【明慧日本2024年6月29日】湖南省永興県在住の法輪功学習者・鄒瑞珠さん(77歳女性)は、法輪功を学んでいるとして5月7日、地元の警察に連行された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
4月17日午前11時、鄒さんは娘の家に向かう途中、永興県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに不当連行された。彼らは鄒さんを城関派出所に連れて行き、尋問を受けた。
その日の午後、警官らは鄒さんの娘の家を侵入し、鄒さんの家を家宅捜索した。法輪功の書籍、パソコン、法輪功の創設者の肖像画などの私物を押収した。その後、彼らは鄒さんの息子の家を家宅捜索した。
鄒さんは同日遅く、湘永法教育センターに移送され、そこで一連の取り調べが行われた後、拘置所まで連行された。身体検査の基準に満たしていないため、拘置所は鄒さんの入所を断固として拒否した。
4月18日午前1時過ぎに、警察は最終的に鄒さんを自宅まで連れ戻した。家族は鄒さんに代わって2,000元の保釈金を支払うことを強制された。
5月7日、警察は鄒さんの自宅を訪れ、鄒さんを永興県検察庁に連行した。中国では法輪功を犯罪とする法律はないため、鄒さんは事件記録に署名することもビデオ撮影されることも拒否した。警官らが書類に指紋を押そうと鄒瑞珠さんの手を暴力的に掴んで、満足のいく指紋を取得するまでに9回行い、その後、鄒さんの案件は検察に提出され、現在鄒さんは起訴されている。
過去に受けた迫害
2009年10月18日午後2時頃、鄒さんと別の学習者が派出所を通りかかったところを連行した。
2014年7月23日、鄒さんは法輪功の情報資料を配布したことで通報を受け、再び不当連行され、城関派出所に連行され、取り調べを受けた。