文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年11月1日】市場で商売をしていたあの頃、私は多くの縁ある人々と知り合いました。機会があれば真相を伝え、「三退」(中共党、団、隊の組織からの脱退)を勧めていました。私は「真・善・忍」の基準に従って自分を律し、人に親切に接し、商売には誠実さと信頼を大切にしたので、仕入れ先や顧客の間でたちまち良い評判を得ることができました。
2008年のある日、市場に他の地域から来た数人が商品を売りに来ました。私は機会を見つけて彼らに真相を伝え、「三退」を勧めると、みんな納得してくれました。しかし、売り物に忙しい2人には話すことができず、心の中で「明日また話そう」と思っていました。ところが、翌日にも彼らは来ず、その後も数日間姿を見せませんでした。1週間後にようやく彼らを見かけ、すぐにその2人のところに行って真相を伝えました。彼らはとても素朴で、喜んで受け入れてくれました。
私は彼らに、「なぜこんなに日が空いてしまったのですか?」と尋ねると、他の市場にも行っていたと答えました。私は「あなたたちの商品は人気があるので、この場所で代理の方を見つけて売れば忙しさも軽減できるのでは?」と言うと、彼らは「ちょうどその考えがあったんです」と答えました。そして、「おばさん、あなたは信頼できる方のようですし、あなたが代理で売るのはどうですか?」と話してくれたので、私は喜んで承諾しました。翌日、彼らは商品を届けに来て、「売り上げた後に支払いでいいですよ」と言ってくれました。私たちはとても楽しく協力して仕事をすることができました。
あるとき、私は卸売モールに仕入れに行き、多くの店舗の店主に真相を伝えました。私は「人々はみんな神仏に加護を求め、財産や平安を願っていますが、共産党は無神論です。かつて加入した党や団、隊の組織から脱退し、生涯を捧げて命を共産党に預けるようなことはやめて、自分の命を自分のために残してください」と話しました。また、「法輪功は仏法です。『法輪大法は素晴らしい』『真・善・忍は素晴らしい』と心に留めることで、福報が得られますよ」とも伝えました。いくつかの店主がとても共感してくれました。
その中の一人の店主は真相を聞いた後、「あなたは私のところで仕入れてください。あなた方は善い人たちだと見れば分かりますよ」と言ってくれました。この店主は当時非常に流行していた商品を扱っていましたが、仕入れコストが高く、安くても4000元、高いものは1万元もしました。私には資金が限られていたため、この高級商品を販売することは考えたこともありませんでした。私は店主に「申し訳ないのですが、そんなに多くの資金はありません」と伝えると、彼は快く「大丈夫、売れた後にお金を支払えばいいですよ」と言ってくれました。
そこで試しに1点だけ仕入れてみたところ、驚いたことにすぐに売れてしまいました。商品を買った人も私が伝えた真相を理解して、喜んで三退をしました。翌日、私はすぐに店主のところに代金を持って行き、さらに2点を仕入れました。そして戻ってからも順調に売れました。
私は「真・善・忍」の基準に、厳格に従い、自分を律し、誠実で信頼を守り、常に他人のことを考え、親切に接していました。そのため、「法輪功を修煉している人は善良で誠実だ」という評判が広大な卸売モールで広まり、多くの店舗の店主が私に商品を提供してくれるようになり、しかも価格も安くしてくれました。
ある日、1人の店主が一度に約40点の商品を私に提供してくれました。私は念のため借用書を書こうとしましたが、彼は「そんな必要はありません。あなたたちのような人は、無料で差し上げても絶対に受け取らないでしょうから、私はあなたを信じています。どうぞ持って行って、売れたらその時にお金を支払ってください」と断固とした態度で言ってくれました。その商品を持ち帰った翌日、1人の商人が一度に19点を買ってくれ、残りも数日後にはすべて売り切れました。
商品を売る過程で、私は一人ひとりの縁ある人を逃さずに真相を伝えました。真相を理解した衆生は皆、正しい選択をし、大法によって救われました。真相を理解した商店の店主たちも大きな福報を得ました。その中の一人の店主は、真相をしっかりと受け入れ、三退もしました。
ある日、その店主が市場で私を見かけると、遠くから手招きして「早く来て、早く来て!」と呼びました。私が近づくと、彼は興奮して「あの日、真相を話してくれて、うちの商品を買っていった後、立て続けに何件も商売が決まったんですよ! こんなこと、長い間なかったんです」と話してくれました。彼は感激して「本当に素晴らしい! 本当にありがたい!」と何度も言いました。私も喜んで、「これはあなたが真相を理解し、大法を認めた結果であり、大法の力です!」と返事すると、彼はすぐに「そうだ、そうだ、本当に素晴らしい、私は信じています!」と答えてくれました。
商売がますます繁盛するにつれて、私の収入も増え、家族の生活水準も向上しました。私たちは広い家に住み、私と娘はそれぞれ車を購入しました。
娘は、「以前、商品を売っていた時には、三輪のバイクがあればいいなと思っていたの。屋根を付けて、雨が降っても商品が濡れないようにできたらいいなって。でも、まさかこんなにいい車に乗れる日が来るなんて、本当にこれも大法のおかげだね!」と言いました。