【明慧日本2024年7月16日】遼寧省撫順市在住の法輪功学習者・秦増雲さん(66歳女性)は、法輪功を実践していたため、2016年7月22日に不当連行された。その後、南溝拘置所に送られ、後に懲役3年6カ月の不当判決を宣告された。秦さんは2019年4月に遼寧省女子刑務所に移送された。2020年1月21日に釈放されるまでに、拷問の結果、健康状態が極度に悪化した。明慧ネットは秦さんに関する2020年以降の情報を最近確認した。この記事の執筆時点で、秦さんの年金は相変わらず停止され、低所得者手当も拒否された。収入源もなく、秦さんは絶望の中で暮らし、地元当局から頻繁に嫌がらせを受け続けている。
法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
秦さんは拘置所に拘禁されていたとき、命令に従わず強制労働も拒否したため、何時間も立たされることがしばしばあった。秦さんの健康状態は急速に悪化し、結核にかかった。秦さんは咳を頻繁にし、呼吸困難に陥った。ある時、医師は秦さんの胸から4.5リットルの液体を抜いた。健康状態が深刻であったにもかかわらず、裁判所は秦さんの家族による医療上の理由の仮釈放の要請を却下し、秦さんを大北刑務所に移送することを許可した。
刑務所当局は、法輪功学習者に学ぶことを放棄させるために、24時間体制で学習者を監視し拷問する受刑者を任命した。
健康状態が悪かったため、秦さんは刑務所の病棟に拘禁され、当局は信念を貫く学習者に未知の薬物を投与した。当局は学習者の意志を砕くため、神経を破壊する薬を注射し、精神病患者に彼らを虐待するようそそのかした。
秦さんが病棟に運ばれて3日目、看守は秦さんに法輪功を中傷する文章を書かせようとした。秦さんは法輪功を実践した結果、精神的および肉体的健康がどのように改善したかを書いた。看守は秦さんを怒鳴りつけ、暴言を吐いた。看守はまた、秦さんの同房者に秦さんを殴るよう命じた。これらの囚人は秦さんの足の裏と靴の底に法輪功とその創始者に対する中傷的な言葉を書き、地面にも中傷的な言葉を書いて、その上にしゃがむよう強制した。これは秦さんに屈辱を与え、法輪功を侮辱したことに対して罪悪感を抱かせるためのものだった。彼らは精神病患者を連れてきて秦さんを暴行させ、トイレの使用も許可しなかった。秦さんは朝から夜10時までしゃがんだり、じっと立っていなければならなかった。彼らは、信仰を放棄する声明書への署名を拒否した秦さんの指を後ろに曲げ、靭帯を断裂させた。翌日、秦さんの手のひらは腫れ上がり、手は黒くなった。
刑務所内での拷問は秦さんの健康状態をさらに悪化させた。秦さんの胸と脇の下には多くのしこりができた。
秦さんが刑務所で過ごした9か月間、看守たちは秦さんを拷問するためにさまざまな協力者を任命した。彼らの手段はあまりにも残忍だったため、多くの囚人が秦さんに同情した。
法輪功を実践したために迫害されたのは、秦さんだけではない。法輪功を実践していた秦さんの夫は、地域の役人や地元警察による執拗な脅迫と嫌がらせにより、信仰を放棄せざるを得なかった。秦さんの夫はその後癌と診断され、2022年2月15日に亡くなった。