【明慧日本2024年7月1日】河北省秦皇島市在住の法輪功学習者・劉長金さん(72歳男性)は、法輪功を学んでいるとの理由で、撫寧区(ふねい-く)裁判所で懲役3年の不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
2023年5月26日、劉さんは住宅団地で法輪功の情報資料を配布したため、住民が警察に通報した。
警官らはすぐに劉さんの家を家宅捜索し、法輪功の書籍や情報資料、プリンターを押収した。劉さんは警官の質問に応じなかったので、秦皇島市拘置所に連行された。警官はその夜、市外に住む劉さんの娘に電話をかけ、娘夫婦は状況に対処するために急いで秦皇島に戻った。
6月7日、劉さんに対する正式な逮捕状が発布されたが、劉さんの娘が雇った弁護士が、劉さんの無罪弁護をした。
6月26日、警官は劉さんを身体検査に連れて行ったが、検査の結果が不合格だったため、その後、劉さんは自宅に送還された。
12月12日、警官は劉さんの身体検査の後、自宅軟禁中の劉さんを釈放し、秦皇島経済技術開発区検察庁に案件を提出し、同日、訴状を撫寧区検察庁に移送した。
2024年2月5日、検察は劉さんを起訴し、撫寧区裁判所に訴状を提出した。
劉さん自身は現在、2024年4月30日に秦皇島市の撫寧区裁判所が署名した判決書と執行通知書を受け取っている。撫寧区裁判所からの執行通知書には、懲役3年(2024年5月17日~2027年5月2日)の判決であると記載されている。劉さんは裁判所の決定に関連する書類への署名を拒否した。劉さんは健康状態が悪いため、拘置所は劉さんの入所を拒否した。劉さんは現在、刑務所外で服役している。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)