【明慧日本2024年8月15日】ベルリンの一部の法輪功学習者(以下、学習者)は8月3日、ドイツの有名なランドマークの1つであるベルリン・ブランデンブルク門の前に集まり、世界各地から来た観光客に対して中国共産党(以下、中共)による法輪功迫害の実態を伝えた。地元の学習者たちの長年の活動により、ブランデンブルク門前の真相を伝える拠点は、特別で美しい風景の一部となっている。
アメリカ下院が今年6月に歴史的な「法輪功保護法案」を可決し、また欧州議会が中共による法輪功迫害を非難する緊急決議案を通過させたことを聞いた多くの人々が感動し、中国で今なお迫害に苦しむ学習者たちのために声を上げ、中共による法輪功迫害の停止、臓器収奪反対の請願書に署名した。
迫害を停止するための請願書に署名する人々 |
悠然とした法輪功の音楽と穏やかな動作は、観光客たちの注意を引いた。彼らの中には、法輪功迫害についての資料を配布している学習者と話し、法輪功とは何か、なぜ長年にわたって残酷な迫害を受けているのかを知ろうとする人もいた。学習者が実演する法輪功の功法をじっと見つめる人もいれば、携帯電話を取り出して写真やビデオを撮る人もいた。さらには、煉功中の学習者のそばに立ち、彼らの穏やかな動作を試してみる人もいた。
法輪功迫害の実態について伝える学習者 |
立ち止まって学習者の煉功を撮影する市民 |
「あなたとご家族が一日も早く再会できますように」
地元の学習者である丁楽斌さんの両親、丁元徳さんと馬瑞梅さんが、法輪功を信仰しているだけで長年にわたる迫害を受け、12年間も両親と会えない状況が続いていることを知った若者たちは、悲しくと思った。丁楽斌さんの82歳の祖母は、子どもが迫害され、不当に留置場に送られたことで悲しみが募り、中国の伝統的な新年を迎える前に突然亡くなった。
数人の若者が日照市の法輪功学習者丁元徳さん夫婦の救出に声援し、反迫害を支持する横断幕を掲げた |
山東省日照市学習者丁元徳夫婦を支持するした若者たち
丁楽斌さんの故郷である山東省日照市では、彼の父親だけでなく、他の21人の日照市の学習者たちも法輪功を信仰し、現地の人々に中共の迫害の実態を伝えただけで、不当に拘禁され罰金を科された。この話を聞いた若者たちの中には、臓器収奪反対の請願書に署名するだけでなく、丁元徳夫婦の救出を支援する横断幕を掲げる人もいた。帰る際には「お父さんが一日も早く自由になれますように!」とか、「あなたとご家族が一日も早く再会できますように!」と丁楽斌さんに声をかける人もいた。
新疆市民「私たちも同じ道を歩んでいます」
新疆省から来た男性と女性が、法輪功のブースに立ち寄り、臓器収奪反対の請願書に署名した後、「中共は本当に邪悪です。私たちも同じ道を歩んでいます。私たち新疆の人々も中共からの抑圧と迫害を受けています」と学習者に伝えた。学習者は彼女に、中共の本質を理解しているのであれば、早く共産党とその関連組織から脱退するべきだと勧めた。中国人が三退をすれば、本当の平和を手に入れることができる。彼女は、自分は少年先鋒隊に入った記憶があるだけだと話し、その後、なぜ少年先鋒隊を脱退する必要があるのかを聞いて理解し、喜んで脱退すると言った。
車隊パレードによる真相を伝える旅
当日、一部の学習者たちはベルリン市内で車隊パレードによる真相を伝える活動を行い、多くのベルリン市民や観光客が立ち止まり、写真を撮ったりビデオを撮影したりした。この車隊パレードは約1週間続いた。パレードはベルリンを出発し、ポーランド第7の都市シュチェチンやその他の隣接都市を経由して西へ進み、ドイツ北部のバルト海岸の複数の都市を経由し、最後にドイツの有名な港湾都市ハンブルクに到着した。
車隊パレードのポスター |
短編映画:車隊パレードの旅