、連山区裁判所に懲役1年の不当判決を言い渡された。2024年6月、李さんは遼寧省第二女子刑務所に拘禁された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
李さんは、2013 年頃に自分の幼稚園を開くまで、南橋区の私立学校で5年間教えた。李さんは法輪功を学ぶ前、片頭痛と足の痛みに悩まされていた。李さんは腕を上げることもできず、ましてや家事をすることもできなかった。しかし、李さんの症状は2011年に法輪功を学び始めてから6カ月も経たないうちに消え、再び家事をし、孫の世話を手伝うことができるようになった。李さんの息子嫁は「姑は素晴らしい母です」と言った。
事件の経緯
2023年7月11日、警官らは李さんの家の鍵を奪って李さんの家を家宅捜索した。警官らは李さんの家で100枚以上の真相紙幣(紙幣に迫害の真相を書いたもの)と50冊以上の法輪功の本を押収したあと、季屯派出所の警官を呼んできた。
警官は午後9時過ぎに李さんを帰宅させた。李さんが法輪功の本の返却を求めたところ、季屯派出所にはすべての本があると言われた。
李さんは翌日、季屯派出所に行き、本の返却を求めた。警官は代わりに李さんを連行し、それ以来、李さんを拘禁している。
李さんの家族は釈放を求めて派出所へ行った。李さんの家族は事件を担当した警官にこう言った。「母はもう70歳です。母を解放してください!」。警官は「派出所では、かつて89歳の住民を拘禁したことがある。2022年8月19日に他の地元の法輪功学習者4人を逮捕し、そのうち3人に判決を言い渡した」と答えた。
2023年9月5日、李さんの法定代理人は葫島市南票区検察庁の事件管理課に電話をし、検察官が誰であるかを尋ねたが、事件管理課の職員は李さんの案件はまだここに移送されていないとさまざまな言い訳をした。
2024年6月14日、李さんの親戚が衣類を届けるため葫島拘置所に行った際に、李さんは、2023年11月14日、連山区裁判所に懲役1年の不当判決を言い渡されたことを知った。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)