【明慧日本2024年9月28日】山東省竜口市在住の法輪功学習者・郭美学さん(54歳男性)は、法輪功を実践したことで6月5日、竜口市裁判所に懲役2年の不当判決を言い渡された。郭さんは不当判決に対する上訴で敗訴した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の経緯
2024年2月28日、郭さんは、法輪功迫害の事実について人々に話したとして通報され、竜口市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行された。郭さんは竜口市拘置所に連行された後、5日間ハンガーストライキを行った。
3月8日、郭さんは竜口市検察庁に正式な逮捕状を出された。警察は3月20日に竜口市検察庁に案件を提出した。
4月15日、郭さんは竜口市検察庁の検察官・吕莎莎に起訴された。
6月5日、竜口市裁判所は審理を行い、後に懲役2年の不当判決を言い渡した。6月末、郭さんは煙台市中級裁判所に控訴したが、同裁判所は最近、原判決を維持する判決を下した。
過去に受けた迫害
2007年6月、郭さんは法輪功について人々に話していたと通報され、再び連行された。郭さんは当局に懲役2年の不当判決を言い渡された。郭さんは山東省第二男子労働収容所に拘禁された。
郭さんが法輪功を学び続けると言ったため、看守は囚人に郭さんを監視するよう命じた。郭さんは午前1時から午前4時までしか眠れなかった。拘禁されて約3週間後、午前10時から午後4時まで、看守が郭さんの右手を上段の二段ベッドに、左手を下段の二段ベッドに縛り付けた。郭さんはまっすぐ立つこともしゃがむこともできなかった。郭さんは痛みは耐え難く、昼食は何も郭さんに与えられなかった。看守長は時々郭さんのところに来て、郭さんの肋骨をひねった。
2008年1月6日に、郭さんは抗議のハンガーストライキを行った。所長は数人の看守に郭さんを自分のオフィスまで運ばせ、殴打するよう命じた。その後、彼らは郭さんを独房に連れて行き、手首を吊り下げて電気警棒でショックを与えた。その痛みは蛇に噛まれたほどだった。また、食事は郭さんに小さな蒸しパンしか与えなかった。
この迫害は郭さんの妻に深いトラウマを与えた。郭さんの妻は警察のサイレンを聞くとすぐに恐怖を感じるという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)