　【明慧日本2025年1月30日】年末年始を迎える中、神韻芸術団の8つの同規模の芸術団が世界各地での巡回公演をしている。欧米とアジアの観客に中国五千年の神伝文化の真髄を披露し、歴史の流れの中の数々の輝かしい瞬間を演じた。

　神韻ニューヨーク芸術団は、イタリアのミラノにあるアルチンボルディ劇場での最終公演を1月20日に無事終了した。7日間で8公演を行い、全公演が満席といった空前の盛況を博した。イタリア全土から、「世界一のショー」を一目見ようと何千マイルも離れた地域から訪れる人もいた。

　1月20日夜、アメリカの神韻新世紀芸術団は初めてフランスのストラスブールを訪れ、ゼニス・ドゥ・ストラスブール音楽堂で4公演を行い、約1万3千枚のチケットが前売りで完売した。1月26日午後までに、フランスのボルドーでの2公演も続けて満席となった。

　神韻世界芸術団が英国オックスフォードのニューシアターで行った最終2公演では、観客から大きな拍手が沸き起こり、1月25日、芸術家たちは再び2度のカーテンコールに応えた。オックスフォードでの5公演は全て満席。同日、アメリカの神韻国際芸術団がオーストリアの首都ウィーンの市庁舎劇場で行った2公演も、チケットが入手困難な状況にあった。

　1月25日から26日にかけて、神韻新世界芸術団がアメリカのフロリダ州ベニス・パフォーミング・アーツ・センターで行った3公演は、3週間前に完売した。

　神韻の人気は訪れる先々で高まりを見せている。観客はアーティストたちの卓越した技術に感嘆した。各界の主流エリートたちは、神韻の華麗で壮大な演出と深い内容に称賛を送り、非凡な感動を覚えたと述べた。また、神韻の舞台が表現する中国の伝統文化と価値観が、今日の世界にとって極めて重要だと語った。

1月25日から26日にかけて、神韻新世界芸術団は米フロリダ州ベニス・パフォーミング・アーツ・センターで3公演を披露

イタリアの名城ベルガモで知られるドニゼッティ劇場で、神韻ニューヨーク芸術団の2回目の公演（大紀元）

1月20日の夜、神韻ニューヨーク芸術団がイタリア・ミラノのアルチンボルディ劇場で行った8回目の公演も再び満席（大紀元）

フランスのゼニス・ドゥ・ストラスブール音楽堂で4公演（大紀元）

英国オックスフォードのニューシアターでの公演

オーストリアの首都ウィーンの市庁舎劇場で公演

　テキサス州上院議員「州議会全体で神韻を観賞してほしい」

1月24日夜、テキサス州上院議員のアンジェラ・パクストン氏が神韻巡回芸術団の公演を観賞した（新唐人テレビ）

　テキサス州上院議員のアンジェラ・パクストン氏は、「これほど素晴らしい公演を見たことがありません。本当に美しいものでした。何年も神韻の広告を見て、ずっと観賞したいと思っていましたが、今夜は夢が叶ったようです」と語った。

　パクストン氏は2019年からテキサス州上院議員を務め、州事務委員会副委員長、テキサス州上院共和党党団委員長を務める。テキサス州上院多数党党首も歴任した。

　「神韻の公演にはエネルギーが満ちあふれ、同時に前向きで、喜び、歓びに満ちています。これは私が子どもたちや孫たちにも体験してほしいと思うものです」

　神韻の公演で、中国共産党による残虐な弾圧の中でも信仰を守り続ける法輪功学習者の実話に、パクストン議員は感動を覚えたという。

　「これは非常に勇敢なことだと思います。実際に中国でこのようなこと（法輪功学習者からの臓器摘出）が行われていることも知っています。そのため、テキサス州上院と下院では、すでに法輪功学習者に対するこのような行為を非難する決議を可決しました。その後の会期では、保険会社が臓器摘出に関連する行為を支援することを禁止する法案も可決しました。これは私たちの世界における真の邪悪です。だから公演を観ていて、これは単なる恐ろしい出来事の描写ではなく、実際に人々の実生活で起きていることだと分かりました」

