【明慧日本2024年9月21日】中秋の名月に際して、ニューヨーク地区の法輪功学習者(以下、学習者)約1000人は9月14日、ニューヨークで3番目に大きい中国人コミュニティのブルックリンで盛大なパレードを開催し、「法輪大法は素晴らしい」「真・善・忍は素晴らしい」というメッセージと祝福を地域の人々に届けた。同時に、中国共産党(以下、中共)組織から脱退した4億3000万人の中国人に声援を送り、全世界の反迫害署名はすでに440万人を超えていることを明らかにした。
パレードの隊列は三つのブロックと13のグループから構成され、威風堂々とした隊列が66丁目からスタートし、8番街の41丁目まで歩き、8番街の中国人コミュニティを横断した。整然とした隊列、さまざまな横断幕、力強い音楽、元気いっぱいの学習者、パレード全体は多くの地元の人々と観客を魅了し、写真やビデオを撮る人も多くいた。
9月14日、ブルックリンで開催されたパレードで行進する、第一ブロックの隊列「法輪大法は素晴らしい」 |
パレードを観賞していた人々は、「素晴らしい、 素晴しかったです。今日は人が多く、とても賑やかです」 「私はパレードで一番好きなのは龍の舞です」 「伝えられたメッセージはどれも良かったです」 「彼らをとても支持します。彼らに信仰を貫いてほしい」と語った。パレードの行進に追いかけていた若い女性2人は、「法輪大法は素晴らしい、楽しそうに行進している彼らを見て、私たちも参加したくなりました」と言った。
第一ブロックは「法輪大法は素晴らしい」をテーマとする隊列であり、天国楽団が先導し、「法輪大法は素晴らしい」、「法輪聖王」、「仏恩聖楽」などの曲を演奏した。その後、中国語と英語で書かれた巨大な法輪功の著書『轉法輪』の模型、躍動的な龍の舞、優美で穏やかで優しい蓮の舞などのグループが続いた。
9月14日、ブルックリンで開催されたパレードで行進する、第二ブロックの隊列「法輪功迫害の停止を求める」 |
第二ブロックは「法輪功迫害の停止を求める」をテーマとする隊列であり、一枚一枚の横断幕は、1999年7月20日以来、25年間におよぶ中共による学習者への残酷な迫害と、学習者からの生体臓器収奪という世界で最も邪悪で悪質な犯罪を伝えている。
第三ブロックは、「中共組織から脱退した4億3000万人の中国人に声援を送る」という隊列であり、全世界から中共の崩壊を支持する署名はすでに440万人を突破していることを伝えた。
9月14日、ブルックリンで開催されたパレードで行進する、第三ブロックの隊列「中共組織から脱退した4億3000万人の中国人に声援を送る」 |
世界脱党支援センター主席の易中原氏は、「中共は、中国人を恐れさせるために、すべて脅迫と欺瞞に頼っています。脱党の波は中国国内情勢に大きな追い風となり、多くの人々はもはや中共を恐れていません」
「私は、みんなが自分の信仰の自由があるべきだと思います。さっき子供連れの家族を見ていましたが、彼らはパレードを楽しんでいました」と述べた。
壮大なパレードの隊列は、8番街の66丁目から41丁目まで続き、多くの人々が足を止めて見入っていた。学習者たちが掲げた横断幕やスローガンの内容は、新しい移民の関心を惹きつけ、特に『共産党についての九つの論評』(以下、『九評』)に対する好奇心をかき立てた。
福建省からの移民「『九評』を読みたい」
中国福建省からの移民・王さん(仮名)は、横断幕に書かれれた『九評』に震撼を受けた。彼は「共産党はどのようにして誕生したのか?」の横断幕を指さしながら、記者に尋ねた。
