【明慧日本2024年8月28日】(明慧記者・王英)法輪功学習者・程佩明さんが生体臓器収奪に遭った経緯は、多くのメディアのトップページを飾った。これまでに世界中の36の英文メディアが、中共による程佩明さんへの生体臓器収奪について報道し、「程佩明さんは奇跡的に一命を取りとめたが、他の多くの人は亡くなった。中共による殺戮を制止するために私たちは行動を起こすべきだ」と伝えた。
2024年7月3日、法輪功学習者の程佩明さんは米国ワシントンD.C.に現れ、中共による生体臓器収奪から生き延び、最終的に脱出した経験を語り、初めて臓器を強制摘出された際に残った35センチの傷跡をその場で見せた。(新唐人ビデオスクリーンショット) |
カトリック・アジアニュース連合 (UCA ニュース、UCAN) :法輪功学習者に対する生体臓器収奪が裏付けられた
カトリック・アジアニュース連合は8月12日、程佩明さんの証言により、法輪功学習者が受けてきた恐ろしい生体臓器収奪の迫害が裏付けられたと報じた。
記事によると、生きている人間から臓器(時には複数の臓器)を強制的に摘出することは、野蛮で想像を絶する犯罪である。被害者が信念のためだけに拘禁されている良心の受刑者であるならば、この犯罪行為はより非人道的なものになる。
58歳の程佩明さんは、20年前に肺と肝臓の一部を強制的に摘出されたときの「極度の苦痛」をいかに耐えたかを語った。「殺されるかと思いました」と、彼は『デイリー・テレグラフ』紙に語った。「彼らは私が生き残れると思っていたかどうかは分かりませんが、私は生き残りました」
最近、彼の体験談は『デイリー・メール』紙から『サン』紙まで、そして『メトロ』紙から『ディプロマット』紙まで、複数のメディアのトップニュースを飾った。彼の証言が事実であれば、中国の犯罪を暴くキャンペーンにおいて最も重要な進展の一つとなるだろう。
記事は、世界各国の政府は程佩明さんの経験に耳を傾け、独立法廷の判決を再検討し、真剣かつ緊急に今回の恐ろしい事件に対応し始めるべきだと指摘した。政策立案者は直ちに行動を起こし、移植ツーリズムを止め、臓器移植を目的とした中国への渡航を禁止し、この最も野蛮な犯罪に対する中共政権の責任を追及する最善の方法を検討しなければならない。
勇気を持って立ち上がり、発言した程佩明さんに対し、私たちは尊敬し支持すべきである。しかし、彼を称える最善の方法は、彼が経験したことを他の人が二度と経験しないよう、できる限りのことをすることである。彼は奇跡的に生き残ったが、多くの人はそうではなかった。中共による殺戮を止めるための行動を直ちに起こそう。
英『メトロ』紙:ほとんどの被害者と異なり、彼は生き延びた
大多数の被害者と異なり、程佩明さんは生き延びて、中共による虐待の経験を語ったと、英国最大の発行部数を誇る新聞『メトロ』紙が8月9日に報じた。
中国では、死刑囚から臓器を摘出することは合法である。しかし、人権団体は、中共政権が金を払う患者の需要に応じて、良心の受刑者を殺害してきたと主張している。
中国の臓器売買の市場規模は年間10億米ドルと推定されている。臓器移植産業は大規模に成長しており、病院、医療スタッフ、その他のインフラへの投資も莫大である。
2000年、中共が法輪功を迫害し始めると、臓器移植産業が爆発的に伸び始めた。重要な臓器は数日で簡単に手に入り、4時間で「緊急に」肝臓を入手できるという情報も出始めた。
本件について、国際人権弁護士のデービッド・マタス氏は、「ある意味では、法輪功学習者の程佩明さんは、中共による生体臓器収奪の典型的な被害者です」と述べた。
「また、彼が目立つようになったのは、肝臓と肺という重要な臓器の一部を摘出されても、臓器収奪から生き延びたことであり、しかも中共当局の追捕から逃れたことです」
