【明慧日本2024年6月22日】江蘇省蘇州市在住の法輪功学習者・廖于傑さん(29歳男性)は、法輪功を学んだため、中共当局に15日間拘留された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
2024年4月2日の夜、廖さんは住宅街で法輪功に関する情報資料を配布し、翌朝住民がその資料を発見したため警察に通報した。
4月3日の午前9時30分、横塘派出所の20人以上の警官、高新区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官ら約10人が廖さんの自宅に押し入った。警官らは廖さんの自宅を家宅捜索し、法輪功の書籍3冊、携帯電話6台(2台は廖さんのもの、1台は妻のもの、3台は母親のもの)、デスクトップパソコン、妻のノートパソコン、フラッシュドライブ3台、ハードドライブ1台、プリンターを押収した。
尋問のため、廖さん家族3人は警官らに事件処理センターに連行された。警官が廖さんを尋問した。廖さんは質問に答えることを拒否し、蘇州市警察の若い警官が尋問を引き継いだ。廖さんは依然として従わなかったため、高新区国保の職員約5人がやって来た。そのうちの1人は、10年以上前に新疆ウイグル自治区から江蘇省に転任され、法輪功の事件を専門に扱ったと自慢していた。
廖さんは、尋問に従わなかったため、1人の警官が家族までも起訴すると脅した。警官は同日午後10時以降、廖さんの妻と母親を釈放した。廖さんは15日間の拘留の後に釈放された。押収品の返還を求めたが、警官が返還したのは携帯電話4台のみである。警官は、刑事拘留中であるため、押収品の保管期間に制限はないと主張した。