　続けて議員は、「これは非常に創造的で心を引きつける方法で、多くの人々にこれほど重要な問題を理解してもらい、同時に私たちに何ができるかを思い出させてくれるのだと思います」と付け加えた。

　議員は、神韻が真の中国文化を披露するだけでなく、美と希望に満ちた重要なメッセージを伝えていることに深い敬意を表した。「皆さんの技芸に感謝し、神が与えてくださった才能に感謝します。そしてその才能を活かし続けることを励ましたいと思います。なぜなら、皆さんは世界中の誰もが聞く必要のあるメッセージを伝えているからです」と語り、「公演は人々を啓発し、生命の価値について深く考えさせ、善を行い、親切になりたいと思わせ、私たちの世界に変化をもたらしたいと思わせます」と述べた。

　「テキサス州議会全体でこの公演を鑑賞してほしいと思います」と語った。

　サンディエゴ県サンティー市が「神韻芸術団の日」を宣言

　神韻芸術団は3月と4月に、アメリカのカリフォルニア州グレーターサンディエゴ地域の2つの劇場で9公演を行う予定だ。現在までに、サンディエゴ県の2つの市が神韻に褒賞を授与している。

　2025年1月22日、サンディエゴ県サンティー市のローラ・コヴァル市議会議員は、市長と市議会を代表して神韻芸術団への褒賞を読み上げ、1月23日をサンティー市の「神韻芸術団の日」とすることを宣言し、「全ての市民が神韻のような芸術・娯楽活動を支持し、それを喜びと心の安らぎ、そして家族の団らんの機会として捉えることを奨励する」と述べた。その後、褒賞状は神韻公演の主催者であるサンディエゴ法輪大法学会の代表に授与された。

サンティー市は1月23日を「神韻芸術団の日」とすることを宣言

　サンディエゴ県北部のビスタ市も今年1月初めに神韻芸術団に褒賞を授与し、「2025年の世界巡回公演でサンディエゴ地域を訪れ、私たちのコミュニティの多様性と文化の豊かさを促進する神韻芸術団を心から歓迎します」と述べた。褒賞状には市長と全市議会議員が署名しました。

今年1月初めにビスタ市が神韻芸術団に褒賞を授与

　国際テクノロジー企業社長「弾圧に抗う物語に共感」

ティム・ランシー氏は法輪功学習者が弾圧に抗う物語に深く引き付けらたと語った（新唐人テレビ）

　国際テクノロジー企業社長のティム・ランシー氏は法輪功学習者が弾圧に抗う物語に深く引き付けられ、「興味深いのは、自然とストーリーの展開に感情的な共感を覚えることです。特に弾圧とそれに抗う描写に。物語の中でこれらの要素が織り込まれている表現方法を特に評価しています。中国には数千年の長い歴史があり、これらの深い要素を一つに融合させ、非常に魅力的な物語を作り上げているのは、本当に素晴らしいことです」と語った。

　「異なる文化には異なるスタイルがあることは分かっていますが、結局のところ、異なる信仰体系にも共通点があることが分かります。舞踊家たちはこれらの要素を巧みに融合させ、心を引きつける物語を織り成しており、感嘆せずにはいられません」

　「私たち全ては神性を持つ生命です。伝統的な中国の信仰とのつながり、そしてその深い歴史的なルーツを見ることができて嬉しく思います」と語り、皆に神韻の観賞を勧めました。「息をのむような物語、心を動かす音楽、そして中国文化の過去、現在、未来を優雅で落ち着いた方法で密接に結びつけているのを、ぜひ皆さんも見に来てください」

