【明慧日本2024年11月30日】遼寧省葫芦島市の法輪功学習者・朱継雨さんは3月、自宅に押し入ってきた建昌県警官によって不当に連行された。朱さんは葫芦島市の留置場に拘禁され、同年11月12日、葫芦島市連山区裁判所により懲役7年の判決を下された。
朱継雨さんは50歳過ぎの女性で、もともとは熱心な仏教徒だった。離婚後、ある年配の法輪功学習者の家で住み込みの家政婦として働いていた際、法輪功学習者の善良さを目の当たりにし、さらに法輪功の不思議な力を実感したため、2017年頃に法輪功を学び始めた。
朱さんは「真・善・忍」の基準に従って自分を律し、大きく変わった。過去のわだかまりを忘れ、前夫の家族に優しく接するようになった。特にここ2年、前夫の母親が病気で寝たきりとなり、生活全般において自力ではどうすることもできない状態にあった際、朱さんは献身的に介護した。その優しさと思いやりは、前夫の家族に深い感銘を与えた。前夫も「誰よりも朱継雨が一番素晴らしい」と語っているという。
今年3月13日午後3時頃、建昌県国保大隊と城郊派出所の警察らが突然、朱さんが借りていた平屋に塀を乗り越えて侵入し、朱さんを連行するとともに不当に家宅捜索を行った。警察らの話によると、数日前、城郊派出所に一般人からの通報があり、その人物は乗用車を運転中にバッグを拾い、中には『共産党についての九つの論評』3冊、プレイヤー1台、電子書籍が入った携帯電話1台が入っていたという。この通報者は、これが朱継雨さんの紛失物ではないかと疑っていたという。この報告を受けて、建昌県公安局国保大隊と城郊派出所は共謀し、朱さんを連行し、葫芦島市連山区裁判所に不当に起訴した。
葫芦島市連山区裁判所は、当地の法輪功学習者に対する司法迫害を行う指定裁判所であり、重大な罪業を積み重ねている。以下は、最近葫芦島市の法輪功学習者が司法迫害を受けた一部の事例である。
◎2024年10月、葫芦島市興城市の法輪功学習者・呉久芬さんが葫芦島市連山区裁判所により不当に1年の実刑判決を下されていたことが判明した。呉さんは今年8月21日、遼寧省第二女子刑務所に移送され、迫害を受けている。
◎葫芦島市の法輪功学習者・凌海傑さんは今年6月25日、葫芦島市連山区裁判所により不当に2年の実刑判決を下された。同年8月21日、遼寧省第二女子刑務所に移送され、迫害を受け続けた。
◎葫芦島市の法輪功学習者・高淑芬さんは、半身不随にさせられるほど迫害を受けた状態にもかかわらず、葫芦島市連山区裁判所で不当に裁判にかけられた。今年5月30日、高さんは1年6カ月の実刑判決を受け、罰金5,000元(約10万円)を強制的に徴収され、6カ月の居住監視となった。
◎葫芦島市興城市に住む64歳の法輪功学習者・劉玉波さんは、今年4月25日に葫芦島市連山区裁判所により不当に懲役2年3カ月の判決を受け、罰金1万元(約20万円)を強制的に徴収される。劉さんは既に遼寧省第二女子刑務所に移送され、迫害を受けている。
◎葫芦島市綏中県の法輪功学習者・楊将威さんは今年4月19日、高嶺鎮派出所の警察に連行され、4月25日に綏中検察院に不当に起訴される。当初、葫芦島市連山区裁判所は8月20日に彼への不当裁判を予定していたが、現在は延期されている。
◎葫芦島市の法輪功学習者・劉聡さんは、不当に懲役4年の判決を受けた夫のために冤罪を訴えていたが、今年7月12日、竜港区国保大隊と西街派出所の警察に連行される。同年9月下旬、劉さんが葫芦島市連山区検察院に不当に起訴されたことが判明する。
◎葫芦島市綏中県の法輪功学習者・劉巍さんは今年5月12日、国保警察に連行される。同年7月、彼が葫芦島市連山区検察院に不当に起訴されたことが判明する。
明慧ネットの報道による情報統計によれば、2016年1月から2018年12月までの4年間で、葫芦島市の法輪功学習者36人が不当に判決を受け、最長で懲役14年の刑を課された。また、裁判所から罰金として合計4万7千元が徴収される。さらに、141人が連行され、75人が嫌がらせを受けた。
2019年から2020年の2年間では、葫芦島市の法輪功学習者のうち2人が迫害によって命を落とし、17人が不当に判決を受け、7人が不当に拘禁され、41人が連行され、1人が精神病院に監禁された。さらに、多くの人が嫌がらせを受けた。
しかし、中共による情報封鎖のため、迫害事実の一部は即時に報道することが難しい。この統計は、中共による迫害の一部に過ぎない。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)