【明慧日本2024年11月13日】北京市房山区の法輪功学習者(以下、学習者)・李潤芬さんは、これまでに何度も地元の公検法司によって不当に家宅捜索をされ、連行され、不当な判決を受けた。2022年、李さんは法輪功が迫害されている事実を人々に伝えた際に房山派出所に連行され、1年間拘禁された。2023年には、房山検察院と裁判所によって不当判決を受け、裁判官の劉瑩はその場で「1年の懲役、執行猶予」と宣告した。しかし、李さんは帰宅した翌日、押し入ってきた警察によって連れ出され、騙し討ちのように地元の病院で血液検査やX線検査などを強制的に受けさせられた。健康診断で基準に満たなかったにもかかわらず、警察は強引に手錠をかけ、李さんを留置場に連行した。6カ月間の拘禁の後、李さんは北京市女子刑務所に不当に収監され、迫害を受け続けた。
近年、房山区では多くの学習者が不当判決を受けて収監されている。
房山区大石窩鎮の学習者・徐学坤さんと白淑慧さん夫婦は、善良で誠実な農民であるにもかかわらず、2022年1月13日に再び連行され、1年以上拘禁された。2023年2月24日と3月29日の2回にわたり公判が行われ、弁護人は法に基づいて検察側の違法な主張を一つ一つ反論した。裁判官は判決日を後日発表すると言ったが、現在もなお状況は不明である。
海淀区の学習者・韓春波さん(女性)は、2021年3月9日に房山分局国保大隊に連行され、2023年6月初めに、房山区裁判所によって不当に8年の懲役を言い渡されたことが分かった。韓さんは北京市第二中級裁判所に控訴したが、原判決維持となった。
房山区の学習者・徐彩華さんと夫の薄樹達さんは不当に判決を受けた。2023年4月、徐彩華さんは4年6カ月の懲役を言い渡され、5000元(約10万円)の罰金を科されたが、健康診断の基準に満たないとして監外執行となった。薄樹達さんは1年5カ月の懲役を言い渡され、2000元(約4万円)の罰金を科された。
房山区の学習者・李文才さんと李素娟さん夫婦は、2020年4月18日に房山区の琉璃河派出所の警官に連行され、家宅捜索を受けた。その後、彼らは検察院と裁判所に不当な告発を受けた。2023年3月初め、2人は房山区裁判所によってそれぞれ4年と3年の懲役を言い渡されたことが分かった。房山区の学習者・王偉明さんは法輪功の資料を配布したため、2022年12月27日に北京市公安局房山分局石楼派出所の警察に連行され、その後「裁判待ち」となった。王さんは北京市房山区裁判所によって1年の懲役を言い渡され、今年7月14日の夜に房山区裁判所の警察に再び連行され、房山区長陽にある新しい留置場に拘禁された。
学習者・梁淑清さんは72歳前後、北京市房山区迎風街道杏花東里に在住。2020年9月16日、梁さんは警官に連行され、裁判待ちとなり、2021年12月16日には房山区裁判所によって4年6カ月の懲役を言い渡された。北京市女子刑務所では、梁さんは迫害により脳梗塞の症状を呈し、身体の右側が傾き、重篤な場合には歩行ができなくなり、一度は入院して40日以上過ごした。梁さんは脳梗塞の影響で耳が聞こえなくなり、聴力も明らかに低下した。
明慧ネットの報告によると、2023年には北京で7人の学習者が迫害によって死亡し、50人が不当に判決を受け、累計で12万2千元(約240万円)の罰金を科された。また、少なくとも105人の学習者が連行され、拘禁されており、多くの学習者が持続的に嫌がらせや監視を受けている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)