【明慧日本2024年6月25日】オランダでは、法輪功学習者(以下、学習者)は毎週ユトレヒト中央駅にインフォメーションブースを設置し、年間を通じてリーフレットを配布している。そして、五式の功法を実演し、中国共産党(以下、中共)による学習者への迫害と、学習者からの生体臓器収奪に反対する請願書への署名活動を行っている。
ユトレヒト中央中央駅前の法輪功活動拠点での活動 |
2024年5月から6月にかけて、学習者はユトレヒト中央駅でいつものように法輪功迫害の実態を伝えている。多くの通行人が足を止め、署名をして学習者への声援を表明した。そして、多くの人が学習者を支援することを選択した心のこもったエピソードを語った。
大学生「人々には信仰の自由があるべき」
6月2日、大学生のルーカス・プールさんは、中共が人々の修行を許さず中国で起きている恐ろしい犯罪の実態を知り、それに比べれば、オランダ人が請願書に署名するのは小さな努力にしか過ぎないという。「そう、これは(中共によって押し付けられた)無神論であり、人々は政府によって抑圧されています。あなたは当然、人類にこのようなことが起こってほしくないはずです」 とプールさんは言った。
法輪功は真・善。忍を唱えており、修煉者はこれを道徳の指針としている。プールさんは、学習者はこれらの価値観を自由に実践することが許されるべきであり、信仰のために迫害されるべきではないと話した。
プールさんは、「もちろん、人は自分のしたいことをし、自分の願いに基づいて信仰と生活をし、しかし、これは中国ではできないのです」と語った。
心理学者「法輪功は人々の心に平静をもたらす」
5月19日、心理学者のフェムケ・ウルフさんは迫害の実態を知り、中国の学習者が自分たちの信仰を守るために迫害されていることに衝撃を受けた。
心理学者のフェムケ・ウルフさん |
「権力のために、あるいは意見の相違のために、人々がこのようなことをするのはとても好ましくないことだと思う。誰もが自由に生活することが許されるべきで、これはとても重要なことです」とウルフさんは話す。
学習者がユトレヒト中央駅前で坐禅しているのを見て、ウルフさんは、「とても素晴らしい」と言い、「あなたがあのような内心の平静を見出すことができれば、それはとても素晴らしいことです。特に今日の社会では、すべてがとても速く発展しています。誰もがより多くのものを求め、物質主義や経済主義を崇拝しています。しかし、一つだけ確かなことは、人は最初から最後まで(正しいことを)貫くべきだということです」と言った。
彼女は真・善・忍は人々に利益をもたらすという。「人生において、これらの原則に従うことはとても大切だと思います。すべての人がうまく実践できるかどうかは分かりませんが、坐禅したり、思考したり、意識的にそうすることで、(真・善・忍を)よりよく遵守することができます。だから、私は、(法輪功は)とてもいいものだと思います」と語った。
「真・善・忍はとても重要」
ジツェ・ダニエルスさんはフローニンゲン大学で歴史学の博士号を取得。彼は法輪功迫害の実態を知り、すぐに請願書に署名し、そして中国で進行中の法輪功への迫害が非常に深刻であり、非常に憂慮すべきだと思い、この請願書に署名したという。
歴史学者のツェ・ダニエルズさん |
「(この迫害が)これほどひどくなっているのは、特に中国国内での報道、その報道において、かなりの程度、誰も気にしていないことです。(中共の迫害が)西側諸国でも議題に上ることは非常に重要であり、中共に圧力をかけ、隠れてできないようにする、そうしなければ、自由自在に迫害し続けるのは当然のことになってしまいます」とダニエルズさんは話す。
ダニエルズさんは法輪功と坐禅を知っていたという。彼は、「私は中共による法輪功迫害については少し読んだことがあるし、私の知人も法輪功を修煉しています。 法輪功は非常に中立的で平和的な生き方であり、彼らを迫害する理由はなく、だから、中国で起きていることは一種の犯罪行為です」と話した。
法輪功の核心的価値観について話すとき、ダニエルズさんは、真・善・忍はとても重要であり、それは、人々が社会で睦まじく付き合うのに役立つという。
ダニエルズさんは続けて、「中共政府はこのような価値観に反対しているので、だから中国人が声を上げることは非常に重要だと思います」と言った。
ダニエルズさんは中国の法輪功への迫害について友人と話し合い、嘆願書を転送したという。