【明慧日本2025年1月23日】遼寧省瀋陽市在住の法輪功学習者・金暁峰さん(65歳男性)は、法輪功を学んだため、2025年1月7日に裁判を受ける予定になっていた。この記事の執筆時点では、起訴、裁判、判決の詳細は明らかではない。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。法輪大法を学んで以来、金さんは真・善・忍の原則に従い、自分を律してきた。金さんは長年のギャンブルの悪癖を改め、職場や周りの人から誠実で信頼出来る良い人だと評価されている。
金暁峰さん |
事件の詳細
2024年7月13日、金さんは別の学習者・趙桂平さんと路上で話をしていたところ、突然5人の私服警官が2人に群がり、3カ月間金さんを尾行していたと告げた。警察手帳や捜索令状を提示することなく、警官らは金さんの車を捜索し、車内から法輪功のチラシ500枚以上を押収した。警察はその日遅くに金さんの自宅を家宅捜索し、パソコンとプリンターを押収した。
その日、金さんは泉園派出所に連行された。取り調べ中、警官は質問にすべて答えれば3日以内に釈放すると約束した。金さんは従わずに弁護士の弁護を要求した。金さんは沈河区留置場に連行され後、大東区留置場に移送された。
8月19日に、大東区検察庁は金さんの逮捕を許可した。
10月~11月にかけて、検察庁は追加証拠を求めて金さんの事件を警察に差し戻した。その間、警察は金さんの家族に何度も電話をかけ、嫌がらせをした。
12月10日に、検察庁は金さんを起訴し、裁判官は裁判日を2025年1月7日に設定した。
中国には法輪功を犯罪とする法律がないため、金さんの親族弁護人は、法的根拠もなく金さんを標的にした加害者たちを告訴した。弁護人は、泉園派出所の警官らが捜索令状なしに金さんの自宅を捜索し、金さんに不利な証拠を捏造したと非難した。また、弁護人は、証拠がないにもかかわらず金さんを起訴した大東区検察庁の検察官・胡丹と、金さんの弁護を阻止しようとした大東地区裁判所の裁判官・張巨涛も非難した。
また弁護側は健康上の理由で、金さんの保釈を求める申立書を提出した。金さんは拘禁中に喘息を発症し、夜は咳が止まらなくなった。2024年7月13日の不当連行以来、体重が大幅に減少した。本稿執筆時点では、検察も裁判所もこの申し立てには応じていない。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)