【明慧日本2025年2月25日】遼寧省北鎮市在住の法輪功学習者・高穎さん(女性)は、法輪功を学んでいたため、2025年1月中旬に、凌海市裁判所に懲役4年6カ月の不当判決を宣告された。家族は関係者に高さんの事件に関する情報提供を求めている。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の詳細
2022年5月24日に、高さんは農作物畑で働いていたときに、廖屯鎮派出所の警官らに連行されて尋問を受けた。高さんは一切の質問に答えることを拒否した。警官は高さんの顔を平手打ちし、肋骨を殴り、ペンで高さんの肋骨を刺した。高さんの顔の左側、体と腕の複数の箇所はあざで覆われていた。
翌日、警官らが高さんを留置場に連行したところ、高さんの体温が37.5度だったため、看守は高さんの入所を拒否した。看守は警官に7日後に再度試みるよう要請した。
警官は高さんを派出所に連れ戻し、一晩留置した。翌日、警官らは高さんを留置場に連行したが、高さんの体温が37.7℃とさらに高かったため、再び拒否された。
廖屯鎮派出所の所長・許士林は、北鎮市国内安全保衛部門・張暁民(法輪功迫害の実行機関)に電話をかけ、どうしたらよいかと尋ねた。張は許に高さんを病院に連れて行き、抗生物質を与えるよう指示した。
2日間の「治療」の後、警官らは3度目に高さんを留置場に入所させようとした。警官は特別な体温計を用意し、体温を36.5度に設定し、留置場の体温計と取り替える計画を立てた。高さんは体温計の取り替えの計画に気づき、留置場の看守の前で警官を非難した。そのため、高熱のため再び入所を拒否された。拘留する方法が他になく、派出所の警官らは高さんを釈放せざるを得なかった。
高さんは2024年4月1日頃、再び連行され、錦州市留置場に移送された。その後、高さんの事件は凌海市に移送された。凌海市裁判所は2025年1月中旬、高さんに懲役4年6カ月の不当判決を下した。
数年前にも連行された後、保釈されていた高さんは、警察から身を隠すために家を離れて暮らしていた。
(編集責任者:田元)