【明慧日本2024年12月10日】一年ほど前、私の背中の右側に小さな腫れ物ができました。最初は気にせず、数日経てば治るだろうと思いました。ところが、だんだん大きくなり、痛みも感じるようになりました。ついに卵の半分ほどの大きさになり、痛みも増してきて、生活に支障をきたすほどでした。ある日、洗面所で鏡を見て驚きました。その腫れの表面はつやつやとしていて、ちょうどその上に小さな黒いほくろがありました。それがまるで凶悪で腫れあがった大きな目のように見えて、少し不気味な感じがしました。これは何が原因でできたのか分からず、ようやく発正念をして取り除こうと思いました。
発正念をする前に、まずそれと善解をしようと思い、師父の善解に関する法を見つけ出し、一度読んで聞かせました。「宇宙で法が正される中で、私が法を正すことを妨害しないものに対して、適切な処置を取り、未来の生命になるようにします。善解されたければ、私から離れて、私の周辺で待ってください。もし本当に私から離れる力がなければ、私を妨害するための如何なる作用もしないでください。将来私が圓満成就することができれば、皆さんのことを善解します。それらの全く良くないもの、まだ私を妨害しているものは、基準に従い、残ることができなければ、根絶されるしかありません。私があなたを消滅しなくても、宇宙の法もあなたを残しません」(『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』)私はそのものに「あなたに1日の時間を与えます。この間に私から離れて下さい。もし離れなければ、明日から発正念して取り除きます」と言いました。
その後、私は台所に行って料理を始めました。野菜を洗いながら「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と繰り返し唱えました。私が心から何度も唱えれば、それが私の善意を受け入れて、佛法によって救われ、良い未来が得られるようにと願いました。そうやって何度も唱えているうちに、なぜか急に涙がこぼれて来ました。師父の法を思い出しました。「もしこの念を発すれば、極めて次元の低い生命にとって、本当に慈悲深いのです」(『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』)今までは師父がここで説かれた慈悲についてあまり深く理解していませんでしたが、当時、完全に他者のためにある心境を感じました。
翌日、私はベッドに座り、発正念しようと思い、心の中でこう言いました「もしあなたが善解されたければ、私から離れて、私に作用しないでください。もし離れることを拒むなら、私があなたを消滅するだけでなく、あなたを私の空間場に送り込んだ生命も一緒に消滅します」。発正念の訣を念じ終わると、その部位に急に温かいものが流れて来て、できものが破れたと感じました。ティッシュで拭いてみると黄色の液体がついていました。その後の数日間、その腫れ物から腐ったものが流れ出し、一週間ほど経って完全に治りました。
私を一年近く悩ませていた大きな腫れ物がこうして無事に解決しました。おそらく、自分がその時に抱いた真摯な思いがその生命を動かし、師父が私たちの間の悪縁を善解して下さったのだと思います。
師父の慈悲なる済度に感謝します。