ネパールのメディア:中共の残虐行為を知ってほしい
ネパールのメディアpardafas.comは8月10日、中共による生体臓器収奪の最初の生存者として知られる人物が沈黙を破り、残虐行為を明らかにしたと報じた。
中共による生体臓器収奪の最初の生存者として知られる程佩明さんは、中共の統治下で受けた恐しい体験を明らかにするために立ち上がった、と記事は伝えている。58歳の程佩明さんは、肺と肝臓の一部を強制的に摘出されてから20年が経った今もなお感じている「極度の苦痛」について初めて語った。
記事によると、『デイリー・テレグラフ』のインタビューに応じた程さんは、自分が受けた残酷な虐待に耐えられないと思っていたと語り、気持ちの高ぶりを見せたという。程さんは「彼らは私が生き残れると思っていたかどうかは分かりませんが、私は生き残りました」と話し、拷問に耐えた証拠である胸の傷跡を見せた。
法輪功学習者である程さんは、その信条のために中共政権に拘束され、拷問を受けてきた。彼は5回中共に連行され、そのたびに耐え難い拷問を受けたと述べた。
ワシントンD.C.で自身の体験を公にした際、程さんは中共が行った残虐行為を人々に知ってほしいと言い、中国の信仰を持つ人々の権利を守るための行動を起こすよう世界に呼びかけた。
ナイジェリアのメディア:米下院が『法輪功保護法案』を可決
ナイジェリアのメディアであるempressivenaija.comは8月9日、中国の臓器摘出被害者が目を覚ますと、肝臓と肺の一部が欠損した状態でベッドに手錠で束縛されていることに気づき、その後、犯人による迫害から逃れることができたと報じた。
記事によると、中共による強制臓器収奪キャンペーンの初の生存者として知られる58歳の程佩明さんは、表に出て中共の邪悪さを明らかにするための準備ができたという。
程さんの説明によると、2004年7月、彼は病院に引きずり込まれ、610弁公室の工作員から手術の同意書へのサインを強要されたという。彼が拒否すると、彼らは彼を殴って意識を失わせた。家族は、彼が手術を受けており、生存の可能性は20%であると告げられた。
3日後、目を覚ました程さんは愕然とした。彼は自分がベッドに手錠で束縛されていて、胸に35センチもある切開口があることが分かったからだ。
2024年6月、米国下院は『法輪功保護法案』を可決した。これは中共の法輪功への迫害、および逮捕された法輪功学習者に対する生体臓器収奪を停止させるためのものであった。
ケニアポスト紙:迫害はそもそも起こるべきではなかった
ケニアポスト紙は8月9日、肝臓と肺の一部が欠損し、ベッドに手錠でつながれた状態で目覚めた生体臓器収奪の中国人被害者が、何とか犯人による迫害から逃れることができたと報じた。
程佩明さんは、法輪功を学んでいるだけで中共政府に拘束され、何年も拷問を受けたという。法輪功は1990年代初頭に伝え出され、全国に広まったが、1999年に中共による残酷な弾圧に遭った。
2019年、ロンドンの独立法廷は、中共政府は法輪功を含む少数団体を生体臓器収奪の対象とし、人道に対する罪を犯し続けているとの判決を下した。
程佩明さんは、中共がなぜ平和を唱える信仰を弾圧したいのか理解できないという。「法輪功は人々を善に導き、すべての人に対して思いやりと愛を持って接するよう教えています。私たちに対する迫害は、そもそも起こるべきものではなかったのです」
程佩明さんは今、日々体中の痛みと闘っている。しかし、彼は自分のことを話す準備ができたという。「中共がいかに邪悪であるかを全世界に知ってほしいのです。それが中国の国民だけでなく、全世界にも危害を加えようとしているのです」