【明慧日本2025年2月25日】最近、海外の修煉者がインターネット上で真相を伝えている記事をいくつか読みました。中国共産党(以下、中共)の「インターネット軍」が非常に活動的であることがうかがえます。
世論操作は今や一種の産業となっており、国際問題、日常生活、エンターテイメントなど多岐にわたる話題が対象です。中国国内(および一部の海外)の多くのオンラインプラットフォームでは、専門的な「ネット荒らし」がチャットをリードしており、特定の人物、または何かを支持したり批判したり、あるいは長期間にわたり特定のグループや話題を標的にしています。彼らはこれを仕事としており、指示された内容をそのまま投稿します。この点を指摘するのは、インターネット上で真相を伝える修煉者がこの状況を意識し、騙されないようにしていただきたいからです。
1. チャットグループを避ける
すべてのインターネットのチャットグループには設立された理由があります。これらのグループでは議論が行われるため、メンバー間で意見の対立が生じることもあります。一部のチャットグループは最初は善意で始まり、内容も前向きなものですが、特定の人物が参加することで雰囲気が悪化することがあります。中には、最初から悪意を持って作られたチャットグループも存在します。
実際の状況を見極めるのは難しいことが多いです。初めのうちは悪いことを言わない人物であっても、私は修煉者がチャットグループに入るのを避けるべきだと感じます。そうすることで、「フォロワー」の一人に加えられることもなくなります。彼らはプロフェッショナルであり、例えば「いくつのチャットグループを立ち上げたか」「何人が参加したか」「どのような人が参加したか」といった特定の条件を満たす必要があります。
彼らは、どのチャットグループが人気か、どの話題が議論されているか、情報の流れはどうか、といった情報を収集します。また、投稿の影響力がどの程度か、どれだけの人に届いたかなども評価しています。
そのチャットグループが中共の「インターネット軍」によって運営されているかどうかを知るのはほぼ不可能です。一部の修煉者は「観察するだけで何も言わなければ大丈夫」と考えていますが、これが罠である場合もあります。迫害が始まった初期に、これらのチャットグループに参加した修煉者の中に逮捕された人もいます。彼らは好奇心から、宣伝を聞いて「どのように反論すればよいかを学べる」と考えていたのです。
2.議論しないこと
私たちが人々に法輪大法や迫害の実態を伝える際には、事実を知らない人や特に意見を持っていない人々を主な対象とします。しかし、ネガティブな意見を持つ人に出会った際には注意が必要です。そのような人には個別メッセージを送ることもできますが、返信がなければそれ以上関わるのを止めるべきです。
もし私たちが中共に雇われた工作員と言い争うと、アルゴリズム(※問題を解決するためのステップや計算方法を言う)がその会話を監視し「議論」をより多くの人々に推薦する可能性があります。こうした行動は、悪人たちの人気や注目度を高める結果につながります。これらのプロフェッショナルな荒らしは、投稿したメッセージの数に応じて報酬を得ているため、結果的に彼らを助けることになるのです。
3.簡単に他者と交流しない
事実をインターネット上で説明する際、ソーシャルメディアの閲覧に夢中になったり、真相を伝えることに関係のない話題に関わることは避けるべきです。インターネット上にはさまざまな「釣り」手法が溢れています。
たとえば、ある人物が特定のグループが好む内容を把握し、それに関連する投稿を行うことでフォロワーを引き寄せます。彼のアカウントが人気になると、虚偽のストーリーを投稿し、さらには元の人気投稿を反対情報へと差し替えることもあります。このようにして、彼の影響力を利用してネガティブな情報を広めます。
アルゴリズムの作用によって、ソーシャルメディアで、自分の意見や興味に合致する情報だけを提供することが問題になっています。一般のユーザーは、特定の話題をインターネットで検索してもさまざまな意見に触れることになりますが、これは普通のことです。修煉者がネガティブな意見を目にした場合、過度に焦らず、自分のなすべき事に集中するべきです。時には、中共のエージェントの目標が一般の人々を混乱させることではなく、大法弟子を混乱させることです。
大法弟子として真相を伝える際には、自分の心を落ち着かせ、正念を保つことが何よりも重要です。