【明慧日本2024年9月4日】最近、多くの中国人が気づいているように、中国各地で若者の失踪が増加しています。中国本土のネットユーザーが簡単に統計を取ったところ、2024年7月1日から15日までの間に詳細な情報がある失踪者は38人もいて、その多くが10代から20代で、30代から40代もいましたが、50代は53歳の1人だけでした。
行方不明者の情報がSNSに出回っている |
行方不明になった10代など若い世代のリスト |
これらの失踪者に何が起こったのでしょうか? 失踪には自殺、家出、誘拐などの他の理由も考えられますが、多くの中国人は中共による臓器狩りを連想しています。まずは2年前の胡鑫宇失踪事件から見ていきましょう。
胡鑫宇失踪事件
2022年10月14日、江西致遠中学(全日制私立の省重点建設中学)の高校生、胡鑫宇が校内で突然失踪しました。地元警察は監視カメラを調べましたが、彼が学校を離れた形跡は見つかりませんでした。胡鑫宇の失踪事件は全国的に知られるようになりました。失踪から106日後、中共警察は彼が「靴紐で首を吊って自殺した」と発表し、遺体を「発見した」と主張しました。しかし、警察の説明には多くの矛盾があり、一般市民から広く疑問の声が上がりましたが、中共当局はこれらの疑問を完全に無視しました。
中国のネットユーザーは胡鑫宇の自殺説に関する矛盾点をいくつか指摘しています。
これらの矛盾点にもかかわらず、中共当局は世論と国民の生死を支配しているため、疑問の声を完全に無視しました。これは、かつて天安門広場で自作自演された自焚事件を利用して法輪功への憎しみを煽った時と同じ手法です。
臓器狩りの疑い
胡鑫宇の遺体から内臓が失われていた奇妙な死亡状況について、当時ある説がありました。それは、彼の血液型と内臓組織の情報が上海のある中共高官と一致したため、不幸にも臓器提供者となり、生きたまま臓器を摘出されたというものです。
この説は一般市民には確認のしようがありませんが、根拠のないものでもありません。中共文化部副部長の高占祥が臓器移植を受けたことを自ら明かしたことは、このような事態の可能性が高いことを証明しています。
高占祥は2022年12月9日に87歳で死亡しました。中共全国政協常務委員の朱永新は12月11日の追悼文で次のように明かしています。
「ここ数年、高占祥は病魔と懸命に闘っていました。体内の臓器の多くを交換し、彼は冗談で『多くの部品がもはや自分のものではない』と言っていました」
このニュースに対し、ネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられました。
「やはり指導者たちへの臓器移植の噂は根拠のないものではなかったのか...だから指導者たちは皆90歳以上まで生きられるのだ」
「高占祥が亡くなり、彼の体内の臓器は何度も交換されたそうだ。彼のために何人の胡鑫宇(全国を揺るがした高校生失踪事件)が失踪したのだろうか」
「高占祥は病魔と闘い続け、体内の臓器を何度も交換した...それぞれの『部品』が一つの命を表しているのだ!」
「名前さえ聞いたことのない『部長』でさえ、臓器交換を遊びのようにしている。より高位の官僚はどうなっているのか?」
朱永新の記事は中共によってインターネット上から完全に削除されましたが、ネットユーザーがスクリーンショットを保存しています。
中共高官・高占祥の訃報。「何度も体のパーツを取り換えた」とある |
中共高官の長寿計画
さらに、この状況を裏付ける別の出来事があります。2019年9月15日、中国のSNSである微信(ウィーチャット)で、北京301病院(中国で中共高官専用の病院)からのある広告が拡散されました。この広告は中共指導者の「健康プロジェクト」を重点的に宣伝し、寿命延長の目標を150歳と明かしていました。この広告は民衆の怒りを引き起こし、9月16日には中共によってブロックされました。
