【明慧日本2025年2月12日】福建省福州市の法輪功学習者・何鹏飛さん(57)は、法輪功の修煉を2011年に始めたところ、様々な病気が治り健康になった。法輪功は法輪大法とも呼ばれ、中国古来の精神修養法である。しかし2015年、何さんは人々に法輪功への迫害について伝えたことで不当に拘束され、5年6カ月の懲役刑を科された。釈放後は2024年5月にも拘束され、11月5日に福州市閩清県の裁判所で審理が行われれた。その結果、懲役4年の不当判決を受けた(現在は控訴手続き中)。
何さんは2002年12月に軍から転属し、福州市放送テレビ局の会計検査チームで勤務していた。2011年には福州市文化市場総合法執行チームの課長級幹部へと異動した。しかし長期にわたって受けた軍事訓練の弊害で、頚椎症や肝嚢腫、肺の影、じん麻疹、前立腺肥大など多くの病気を抱えるようになった。
2011年、何さんはインターネットで『転法輪』を見つけ、法輪功の修煉を始めた。ほどなくして体にあった病気は治療も受けずに治り、身心ともに健康になった。法輪功を学んだ何さんは勤勉で、意欲的かつ着実に仕事をこなしていた。
2012年末には、福州市文化局から福建省文化庁に派遣された。そして派遣された文化庁と元の職場から好評価を受けて表彰され、翌年には主任(訳者註:中国における主任の職位は高い)に昇進した。
2015年、何さんは写真や標語を使用して法輪功への迫害について人々に広めた。このことを理由として、福州市倉山区の公安や司法の結託により、5年6カ月の不当な懲役刑を言い渡された。
2020年12月に釈放され、自由の身となった何さんは、懲役中だった2017年3月に元の勤務先である福州市文化ラジオテレビ新聞出版局から不当に解雇されていたと知った。知らぬ間に職を失っていた何さんは生活のあてもなく、重病の父親の世話をしながら、あちこちに職を求めて働かざるを得なかった。
2024年5月22日、何さんの自宅に福州市馬尾区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官が押し入った。何さんは福州市第二留置場に連行され、拘束された。福州市閩清県検察庁に移された何さんは濡れ衣を着せられ、同県裁判所に移送された。
2024年11月5日、裁判官は開廷時に非公開審理を宣言した。何さんの弟と従兄弟だけが傍聴を許可されたが、広い法廷で傍聴者はその2人だけだった。
中華人民共和国『刑事訴訟法』(1996年3月最終改正、1999年1月1日施行)の第11条ならびに第152条によれば、裁判所は第一審の裁判を公開しなければならない。ただし例外規定が設けられ、国家機密や個人のプライバシーに関わる事件は公開しない。何さんの裁判はその例外に該当せず、審理は公開されなければならない。非公開とされたことは違法の疑いがある。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)