　【明慧日本2024年10月13日】（カナダ・トロント＝明慧記者）カナダ・トロント市の法輪功学習者（以下、学習者）は毎月第一週末、同市のクイーンズパークで集団煉功を行っている。ゆったりとした煉功動作と穏やかな煉功音楽は、通りかかる市民や各国からの観光客を引き付けている。特に中国から訪れた観光客は法輪功に注目し、中にはその場で煉功を学ぶ人もいる。また、「三退」の重要性を知った中国人観光客は、中国共産党（以下、中共）組織の党員、共青団、少年先鋒隊からの脱退に同意した。

毎月第一週末にクイーンズパークで行われている集団煉功

　「真・善・忍は現代社会においてとても重要です」

カトリーナさん

　最近、モントリオールからトロントに転勤したカトリーナさんは、クイーンズパークで学習者が煉功している光景に出会った。そして学習者に、「国会議事堂の前でこの穏やかな音楽を聞き、公園で多くの人がリラックスして座っていて、本当に素晴らしく感じ私も試してみたくなりました」と言った。

　学習者はカトリーナさんに、法輪功が「真・善・忍」の法理に基づいて心身を修める功法であることを紹介した。彼女は、「私は『真・善・忍』が非常に重要だと思います。特に『善』と『忍』に注目すべきです。現代のこの複雑な世界において、人々はこの理念に遵守すべきだと思います」と話した。また、彼女は本当の健康とは身体的なものだけではなく、精神的・心理的な健康が全体の健康に影響を与えると認識しているという。彼女は帰宅後、学習者が紹介した法輪大法（法輪功ともいう）のウェブサイトでさらに詳しく勉強すると話した。

　「私がここに来た意味は法輪大法に出会うためです！」

「私はここに来た意味は法輪大法に出会うためです！」と話すニールスさん

　スイスから訪れた18歳の少年ニールスさんは、法輪功のリーフレットを受け取り、とても嬉しそうに、「私はここのとてもポジティなエネルギー場を感じています。トロントでは活気に満ちた雰囲気を感じます。今日私がここに来た意味をようやく理解しました。それは法輪大法に出会うことです！」と言った。最近、彼は別の空間に興味を持つようになり、何か不思議な力が自分をここに導いたと感じているという。学習者は彼に、「すべての疑問は『轉法輪』の中に答えがあります」と教え、法輪大法についてオンラインで学ぶことを勧めた。ニールスさんは、「オンラインで師父の著作を拝読し、功法も学びたい」と言った。

　話している最中に、一匹の蝶が彼の胸に止まった。学習者が彼に法輪大法を紹介している間、その蝶は動かずに胸に10数分間とどまり続けた。ニールスさんは「とても不思議です」と楽しそうに言った。ニールスさんと同行者の2人もリーフレットを受け取り、帰る際には名残惜しそうに学習者に別れを告げ、何度も感謝の言葉を述べた。

　「私は真・善・忍の理念を賛同します」

　マリオーラさんはトロント大学の研究員。彼女は毎日仕事に行く途中、クイーンパークを通るため、ここで煉功している学習者を何度も見かけている。今日、学習者から法輪大法について詳しく説明を聞いた後、彼女は法輪大法に対する興味が高まり、帰ったら法輪大法のウェブサイトを見て、無料のオンライン・レッスンついて勉強してみたいと話した。

　学習者は法輪功には五式の動作を煉功するだけでなく、真・善・忍の理念に従って心性を高める必要があることも伝えた。それを聞いたマリオーラさんは、「その通りです。『真』、誰もが誠実であるべきです。『善』、人は他者に対して優しさを示すべきです。『忍』、私たちはお互いに寛容であるべきです。この理念には私も賛同します。平和な社会を築くためには、この理念を守る必要があります。心理的な健康は人にとって非常に重要であり、精神的な安定は実際に身体全体に影響を与え、身体を癒すこともできます」と述べた。

　迫害の実態に耳を傾ける中国人、「三退」を行う

　ある中国人夫婦が煉功している学習者の横を通りかかり、立ち止まって見いていた。学習者は法輪大　法が世界に普及している状況を紹介した。男性は法輪功について最初は少しためらっていたが、偽りの「天安門焼身自殺」事件について知っているという。学習者は彼に、「それなら、法輪功迫害の実態を知るべきで、中共は中国の人々を欺くだけでなく、全世界の人々も欺いています。功法は中国から広まりましたが、今では中国国内で迫害され、禁止されています。しかし、世界中の100以上の国で普及し、6,000以上の賞を受けています」と説明した。

　その男性は、「私は共産党が嫌いです。非常に悪いです」と言った。学習者は彼らに「三退」をしたかどうかを尋ねた。彼らはしていないと答え、共産党組織の共青団や少年先鋒隊に加入したことがあると話した。学習者は「それでは、あなたには『幸福』、奥様には『健康』という偽名で、以前に加入していた中共組織から脱退しましょう、よろしいですか？」と勧めた。女性は快く同意したが、男性は特に反応しなかった。学習者は彼に「『同意する』と言ってはじめて脱退することになります」と言うと、男性は「同意、同意、同意します！」と言った。別れる時、学習者は「法輪大法は素晴らしい」ということを必ず覚えておいてくださいと伝え、彼らは受け入れる意思を表明した。

　ある中国人の若者が煉功動作を見ていた。学習者は彼に資料を渡し、法輪大法について紹介し、中共による法輪功迫害の実態を伝えた。彼は聞いた後、「私は早い時期から海外に留学していたので、法輪功についてあまり知らないのですが、中共は一向にして一党独裁政権であり、信仰を持つ人が多すぎるのを恐れ、政権に影響を与えることを恐れています」と言った。

　学習者は彼に、中共組織に加入したかどうかを尋ねた。彼は「私は中国で私立学校に通っていましたので、小さい頃に少年先鋒隊に入っただけです」と答えた。学習者は、中共組織から脱退の重要性について説明した。そして、誓いは軽々しく立ててはならず、「共産主義のために命を捧げる」という毒の誓いを消し去り、中共と距離を置くことが重要だと伝えた。若者は少年先鋒隊からの脱退に同意した。