——スウェーデンの漢方医、大法との縁に感謝し、師恩に感謝
【明慧日本2025年2月21日】(スウェーデン=明慧記者)
30年前の1995年4月、法輪功の創始者・李洪志師父をスウェーデンにお招きして、功法の伝授が行なわれた。スウェーデンのヨーテボリ、ストックホルムなどで5回の講演会が開かれ、復活祭の期間中にヨーテボリでは7日間の講習クラスが行われ、地元の人々に法輪大法の福音を伝えられた。
その後、法輪大法はスウェーデンで広く広まり、多くの縁ある人々が次々と法輪功の修煉を始めた。現在、無料で功法を教える煉功拠点はスウェーデンの大中小の各都市に広がり、またオンライン・レッスンも行われている。法輪大法の「真・善・忍」の種はここに深く根付いている。
師父がスウェーデンで功法伝授に来られてから30周年を迎えるにあたり、当時師父をスウェーデンにお招きした漢方医の王医師が明慧の取材に応じ、彼女自身とスウェーデン、そして法輪大法との深い縁について語り、慈悲深い師父に無限の感謝と敬意を表した。
1995年4月、スウェーデンのヨーテボリで行われた講習クラスが終了した後、学習者たちは壇上に上がり、師父に花と記念品を捧げた。師父は花を受け取り、微笑みながら皆に手を振られた。 |
李洪志師父(左)は笑顔で可愛い記念品を皆に見せられ、王医師(中)は師父の隣に立ち、花の束を持たれるのを手伝っている。 |
ヨーテボリの講習クラスで、師父は学習者たちの動作を修正され、身体の調整をおこなわれた |
探し求め、ついに正法に出会う
王医師は子供の頃から医者になりたいと思い、気功愛好者でもあり、中国の古代の神伝文化に興味を持っていた。王医師は「1983年に北京中医薬大学を卒業後、念願かなって漢方医となり、90年代初めにスウェーデンに移住するとヨーテボリで漢方クリニックを開業しました。私は華佗のような神医になり、病気を治し人々を救いたいと夢見て、多くの気功流派を学び、多くの時間とお金を費やしました」と語った。
「初めてスウェーデンに渡ったとき、中国から送った七つの大きな荷物の中で、最も多かったのは中医学の本とさまざまな気功の本でした。何年も師を求めて功法を探し続けましたが、正しい法門には出会えませんでした。そして1994年の夏、帰国して親戚を訪ねた時に、北京の中山公園で美しい煉功音楽に引き寄せられ、法輪功に出会いました。その場で煉功の動作を試してみたところ、今まで体験したことのない穏やかな気持ちになり、師父にお会いしたいという強い願望が湧いてきました」
特に幸運だったのは、「1994年の法輪功の済南講習クラスに間に合ったことです。 クラスが終わった後、私は新たな人生を与えられたように感じ、師父の説かれた法こそ、まさに私が長年探し求めていたものでした。大法の教えに深く感銘を受け、すべてが新たに始まるような気がしました。人を救うためには、まず自分自身を救わなければならず、大法の真・善・忍の原則に従って修め、さまざまな人間の執着を取り除いてこそ、自分をより良い人間にすることができるのだと理解しました。すぐに私は家中の気功読本を片付けました」
功法伝授クラスの思い出 師父の慈悲と威厳
王医師は、スウェーデンに戻った後、周囲の人々に大法の素晴らしさを伝える中で、東洋文化に興味を持つ多くのスウェーデン人を魅了した。その時、彼女は「このような素晴らしい功法、素朴で優しいスウェーデンの人々と一緒に分かち合うべきだ」と考えた。その後、師父が1995年3月にフランスで説法をなさったことを知り、王医師は北京の法輪大法研究会と連絡を取り、師父をスウェーデンに招いた。
「師父がスウェーデンに来られるという知らせを受けた時、私は驚きと喜びでいっぱいでした。そして、すぐに私が関わったすべての人にそのことを伝えました。しかし、師父が済南で行われたクラスで数千人が参加した壮大な光景を思い浮かべると、不安になりました。なぜなら、通常スウェーデンの復活祭の期間は多くの人が休暇で出かけるので、果たしてどれくらいの人が来るのか、見当もつきませんでした。結果は予想外でした。120人以上が参加し、師父の正しい気風、並外れた意志の強さ、そして模範を示す姿勢は、東西の学習者たちに深い印象を残し、忘れられないものとなりました」
王医師は、30年前に師父がスウェーデンを訪れた時のことを今でも覚えている。「師父はスーツをお召しになり、背が高くがっしりとして、飛行機を降りてこられたときに、手にインスタントラーメンの箱を持っておられたのを見ました。全く偉そうなところはなく、非常に優しく親しみやすく、常に他人のことを考えておられました。しっかり時間を守り、忍耐強く、西洋人の学習者たちがもっと分かりやすく理解できるように、何度も説明されたり、絵を描いたりされて、学習者の様々な質問にも嫌がらずにお答えになり、身体の調整や動作の修正も手伝われました」。この経験から、王医師は師父の慈悲と大法のすばらしさを目の当たりにし、同時に大法修煉の厳粛さを実感したという。
「当時は人数が少なく、することが多かったため、私は少しせっかちになり、学習者の質問に答えるとき、少し焦っていました。その後、師父から真剣に指摘された師父のお教えを、今でも忘れられません。ある日、講習クラスの休憩時間に、数人の西洋人学習者が一人の男性の周りに集まり、興味津々に話を聞いていました。周囲が騒がしくてその人が何を話しているのかは聞こえませんでしたが、師父は何もかもご存じでした。師父は私にその男性が話を止めるように指示され、すぐに会場は静かで穏やかになりました。以前、私は多くの気功師について学びましたが、大法の師父のように謙虚で質素、親しみやすい方は見たことがありませんでした。やっと本当の師父を見つけたことを幸運に思っています」
自らをしっかりと修め、師父の恩に応える
法輪功を30年以上修煉してきた王医師は、「師父は長年の苦労を経て、すでに33年間もこの世で法を伝え出され、無限の命を救われましたが、今もなお中共によって誹謗されています。しかし、私たちの師父は常に学習者たちに人を敵と見なさず、嘘に惑わされている世の人々を救うように導いておられます。私は、師父が大きな忍耐力で全ての命が救われるチャンスを延ばし、学習者を成就させておられることを深く理解しています。師父の計り知れない慈悲と忍耐に対して報いることができませんが、感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。
最後に、王医師は師父に与えられた修煉環境に感謝した。「身の回りの中国と西洋の学習者たちが修煉を通じて心身に変化を遂げ、大法修煉において心がますます純粋になり、法に対する深い理解と体得を見て、私はいつも修煉を怠らないように励まされています。中共による法輪功への20年以上にわたる迫害に直面し、事実を伝え、平和的かつ理性的に反迫害を行い、今日まで歩んできましたが、それはすべて真・善・忍に対する正しい信念と師父の言伝え、身をもって示された教えに基づいています。どんなに長い道のりでも、皆さんと共に師が法を正すことを手伝い、最後の道をしっかりと歩み、自分を修めて、師父のご恩に応えるようにします」