広告は主に「首長医療保健事業」と呼ばれるものを紹介し、この事業が60年の発展を経て「長足の進歩」を遂げたと主張していました。さらに、この医療システムは「世界一」であり、中共指導者の平均寿命は一般的に西側先進国の指導者よりも高く、2008年時点で中共指導者の平均寿命は88歳だったとしています。広告の最後には、2005年に「981首長健康プロジェクト」が開始され、寿命延長の目標は150歳だと明かされていました。
この広告に対し、中国のネットユーザーは激しい反応を示しました。
「統計を取ってみれば、過去20〜30年の中共指導者のほとんどが90歳前後まで生きていることがわかる。これは偶然ではないだろう。どのような方法で寿命を延ばしているのか知りたいものだ。科学的な方法であることを願うが、他人を犠牲にした方法ではないだろうか」
「彼らは死にたくないのだ。生き続けて国民を苦しめ続けたいのだ」
「(広告は)よくできている。納税者のお金がどこに使われているかを非常に簡潔に示している」
「彼らは健康な法輪功学習者、ウイグル族、若者たちを殺害し、生きたまま臓器を摘出し、それを使って邪悪な生命を維持し延長している。これらの天罰を受けるべき悪魔たち!」
当時、中共の内情に詳しい中国本土の富豪が明かしたところによると、中共指導者たちの長寿の秘訣は、いつでも人を殺す準備ができていることにあるそうです。若者の健康な臓器で自分の衰えた臓器を置き換え、若い武装警察から提供された血清を常に注射して、置換した臓器の活性を維持しているとのことです。さらに、江沢民の長男である江綿恒は癌を患っており、すでに3回腎臓を交換したという情報も明かされました。このような必要に応じた臓器移植は、健康な生命をいつでも殺害できることを意味します。
医学専門家によると、置換された臓器にはすべて寿命の限界があり、最大で10年、場合によっては2〜3年しか生存できないそうです。つまり、寿命を延ばすためには、定期的に臓器を交換する必要があるということです。
深刻化する中国の青少年失踪問題
現在、中国本土での青少年の失踪現象は非常に深刻です。さらに、遺体が見つかっても、家族が見ることを許されず、強制的に火葬されるケースもあります。この一連の流れは、国際的に広く暴露された中共による法輪功学習者への迫害、特に法輪功学習者からの生体臓器収奪の状況とまったく同じです。なぜ遺体を見せないのでしょうか? それは臓器がないからです。
20年以上前、江沢民は法輪功学習者に対して「殴り殺しても白殺し、殴り殺しても自殺とみなし、身元を調べず直接火葬する」という命令を下しました。その後、法輪功を修煉して健康な体を得た、悪い嗜好のない法輪功学習者を質の高い臓器提供者とし、中国に巨大な生体臓器摘出産業を確立するよう命じました。中共体制内でこの邪悪な産業チェーンに関わった公安、検察、裁判所、軍、病院はすべて莫大な利益を得ました。もちろん、この極めて邪悪な臓器摘出産業の「サービス」対象は中共高官だけではありません。国際的にも多くの国の裕福な人々が次々と中国大陸に臓器移植に訪れています。なぜなら、中国大陸では臓器移植にかかる時間が最大でも2週間、さらに短い場合もあるからです。多くの国では、適切な臓器を移植するのに数年待つ可能性があります。
2006年、中共が大規模に法輪功学習者から臓器を摘出している悪行が国際的に暴露された際、一部の中国人は中共の様々な否定と嘘に惑わされ、これはあり得ないことだと考え、中共がそれほど邪悪であるとは信じませんでした。また、このような事態が残酷すぎて、心理的に受け入れられず、信じられない人もいました。さらに、麻痺してしまい、どんなに恐ろしいことでも自分に起こらなければ関係ないと考える人もいました。
しかし今日、中共の臓器摘出の魔の手は法輪功学習者から一般の中国人にまで及んでいます。現在、中国での青少年の失踪現象が増加しており、残酷な現実に直面して、人々は否応なく信じざるを得なくなり、このような危険が自分や子供にいつ降りかかってくるかわからないと認識し始めています。今では恐ろしい言葉があります。
「世界中の臓器移植を望む人々が、中国の子供たちの成長を待ち望んでいる」
(続く)