【明慧日本2024年11月21日】オーストラリア各地から集まった一部の法輪功学習者(以下、学習者)が、首都キャンベラの連邦議会議事堂の前で平和的な請願と集会を行った。学習者は政府機関、民間団体、そして繁華街を訪れ、人々に中国共産党(以下、中共)による法輪功迫害や、学習者から生体臓器収奪の犯罪について伝えた。また、オーストラリア政府に対し、中共の生体臓器収奪を阻止する法律の制定を促すための署名活動も行った。
迫害の実態を知った市民は、、中共の生体臓器収奪を阻止する法案を支持し次々と署名した。そして、オーストラリア政府に対し、中共による生体臓器収奪に明確な反対の立場を示すよう求め、迫害を受けている人々のために声を上げること、さらにこの犯罪を阻止することを呼びかけた。また、オーストラリア市民が知らないうちに違法な臓器移植に関与してしまうことを防ぐための措置を求めた。
4日間の活動期間中、学習者は法律界、医療界、ビジネス界、そして首都の工業地区の事業者を訪問し、署名を募った。キャンベラ市中心部の歩行者天国では、学習者がブースを設置し、法輪大法の素晴らしさや、中共による法輪功迫害と生体臓器収奪の実態を伝えた。
11月4日から7日までのラッシュアワーに、キャンベラ市内で法輪功の五式功法を実演し、迫害の実態を伝える横断幕を掲げる |
11月4日から7日まで、キャンベラ市中心部の歩行者天国などで迫害の実態を伝える |
エンジニア:悪を行う者に対して見て見ぬふりをする者は共犯者だ
エンジニアのピーター・ジョンストンさんは、「臓器を売買する人たちには、自分たちが何をしているのかを理解してほしいと思います。これは非常に恐ろしい行為です。人はどこで生まれるか、どのように生まれるかを選ぶことはできません。弱者をこのように扱うのは不公平です。人間には良心が必要です。善良でなければならず、目を覚ますべきです。私はオーストラリア政府がこのような臓器売買の行為に対して明確に反対の立場を示すことを望んでいます。権力者が悪を行う者に対して見て見ぬふりをするのは、共犯と同じことです」と述べた。
政府機関に務めるウィル・ドブスさんは、「臓器移植は人類の科学技術の進歩を示すものですが、それは双方の同意があって初めて成り立つべきです。しかし、ある国では、多くの臓器が同意を得ていない人々から摘出され、時にはそのために命を奪われることもあると聞きました。これは恐ろしいことだと思います。私たちオーストラリア人には言論の自由があります。他の国で抗議する権利がない人々を支援するために、私たちはできる限りの努力をすべきです」と語った。
ドブスさんはさらに、「オーストラリア政府は、国連などの国際的なプラットフォームや外交の場で、私たちの立場を明確にすべきです。それは、臓器売買に反対するということです。また、海外で臓器移植手術を受けるオーストラリア人患者は、その臓器がどこから来たのかを知り、その情報が透明性を持つようにするべきです」と述べた。
オーストラリア政府は立ち上がり生体臓器収奪に反対を表明すべきだ
ミック・ブロドリックさんは、退職前は建設会社のマネージャーを務めていた。彼は、「(中共による)生体臓器収奪は極めて卑劣な行為です。利益を得るために、弱者や社会的地位のない人々を標的にし、その可哀想な人たちをこの世から消し去っているのです。人類はこのような堕落した状態に陥るべきではありません」と述べた。
ブロドリックさんはさらに、「私たちは幸運です。自由な権利を享受し、素晴らしい医療制度を持つオーストラリアという国に暮らしています。しかし、他国ではこのようなことが起きていると知っており、それを直ちに止めなければなりません。オーストラリアの患者が海外で臓器移植を受けることがありますが、彼らは現在の世界で臓器強奪が行われていることを知らされるべきです。そして、自分が受ける移植手術が合法であるかどうかを事前に確認する必要があります」と語った。
最後に彼は、「オーストラリア政府は声を上げ、自国の立場を明確にし、違法な臓器移植を許している国々に反対すべきです」と話した。