【明慧日本2024年11月2日】湖南省辰渓県(しんけいけん)在住の法輪功学習者・胡自華さん(胡丑改とも呼ばれる、59歳男性)は、孫の世話をするためにここ数年間、広州省珠海市に滞在していた。胡さんは2023年12月24日に珠海市の息子の自宅で不当に連行され、珠海市第二留置場に拘禁されている。現在、胡さんは香州区裁判所で裁判を受けている。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
以前は豆腐屋をしていた胡さんは、2000年初頭に胃出血を患ったが、治療費が払えなかった。民間療法を探しているときに法輪功に出会い、すぐに回復した。法輪功に感謝した胡さんは、余暇を利用して迫害に対する意識を高めるための資料を配布し始めたが、不当に連行され、判決を受け、拷問を受けた。同じく法輪功を実践している妻の鄧月娥さんも迫害の標的にされた。
事件の詳細
胡さんは2023年12月24日に珠海の息子の自宅で斗門区(ともんく)国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行され、珠海市第二留置場に拘禁されている。現在、香州区裁判所で裁判を受けている。香州区裁判所は、2024年10月15日に公判前審理を予定した。
胡さんと家族が過去に受けた迫害
胡さんは2004年3月13日、法輪功の資料を配布中に初めて連行された。王安坪村政府の警官8人に殴打され、夕方に辰渓県留置場に移送された。
その後数日間、2人の警官が交代で胡さんを尋問した。胡さんは数時間手首を吊るされ、火ばさみで指も挟まれた。胡さんの体は拷問による痣や傷だらけで、失禁もした。連行から5日後、娘が胡さんを訪ねた時、胡さんは目の下にクマができ、手が震え、混乱状態にあるのを見て怖がったという。
辰渓県警察は、胡さんの娘が去った直後に、新開舗強制労働収容所で胡さんに無期限の強制労働を命じた。数週間後、警察は労働収容所での刑期を取り消し、胡さんを辰渓県拘置所に送り返して、裁判所に事件を提出した。胡さんはその後、懲役3年の不当判決を宣告され、2004年9月に武陵刑務所に監禁された。
胡さんが不当判決を受けたとき、妻はまだ労働収容所で服役中だったため、中学生の息子と娘は悲惨な状況に置かれた。
胡さんの刑期が2007年3月に満了したとき、刑務所は胡さんの釈放を拒否し、2007年7月まで胡さんの家族との面会を許可しなかった。家族は、暑い天候にもかかわらず胡さんがまだ厚手の長袖の服を着ているのを見て驚いた。胡さんは、囚人たちによく殴られるので、厚手の服を着ると痛みがいくらか和らぐと話した。
胡さんの家族は、刑期を終えたのになぜ釈放しないのかと刑務所に質問した。刑務所側は、胡さんは実際には懲役3年6カ月の不当判決を宣告されており、2007年9月まで釈放しないと言った。
胡さんの妻、鄧さんは2002年に他の学習者とともに法輪功の教えを学んでいたために連行され、長沙女子労働収容所で3年間の不当判決を宣告された。
鄧さんは2015年8月20日、同省張家界市で法輪功の資料を配布したとして再び連行された。鄧さんは張家界市拘置所に拘留され、2016年4月12日の審理の数日後に永定区裁判所から懲役3年6カ月の不当判決を宣告された。
湖南省女子刑務所で、鄧さんは拘束衣を着せられ、一晩手首を吊るされた。その後、鄧さんは10時間以上もしゃがまされた。その後、鄧さんは着替える際にズボンに張り付いていた大きな皮膚が剥がされた。看守たちは1週間以内に鄧さんに対して同じ拷問を2回繰り返した。