文/韓国の大法弟子
【明慧日本2025年2月20日】釜山に住む有機化学の博士である金賢真さんは1年365日、寒くても暑くても、毎日10時から12時まで、必ず釜山の海雲台冬柏島駐車場の横にある広場に行って体を鍛えています。そこで、彼女は美しい音色の法輪功の煉功音楽に合わせ、五式の功法の実演を行います。17年間修煉してきた金さんにとって、これは彼女の日課となっています。
第五式の功法を煉る金賢真さん |
金さんはこう話しました。「偉大な科学者であるアインシュタインでさえ、物質世界を超越することができず、結局は神の存在を認め、宗教を信じるようになりました。法輪功の主著である『轉法輪』を読んで分かったのは、同じ物体が同じ時間と場所において異なる空間、すなわち異なる世界に存在していますが、時間と空間が異なるため、人はそれを見ることができません。地球の時空の場を超えなければ、他の時空の存在を知ることはできません。もし科学者たちが何の観念も持たずに『轉法輪』を読めば、恐らく彼らはみな法輪大法を修煉し始めるでしょう」
人生の答えを切実に探し求める
アメリカで博士研究員としての経験を積んだ後、金さんは韓国に戻り、大学教師を務めました。裕福な家庭に生まれ、物質的に常に恵まれていたものの、幼い頃から、彼女の心には「人は何のために生きているのか?」 という解けない疑問がずっとありました。その答えを見つけることができず、茫然と暮らす中、彼女は日々辛く感じていました。
大人になってから、金さんは迷いから抜け出し、人生の答えを見つけるために多くの努力をしました。研究員として働いていた頃、彼女は毎日昼休みに30分間坐禅を行っていましたが、心の中は相変わらず空虚でした。出家しようと考え、大田にある東鶴寺を訪ねましたが、結局そこを後にしました。心の疑問を解くことができなかった彼女は人生の答えを見つけたいと、ひたすら願っていました。
『轉法輪』から答えを見る
法輪功の主著である『轉法輪』を初めて読み終えたとき、金さんはついに人生の答えを見つけました。「科学は私の専攻なので、『轉法輪』の中で、原子、中性微子、クォークなどの粒子を用いての宇宙全体に関する説明をよく理解できました。また、天体全体を構成する最も小さな本源物質にも、宇宙の特徴である『真・善・忍』が含まれていることも分かりました。人々が『真・善・忍』の原則に従って生きるとき、宇宙の特性に順応しているため、心が満たされて安定し、穏やかで安らかな気持ちになるのです」
こうして2回目に『轉法輪』を読み終えた時、彼女は法輪功を修めることこそが、人生の悟りを得る道だと確信し、人間がなぜこの世に生まれ、最終的にどこへ行くのかの答えを見つけました。さらに、心性の向上が功を伸ばす鍵だと分かり、圓満成就や得道についてもある程度の理解を得ました。
娘の視力が回復した
実は、金さんが法輪功に出会ったのは、娘さんのおかげでした。娘さんは幼い頃に片目に重度の弱視を患い、放課後によく補習クラスに参加して、そこの教師が彼女と娘さんに法輪功を教えてくれたのがきっかけでした。
彼女はこう振り返りました。「その先生が渡してくれたチラシの内容を今でも覚えています。そこには、法輪功が人体のすべてのエネルギーの通路を開き、宇宙のエネルギーを大量に吸収して、修煉者のすべての脈を通じさせ、短期間で素早く修煉者の身体を浄化し、大周天を含む全身の気脈を開かせ、上から下へと徐々に全身を通じさせると書かれていました」
「当時、その内容が本当ならば、法輪功は本当にすごい功法なのだと思い、私は早速法輪大法の公式サイトにアクセスして煉功動作を学び、『轉法輪』を購入してすぐに読み始めました」
驚くべきことに、金さんの娘さんは法輪功を学び始めてから1カ月も経たないうちに、視力が正常なレベルにまで回復しました。娘さんは幼いながらも、補習クラスの教師の要求に従い、毎日金さんと一緒に『轉法輪』を読み、1時間の煉功を続けています。
生活が一新した
修煉を始める前、真冬の早朝に外出することは、金さんにとって考えられないことでした。しかし、法輪功の修煉を始めてから、彼女は毎朝4時半から外で煉功するようになりました。仕事から帰宅すると、疲れ果ててソファに倒れ込んでいた彼女は今、生活に活力が満ちるようになりました。乳がんの手術後に溜まっていた膿も消え、それまで口にできなかったアイスクリームや冷たい水も、問題なく食べられるようになりました。
修煉を始めてから、金さんは心も体も軽くなったと感じたと言います。「『真・善・忍』に従って行動すると、心が不安定になることがなくなり、意志も強くなりました。実は、煉功よりも心を修めることがより重要なのです。修煉の過程で気づいたのですが、執着心を手放すと、身体の状態も良くなるのです。以前はよく愚痴をこぼす癖がありましたが、修煉の中でそれを改めようとやってみた結果、こわばっていた体までリラックスしました。つまり、『怨む』という物質を手放したことで、身体にも変化が現れたのです」
今、金さんは家族から深く敬愛されています。というのも、過去17年間の修煉を通して、家族は彼女の変化を目の当たりにしてきたからです。金さんは、法輪功の修煉を通じて真っ先に向上したのは、自分の道徳観だと語りました。彼女は、誠実で優しく人に接し、困難に直面しても忍耐強く努力し続けていけば、必ず新たな境地に入ることができると確信しています。