文／海外の大法弟子　　

　【明慧日本2024年11月7日】私たち夫婦は2023年末に神韻の資料を配り始めました。2024年には私たちの街で2月の初めに、神韻の公演が始まります。時間はとても迫っていましたが、私はRTCのプラットホームで電話を使って、人々を救うために真実を伝えていました。どちらのプロジェクトもとても重要で、遅れを取るわけにはいきませんでした。

　というのも、毎年、同修が車を出して、私たち夫婦を乗せて、神韻の資料を一緒に配っていました。とても効率的でしたが、その同修は昼11時か、12時にしか動けず、夜に帰宅するのはすでに7時か8時になります。RTCから電話をかける時間はドイツ時間、午後になっているため、同修の車で神韻のチラシを配るとなると、午後の真相を伝える時間が取られてしまい、夜8時頃に家に着くと、夕食後に学法する時間はほとんど残されていません。そこで私たち夫婦は、午前中を使って自分たちだけでキャリアを引っ張って、神韻の資料を配りに行くことにしました。私たちはドイツ語が読めないので、協調人から渡された地図も読めず、道が分かりにくかったのです。しかし、主人は、「私たちには師父のご加護があるのと、神韻を広めることも、真相を伝えることも、すべての衆生を救うために大切なことだから、このように決めよう」と提案しました。

　ドイツは山道が多いため、私たちだけで配布用の資材を運ぶのは難しく、大変です。主人は「難関をひとつひとつクリアしていけば、必ず道は開ける」と励ましてくれました。私たちは朝3時に起き、支度をし、お香を上げて、煉功します。いつもは坐禅に費やす2時間を1時間短縮し、午前6時10分に煉功と発正念を終えた後、朝食をとり、午前7時45分までには神韻の資料配布に出かける準備を整えます。冬のドイツの朝7時の空は、まだ月と星が浮かんでいました。資料を配りながら「真相を語り、人を救うのを急ぎ大道は一路、天に通じゆく」（『洪吟三』「呼び覚ます」）という師の法を、私たちは唱えました。午後に家に帰ると、RTCで電話をかけて真相を伝えました。夕方になってもまだ6時間余裕がありましたので、学法と発正念はどちらも遅れませんでした。

　午前中、常に約700枚の資料を配った後、私たちは午後1時の真相を伝える電話に間に合わせるために、12時頃に急いで家に向かいます。バスターミナルまで走ることもしばしばでした。Uバスがすでに閉まり発車しているときに、運転手が私たちが走っているのに気づいて、急ブレーキをかけて停車し、バスに乗せてくれたことが何度かありました。心の中で師父に感謝しました。この冬、私たちは毎日定時に帰宅することができ、一度も真相電話に遅れたことがありません。すべては師父の按配で、師父はいつも私たちの側にいてくださることを、私たちは知っていました。

　ある日、私たちは資材を配りに出かけ、手早く終わらせ、バスに乗ろうと中央駅に戻ると、いつも乗るUバスが消えていて途方に暮れました。ドイツ語が読めない、話せない私たちは仕方なく違うUバスに乗ったのですが、そのUバスは遠回りして、乗り継ぎも必要だったのです。その出来事でいつもの午後に真相電話をかける時間に間に合わないはずでしたが、今日の資料配りは早く終わったので、真相電話に間に合いました。

　家に着いてバスを降りると、新しい顔のUバスがバスターミナルに向かっているのが見えました。奇跡的に、このバスはUバスのターミナルに直行するようにルートが変更され、家からターミナルまでわずか7分で行けるようになったのです。私は涙をこぼし、夫に言いました「今、何が一番大切なのか、一番大切なのは法を正すことと衆生の済度です！　私たち大法弟子が衆生を救えるように、道を変えてくださったのは師父なのです。」今日の資料配りがなぜこんなに早く終わったのか、それは師父が私たちを助けてくださったからで、私たちに家に帰って人々を救うための充分な時間を与えて下さいました。

　私たちの心が「法」に従う限り、師父はすでに私たちに道を切り開いてくださいます。今日の交流はここまでにします。師父の慈悲深い救いに感謝しています！

　上記は個人的な悟りであり、不正確な点があれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。