　アメリカの有名企業社長「メディアのネガティブな報道は信じない」

建設会社社長のラリー・シュレクト氏と家族（新唐人テレビ）

　建設会社社長のラリー・シュレクト氏は、「公演は神秘的で、素晴らしく美しいものでした」「本当に壮観でした」と称賛した。

　シュレクト氏は地元の建設会社で38年間社長を務め、同社はシアトルからポートランドまでの大手企業の業務を手がけ、手掛けたプロジェクトは数々の賞を受賞している。

　神韻が現在中国で上演できない状況について、シュレクト氏は「私たちはニュースを常に注視しています。中国共産党政府が神韻の活動を停止させようとしているのは分かっています。また、『ニューヨーク・タイムズ』やその他のメディアによる神韻へのネガティブな報道は混乱を招くだけです。しかし、私たちはそれらの報道を信じていません。私たちは神韻の立場を知っています。神韻が行っているすべてのことに、とても感謝しています」と述べた。

　イタリアの俳優兼演出家「神韻は大いなる恩寵あり、暗黒時代に神性のメッセージを伝える」

イタリアの俳優兼演出家ニコレッタ・マラーニョ氏（新唐人テレビ）

　イタリアの俳優兼演出家ニコレッタ・マラーニョ氏は「私は、すべての人の心の中に神性があると思います。もし発見できれば。だからこの中国古典舞踊は、人間の内なる神性を求める文化から生まれたものであり、より広く伝播されるべきで、この暗黒の時代に神性のメッセージを伝えるべきです」と語った。

　ニコレッタ・マラーニョ氏は『ファウスト』や『カンピエッロ』など多くの舞台に出演し、世界巡回公演も行っている。また多くの映画にも出演し、複数の映画で俳優指導を務め、脚本を書き、演劇作品を演出し、パドヴァ市政府から表彰を受けている。

　神韻は神聖なエネルギーに満ち、人類が渇望する神性のメッセージを伝えていると称賛。「はい（エネルギーを感じました）。これは外的なエネルギーだけでなく、内的なエネルギーでもあります。なぜなら、大いなる恩寵と調和が含まれているからです」「この恩寵とは、私たちよりも強大な力に打ち勝つことのできる力です」と語った。

　「すべての文明にはその破壊者がいます。共産党は中国の伝統文化を破壊しました。無節制な消費主義は、人文主義と人間性を基本とする西洋文化の深い魂を蝕んでいます。私は、（文化の）源を探すことは、大洋のこちら側からあちら側まで、全人類の使命だと信じています。このショーは私たちにそのことを教えてくれました。今や世界中がそうすべきです」

　イタリアの指揮者「神韻が人の心に直接届く偉大な力は神からもたらされた」

イタリアの指揮者ジュゼッペ・ジェルミーニ氏（新唐人テレビ）

「公演では舞踊の動きも音楽も、特に音楽は、極度の優しさと繊細さを表現していました」と指揮者のジュゼッペ・ジェルミーニ氏は称賛した。「神韻の音楽家たちは本当に素晴らしく、技術が卓越しています。なぜなら、プログラムで何度も登場する中国の伝統音楽は、西洋音楽と音色は似ていますが、正確に同調させるのは非常に難しいからです。しかし神韻の音楽家たちはそれを成し遂げ、演奏の中で完璧に表現しました。神韻の舞踊家たちも音楽家たちも感嘆すべきです」と語った。

　「私は『神が舞う美』を真に体験しました。これは本当に奇跡に近いものでした」と述べ、「神韻の出演者たちはすべての演目で神性を表現し、すべての動きがとても軽やかでした」「公演は精神的なメッセージを伝えていました。なぜなら、プログラムは美に満ちており、その美は人の神性を呼び覚ますことができるからです。したがって、疑いの余地もなく、公演の景色は神からもたらされたものです。神韻のこの人々の心に直接届く偉大な力は、必ず神からもたらされたものに違いありません」と述べた。