【明慧日本2024年10月13日】北京在住の法輪功学習者・時紹平さん(53歳男性)は、法輪功を実践したことで2021年(正確な時期は不明)、当局に懲役9年の不当判決を言い渡された。起訴、裁判、判決の詳細は明らかではない。その後、時さんは前進刑務所に拘禁されている。時さんは4人の受刑者に24時間体制で監視されている。
法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
時紹平さん |
事件の経緯
2019年11月18日、時さんは自宅で当局の警官らに不当連行された。
2021年4月、時さんの家族は、時さんが極秘に懲役9年の不当判決を受けたことを知った。時さんはまず北京第二刑務所に拘禁され、その後、前進刑務所に移送された。時さんは法輪功の放棄を拒否したため、監獄長の江昊は看守に時さんを厳重管理チームに連れて行くよう命じ、そこで時さんは激しい肉体的、精神的拷問を受けた。
その後、刑務所の第9課が新たな訓練チームを編成すると、当局は、法輪功学習者を積極的に迫害していた看守全員と、時さんを含む信念を固く守る学習者を同刑務所に移送した。関係者によると、時さんは独房に監禁され、4人の囚人から24時間監視されている。囚人の1人は精神疾患を患っており、頻繁に時さんを殴打している。
過去に受けた迫害
2001年、時さんは当局に不当連行され、懲役10年の不当判決を宣告された。前進刑務所の看守は、時さんに法輪功を放棄させるため、暴力的な囚人を選んで監視と拷問を行った。囚人たちは時さんを頻繁に殴打し、暴言を吐いた。また、丸1カ月間トイレの使用を禁止し、排便する時間も与えなかった。
囚人たちは冬の間、薄着の時さんを凍てつく風にさらすために窓を開けた。時さんは寒さで震え、歯はカチカチ鳴った。囚人たちはまた、何年もの間、毎日20時間近くも小さな椅子に座らせ、動かずにいることを強制した。長期間の強制的な座位の結果、時さんの足の筋肉は萎縮した。睡眠不足と多大な精神的プレッシャーも時さんの健康を害した。