【明慧日本2024年7月26日】山東省威海(いかい)市文登区にある洪雲絨毯工場の従業員である法輪功学習者・田麗莎さん、李淑紅さん、曲愛萍さん、張英明さん、劉明明さん、許長青さん、叢旭さん、連慶玲さん、姜長敏さんの9人は2022年7月20日、威海市公安局の大勢の警官によって連行され、拘禁された。2023年8月24日、栄成市裁判所は9人に対して裁判を行った。9人は判決を不服として控訴したが、威海市中級裁判所により以下の判決結果が下された。
田麗莎さん、懲役9年と罰金5万元
曲愛萍さん、懲役3年6カ月と罰金2万元
李淑紅さん、懲役2年と罰金1万元
許長青さん、懲役2年と罰金1万元
張英明さん、懲役1年3カ月と罰金8千元
連慶玲さん、懲役1年3カ月と罰金8千元
叢旭さん、懲役9月と罰金5千元
劉明明さん、懲役8月と罰金4千元
姜長敏さん、懲役6カ月と罰金3千元
同時に、警官は9人の法輪功学習者から現金36240.52元、1312冊の法輪功関連書籍、『明慧週刊』、パソコン、プリンター、ディスクドライブ、彫刻機、消耗品などの私物を押収した。
洪雲絨毯工場は以前、100人以上の従業員がいて、元工場長・田世洪さんの指導の下、伝統工芸絨毯や壁掛け絨毯をデザイン・生産し、国内外でよく売れていた。この民営企業はかつて地方の税収源だった。田さんは、法輪功を学んでいるため、長期的に監視、嫌がらせ、尾行、連行、拘禁、労働教養処分など、精神的、肉体的な迫害を受けた。その末、2019年11月末、田さんは64歳で逝去した。その後、妻の李淑紅さんと娘さんは絨毯工場の維持に奮闘したが、中国共産党は依然として工場内の法輪功学習者に迫害の手を伸ばした。
2022年7月20日の朝、文登公安局は警官を総動員し、さらに100人以上の機動隊を加え、洪雲絨毯工場に駐屯し、警備員から工場の隅々まで捜索した。2人の警官が1人の従業員に対して監視し、尋問を行った。そのため、怖くて涙を流す女性従業員もいた。7月26日までに、工場には「610弁公室」の人も勤務しており、機動隊が巡回し、責任者や従業員は取り調べを受けた。工場一帯には、法輪功を中傷するスローガンが貼られた。その日、十数人の地元の法輪功学習者が連行された。
工場の法定代表者・李淑紅さん、従業員・田麗莎さん、会計士の劉明明さんが連行され、拘束された。元工場長の娘は48時間拘束され釈放された。従業員1人も12時間拘束され釈放された。工場は娘の管理下で操業していたが、会計のパソコンが警官に押収されたため、賃金の支払いや従業員のカードへのチャージが不可能になった。
2022年8月28日、田麗莎さん、李淑紅さん、曲愛萍さん、張英明さん(男性)は、文登区検察院に逮捕状を発付された。田麗莎さん、李淑紅さん、曲愛萍さんは文登留置場に、張英明は威海留置場に送られた。8月29日、劉明明さん、許常青さん、叢旭さん、連慶玲さん、姜長敏さんは「保釈」された。
2022年12月28日、栄成市検察院は法輪功学習者9人を起訴した。
2023年8月24日、9人の法輪功学習者が栄成市裁判所で裁判にかけられた。法廷で、田麗莎さんは威海市公安局文登公安分局と栄成市検察院が互いに結託して、証拠を捏造したことを暴露し、着せられた罪を断固として否認した。憲法は、国民に信仰の自由、言論の自由などの基本的権利を与えている。しかし、法廷で、法輪功学習者が真実を述べたとき、阻止され、脅迫されたという。