【明慧日本2025年2月18日】アイルランドの一部の法輪功学習者(以下、学習者)は2月8日、首都ダブリンに集まり元宵節を祝った。美しく穏やかな功法の実演から、舞い踊る金龍のパフォーマンスまで、通行人の目を引き写真を撮っていた。多くの人々は法輪功とは何かを知った後、中国で今もなお続いている迫害を止めるための署名をした。また、煉功場所や書籍の購入方法について尋ねる人々もいた。
アイルランドの首都ダブリンで行われた元宵節の祝賀イベント |
中共による法輪功迫害に関する資料を配布する学習者 |
「私たちは力になりたいです」
イベントが始まる前、小雨が降っていた。パネル資料には「中共による学習者からの生体臓器収奪を止めよう」と大きく書かれていた。多くの人々がチラシを受け取り、パネルの資料も読んでいた。ポルトガルから訪れたマリアナさんは学習者と話をした後、迫害反対の署名に名前を書いた。マリアナさんは、「私は沈黙させられた人々の声を届けたいのです。これはずっと私の願いでした」「今、世界では多くの悲劇が起こり、誰もが影響を受けています。そんな中で、私たちは幸運にも声を上げる機会を得ており、立ち上がって支持を表明することが、とても重要だと思います」と話した。
学習者が功法を実演するのを見て、マリアナさんは「とても穏やかで静寂な修煉法だ」と感じた。しかし、このような功法を修煉するだけで拷問を受け、さらには強制的に臓器を収奪されるという事実に、彼女は強い憤りを感じた。「こんなにも残酷な迫害が行われているなんて…、どうして自国民に対して、こんなひどいことができるのか理解できません。本当に非人道的です」と彼女は迫害を厳しく非難した。
ポルトガルから訪れたマリアナさん |
イギリスから休暇で訪れた若い女性リリーさんと友人たちは、雨が強まる中でも気にせず、帽子をかぶってパネル資料を見ながら話し合っていた。署名をした後、リリーさんは「『中共による学習者からの生体臓器収奪を止めよう』という言葉を見て立ち止まりました。これは絶対に間違っています。止めなければなりません。私たちは力になって何かを変えたいと思っています」と学習者に話した。
一緒にいたベラさんも迫害の停止を願って署名した。彼女は「ただ信仰を持っているだけで迫害されることを受け入れられません。ここでは自由に法輪功を修煉できます。でも、もし私が中国で生まれていたら、法輪功を修煉したいと思っただけで迫害されるなんて…本当に不公平です」と述べた。
リリーさんは法輪功の功法について、「とても美しく、穏やかな感じがします」と称賛した。ベラさんもまた、「とてもリラックスできそう」と感じ、これまで法輪功について聞いたことがなかったものの、学習者の功法実演を見て「本当に素晴らしい」と思ったという。ベラさんは「どうして中国では、こんな素晴らしいものが迫害されるのでしょうか? 本当に理解できません。不公平すぎます」と話した。
ベラさんは、学習者がこのように平和的な方法で迫害を止めるよう呼びかけ、署名活動を行っていることに感銘を受けた。彼女は中東や世界各地で起きている抗争と比較しながら、「このように平和的に迫害を止めようとするのは本当に素晴らしいことです。自分が受け入れられないことに対して、暴力ではなく、このような方法で変えようとする姿勢にとても感動しました」と語った。
「すべての人の人生に『真・善・忍』が必要です」
ペドロさんと友人のメインさんは、アイルランド南部のコーク市に住んでおり、週末にダブリンを訪れ偶然にも学習者が功法を実演しているのを目にした。2人はしばらくの間、その様子を見入っていた。
何が彼らを立ち止まらせたのかと尋ねると、メインさんは微笑みながら、「それは『平和』です。彼らは、あのようにとても穏やかで自然と目を引かれました」と答えた。一方、ペドロさんは中共による学習者からの生体臓器収奪の暴行に衝撃を受けたという。
メインさんは、「彼らの動きはとても優雅で、見ているだけで心が落ち着くような感じがします。それなのに、こんなにも平和的な修煉をしている人たちが迫害されるなんて…、特に臓器強制収奪の話を聞いて、信じられないほどの衝撃を受けました。こんな非人道的な行為が、今も続いているなんて許されることではありません」と述べた。
「真・善・忍」を称賛するペドロさんとメインさん |
ウクライナから訪れたニックさんは、学習者が着ている「法輪大法」の文字が書かれたオーバーコートの色に惹かれたという。彼は「最初は鮮やかな色や美しい功法の動きに気づいただけでしたが、その後、これは署名活動をしていることに気づきました。活動内容は、中国での臓器収奪の停止を求めるもので、私はそれがあまりにもひどいと思いました。何かできることをしたいです。そして、もっと多くの人に、臓器収奪が実際に中国で行われていることを知ってもらいたいです」と語った。
ニックさんは、学習者が実演していた功法に強い興味を示した。学習者は、公式ウェブサイトで多言語対応の功法を教えるビデオや、世界各地の無料で功法を教える情報を見つけられることを伝えた。ニックさんは「ぜひサイトを見てみます」「私は、すべての人の生活に『真・善・忍』が必要だと思います。それがなければ、私たちは人類として成り立たないのではないでしょうか」と述べた。
ウクライナから訪れたニックさん |
「これは極めて重要なことです」
週末に友人に会うためにフランスから訪れたナスマティさんは、パネル資料を見かけた。彼女はそれを見ながら、一緒にいた友人のナズラットさんに翻訳して説明していた。
ナスマティさんは署名した後、「とても意義のあることだと思います」と言った。ちょうどその時、学習者は第二式功法を実演しており、彼女は「とても強いエネルギーを感じました。強い力に引き寄せられるような感覚で、もしかすると、強いメッセージか、あるいは情感かもしれません」と話した。
ナスマティさんは学習者に、「友人のナズラットさんもとても印象深く感じています」と伝えた。ナズラットさんは学習者の話している内容を理解できるものの、英語は話せなかった。しかし、ナスマティさんの助けを借りて翻訳してもらいながら、ナズラットさんは学習者に「迫害反対の活動をぜひ続けてください」と励ました。
ナスマティさん(左)と友人のナズラットさん(右) |
ベビーカーを押していたパウラさんは、テーブルの前に歩み寄り、迫害停止を求める署名をした。彼女は「私はダブリンで育ちました。ここ数年、街のさまざまな場所で法輪功学習者をよく見かけます。迫害や署名活動についてはよく知っています」と語った。
パウラさんは「今日は電車に乗る予定があり、時間が5分しかないのです。でも、もう一度署名したいと思いました。これは極めて重要なことです」と述べた。
彼女は続けてこう話した。「私の考えでは、法輪大法はとても素晴らしく、癒しの力があり、長い歴史と深い智慧を含んでいます。そんな功法を実践している人々が拷問を受けるなんて、本当に心が痛みます。そして、これほど多くの人がこの迫害について何も知らないというのは、人類にとって大きな不公正です。私は、『真・善・忍』こそが、今の世界に必要なものだと思います。人々は、緊張した心を解きほぐし、内なる平和を見つけるために、こうしたものを求めているのではないでしょうか」
彼女はさらに、「この迫害が一日も早く終わることを心から願っています」と語った。