中国の貴州省にある巨大な石が割れ、その石に『中国共産党亡』(中国共産党は滅亡する)という文字が刻まれている。横断幕に書かれれたその文字を見て、彼はさらに驚いた。そして「アメリカでは自由に発言できます。もし中国でしたら、これは反動的なスローガンであり、共産党の警察に逮捕され、投獄されるでしょう」と言った。 そのため、彼はこれらの横断幕に書かれたスローガンに、新鮮さと好奇心を持ったという。
王さんは、中国の農民の窮状について記者に、「農民たちは農業の収入で食べていくのがやっとで、子供を学校に通わせ、次世代を育てる余裕がありません」と語った。彼は、生活の改善を求めて多くの中国人と同じようにメリカに渡ったという。彼はまた、「私のような年配者は、中国では月にわずか282元(約5682円)の年金しかもらえず、毎日蒸しパンを食べても足りません」と話す。彼はさらに、中共官員の汚職問題の深刻さに触れ、報道によれば13人の官員が合計で8兆ドルの汚職をしていたとし、彼は「信じられない」と感嘆した。彼は最後に、このパレードに大いに魅了され、『九評』をしっかり読んでみたいと話した。
パレードを見ていた福建省出身の青年・張さんは、もともと中国で店を経営していたが、不況で経営が立ち行かなくなり、2022年にアメリカに不法入国することを選んだ。彼は、パレードの中にあった2枚の横断幕の内容に衝撃を受けたという。1枚は「法輪功反迫害25周年」、もう1枚は「中国共産党は滅亡する」である。
「結局のところ、ひとつの組織、ひとつのイベントが、これほど多くの参加者を募り、しかも全員が自発的に参加できるということは、人々の心がこもっていることを示しています。良いものでなければ、人々は参加しません。良いものだからこそ、人々は熱心に参加するのです」と張氏は語った。
中国共産党について、彼は躊躇なくこう言った。「中共ですか? 全然良くない。 もしいいのなら、私はどうしてアメリカに逃げたのでしょうか? アメリカにはどれだけの中国人がいるのでしょうか、それは共産党の管理や強制が嫌で逃げ出したのです」
パレードの意義はとても重大で、この日200人以上が三退を選択した
このパレードの主催者である世界脱党支援センターの易中原氏によると、パレードを観賞していた人々はとても大きな関心と積極的な反応を示し、多くの中国人がボランティアの説明を受けて、中共組織の党員、共青団、少年先鋒隊からの脱退を宣言した。当日は235人が三退を行い、その内訳は8人が共産党員、20人が青年団、207人少年先鋒隊だったという。
易氏は、「三退 」運動の主な困難は、中国国民が長い間共産党文化の影響下にあり、多くの人が共産党のプロパガンダに騙され、中国と中共を混同していることだと指摘した。
易氏は、中共はその支配を維持するために脅迫と欺瞞に頼っており、中国人が恐怖を克服し、中共の本質を認識することも運動の重要なポイントだと強調した。 彼女はまた、「三退」運動が進むにつれて、国際社会の注目が高まり、より多くの中国人が中共を恐れなくなったため、あえて「中国共産党を打倒せよ」と叫び、より多くの人が「三退」運動に熱心に参加するようになり、ますます多くの人々が「三退」しているという。
新しい学習者「煉功して五十肩が治る」
パレードに参加した70歳代の中国人女性ルーシーさんは、70歳を超えているとは思えないほど元気だった。 彼女は2020年から法輪功の修煉を始めたという。
ルーシーさんは、五十肩の痛みで箸もつかめず、服も着られないと話す。 癌を克服した人が新唐人の番組『細語人生(密めく人生)』を見て感銘を受けた彼女は、法輪功を学ぶことを決意し、関連する本や指導ビデオを購入した。
2週間の煉功の後、彼女の病状は大幅に改善し、1カ月ほどで完全に回復し、今では数十年前と同じような元気を取り戻している。 このため、彼女は法輪大法に感謝し、より多くの人に法輪大法の素晴らしさと恩恵を知ってもらいたいと願い、毎年積極的にパレードに参加している。