【明慧日本2024年8月6日】(台湾=明慧記・者夏昀)台湾の青年法輪功学習者は7月26日から28日まで、台中市の台中流星花園・幸福楽活区で「明慧子どもサマーキャンプ」を開催した。80人近くの子どもたちが参加し、「真・善・忍」の理念を準則とし、どのように人と接し物事に対処するか、互いに比して学び比して修め、自分の執着心を見つけて取り除き、より善い人間になることを学んだ。
子どもたちは、豊富なプログラムと活動を通して、純真な善念と前向きな考え方で試練に対処し、問題を解決することを学んだ。 多くの子どもが、楽しい休暇を過ごしたと言い、次回もまた参加することを約束した。同行した保護者の中には、「真・善・忍」の理念に賛同し、成長する子どもたちの姿を見て、「これこそ自分が探し求めていたものです」と涙ぐむ人もいた。
集合写真を撮影する子どもサマーキャンプの参加者 |
煉功の動作を学ぶ子どもたち |
毎年、冬休みと夏休みに開催される明慧子どもキャンプには、多くの子どもが参加している。今回は台風12号の影響で1日延期となり、3日間に短縮した。3日間のプログラムには学法、煉功、演劇、チャレンジ活動、編み物、手芸、歌唱法の指導、体験の発表などが含まれる。
自分の執着心を発見し 勇気を得る
もうすぐ中学校1年生になる筠昕(キョン・シン)さんは、何度もこのキャンプに参加しており、「明慧キャンプは本当に好きで、皆さんと楽しく過ごし、新しい友達もできました」と話す。彼女はキャンプに参加するたびに、グループと一緒に坐禅するとき、他の子どもが組んだ足を誰も崩していないのを見て、自分を励まして30分間の坐禅が終わるまで頑張ったという。彼女は毎回、それができたことを喜んでいた。
筠昕さんは、リストバンド編むのが一番好きだという。「間違って編むと、全部バラバラにしてやり直さなければならないけど、でき上がったものはとてもきれい」と言った。 忍耐強く、一生懸命に取り組んだからこそ、でき上がった作品に価値があると彼女は感じた。
筠昕さんは、家では家族と法輪功の経書を学び、「真・善・忍」の法理が彼女の言動の指針になっている。小学5年生になったとき、新しいクラスで最初に話しかけてきた生徒が、いつも彼女に物を送り、人から物をもらうのは良くないと思い、断り方がわからなかったと話した。 彼女は、「でも、クラスメートを断るのは気まずいと思ったのです」と話した。後に、そのクラスメートは彼女の物を取って良くないことをするようになり、彼女のリップクリームを取ってあちこちに塗っていた。彼女は腹が立ったが、表に出す勇気がなかったという。
筠昕さんは法理に従って自分の内に向けて探し、「私には人を拒否する勇気がなかったのです」と言い、それは「メンツを気にする心と恐れる心があったから」だという。彼女は、「クラスメートが私の物に手を出したとき、これまで私に送ってくれた物を返したことになると考えました」と言った。これらの心を見つけた後、彼女は、勇気を得たように感じ、クラスメートとの関係は再び打ち解けた雰囲気になったという。
「真・善・忍」を学び良い人間関係を築く
もうすぐ小学5年生になる煦恩(クオン)君は、3年前に母親と一緒に法輪功を学び始めた。何度か明慧キャンプに参加している煦恩君は、「楽しい活動に加えて、法輪功を学び、他の大法子ども弟子と一緒に法を学び、煉功できるのが好き」だという。
演劇から多くのものを学んだと言う煦恩君は、その中のある役柄から、自分には怠惰への執着があることに気づいた。彼は、「私はベッドにこもりがちで、眠り続けたいのです」と言った。彼はその執着を突破できるように、「これからは父が朝わたしのコンタクトレンズを取り付けるとき、私がすぐに起きられるようになることを願っています」と語った。
今年、クラスの模範生に選ばれた煦恩君は、人望が厚いのは、真・善・忍に基づいて善い人間を目指していることに関係があると考えている。彼は、クラスメートと交流していたとき、意見の違いから喧嘩になった例を話してくれた。「その時は、我慢することを考えずに喧嘩をしてしまいました。後に思い出すと後悔して、率先して彼に謝りに行きました。そして仲直りしました」と言った。
