【明慧日本2025年2月26日】吉林省楡樹市(ゆじゅし)在住の法輪功学習者・張淑華さん(71歳女性)は、法輪功を実践したため、2025年1月13日、吉林省女子刑務所に拘禁された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。張さんは法輪功を放棄しないため、職を失い、何度も当局に不当に拘禁され、2000年には1年間の強制労働を課せられた。
事件の詳細
2023年12月23日午後7時頃、張さんは正陽派出所の警官らに連行された。警察が監視カメラに張さんともう1人の法輪功学習者が住宅街で法輪功の資料を配布している様子が記録されていたと主張した。張さん健康診断の結果が基準に達していないため、地元の拘置所には入所しなかった。警察は張さんを釈放した。
2024年1月5日、地元の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の2人の責任者は、張さんの自宅を訪問し、正式に保釈されたことを伝えた。
2024年6月21日午前8時に、国保の2人の責任者は再び張さんの家を訪れ、張さんの事件のオンライン審理を行った。オンライン審理が行われた理由は、張さんが何度も必要な健康診断に不合格だったことと、審理の数日前に転倒して頭、腕、足に重傷を負ったためである。徳恵市裁判所は、張さんが回復する時間を与える代わりに、張さんの自宅でオンライン審理を行うことを決定した。
審理中、法廷はある女性の背中を映したビデオクリップを数本上映した。裁判官は張さんにそれが張さん本人であることを確認するよう求めたが、張さんはそれは自分ではないと答えた。
法輪功に関する資料を配布することは完全に合法だが、張さんは警察が主張するように、当日住宅地で、その時間帯に資料の配布を行っていなかった。
2024年8月19日、張さんは徳恵市裁判所に懲役3年2カ月の不当判決と1万元の罰金を言い渡された。
張さんは当初、健康上の理由で懲役刑を受ける必要はなかったが、徳恵市裁判所の職員と楡樹国保の職員が2025年1月13日に張さんの自宅を訪れた。彼らは張さんを健康診断のために長春市に連れて行った。
張さんの収縮期血圧は220mmHgだと判明した。また、他の深刻な健康問題も抱えていた。にもかかわらず、警官は検査後すぐに張さんを吉林省女子刑務所に連行した。張さんは刑務所に拘禁された後、点滴を受けていたと伝えられている。