これまでの煦恩君は模範生徒の選挙で、いつも一票の差で落選していたため、 票を数える過程で非常に緊張し、落選したときは非常に惜しい気持ちでいっぱいで、徳と失の心が強かったという。今回の選挙では「模範生になることは重要なことではないと思い、この選挙を淡泊に見るようになりました。結果として当選したのです」と語った。
明慧キャンプに参加するのは6回目で、もうすぐ5年生になる美莹(メイイン)ちゃんは、いつもおばあちゃんと学法をしている。彼女は、「私は明慧キャンプが好きです。みんなと一緒に法を学び、新しい友達もできるし、楽しいプログラムもたくさんあります」と言った。 思考することが好きな彼女は、お兄さんやお姉さんたちから、どのように思考し、どのように真・善・忍を自分の生活で実践するかを教わったことが、一番好きだと話した。
美莹ちゃんは学校でクラスメートとうまく付き合っている例を挙げた。 ある日、クラスメートが彼女の物を取ってしまい、彼女は嬉しくない気持ちになったが、クラスメートに言う勇気がなかったという。「後に、私の物を取ったクラスメートに優しさをもって礼儀正しく言うべきだと考え、『わたしの物を返してくれる?』と言ったら、そのクラスメートは返してくれたのです」
「すべての人が真・善・忍の精神を学ぶべきです」
友人の紹介で子供を連れて明慧キャンプに参加した林さんは、感動して涙を流した。林さんは、3日間の活動を終えて、自分の子供の成長を見て、青年の法輪功学習者たちが若くして奉仕することを知っているのを目の当たりにし、自分の子供もこのような心と能力を持つことを願っていると語った。
「真・善・忍という精神的な理念は、大人も子供も学ぶべきです」と話す、金融・保険業界でスーパーバイザーとして働く林さんは、 「私は人格教育に熱心で、このようなサマーキャンプを探していました」と話した。 昨年の明慧キャンプの活動映像に感動した彼女は、参加を決めたという。
林さんは、台風の通過で宿泊施設が4回も停電した最初の夜のことを話してくれた。 他のメンバー2人は、パニックになったり、怖がったり、不満を言ったりすることもなく、ただ冷静に事態と向き合い、対処していた。いつもは不満を言いたがる娘も、驚くほど静かで、他のメンバーの対応を見ていたという。林さんは、「環境や仲間は間違いなく子どもに影響を与えます。キャンプに参加した子どもたちはとてもポジティブで独立性がありました」と話した。林さんはまた、同室の子どもが自分の娘より1歳年上なだけなのに、自分のことは自分ででき、親切で礼儀正しいことに気づき、自分の娘にもそうなってほしいと願っているという。
「とても素晴らしい、次回も参加します」と話した林さんは、娘さんと同室の友たちと来年もこのキャンプに参加すると約束した場面を見て、思わず涙を流したという。「娘は笑顔が増え、友達ができ、グループに溶け込み、一日中私にしがみつかなくなりました」。林さんは特に、キャンプを主催した若い法輪功学習者たちを称賛した。「彼らはとても忍耐と包容があって、とても素晴らしく、若いのに奉仕することが分かっています」。彼女は、声を詰まらせ、こう言わずにはいられなかった。「私が思うには、先に与えて初めて得る、彼らの行動から見て取れました。これはまさに自分の子供に教えたいことです」
「法輪功に触れられるこの環境に感謝する!」
2人の孫娘を連れて2回目の参加となった許さんは、「このキャンプは素晴らしい。 昨年、義理の息子が感動して、このプログラムは伝統的な考え方で企画され、計画されたもので、本当に素晴らしいといっていました」と絶賛した。許さんは、義理の息子がキャンプの活動ビデオを見て、若い法輪功学習者たちを「とても素晴らしく、心を込めて行っています」「彼らはこのために誰よりも多くの時間と努力を費やしたに違いない」と称賛しました。同時に、「子供たちに対する彼らの忍耐と寛容を見ていると、本当にすごいと思いました」と語った。
許さんは、2人の孫娘がこの環境の中で知らず知らずのうちに感化され、成長する姿を見てきたという。 許さんは、最初の夜、停電に遭い何も見えなくなった時のことを話した。孫娘たちが怖がって不満を言うのではないかと心配したが、同室にいた別の若い学習者は冷静沈着で、孫娘たちもその雰囲気の中で慌てず怖がらず静かに待っていた。許さんは、孫娘が法輪功に接することができるこの環境に感謝した。