【明慧日本2025年2月26日】法輪大法の主要な著作である『轉法輪』が1995年1月、初めて出版され、それからの30年の間に50カ国の言語に翻訳され、世界中のさまざまな民族の億単位の人々に読まれている。1999年7月に中国共産党(以下、中共)が残酷な迫害を開始したが、それにもかかわらず、法輪大法は今も世界各地の人々に歓迎されている。
インドは多民族国家であり、言語が複雑に入り組んでいる。ヒンディー語や英語に加え、20以上の言語が公用語として指定されている。より多くの善良な人々に法輪大法の良い知らせを届けるため、インドの法輪功学習者(以下、学習者)は『轉法輪』をヒンディー語、ベンガル語、カンナダ語、タミル語、テルグ語、マラーティー語、マラヤーラム語などに翻訳し、大法がインドのより多くの地域に広がるよう尽力してきた。多くの縁のある人々は修煉を始め、「真・善・忍」の原則に従って生き、健康な体を得ただけでなく、道徳の向上や心の平穏をも手にすることができた。以下は、彼らが大法との出会い、および修煉してきた体験を読者の皆さんと共有するとともに、師父に対する心からの感謝の意を表したものである。
データアナリスト:『轉法輪』は天への梯子
66歳のバワニさんはインド南部の出身で、データ分析の仕事に従事している。彼女は、自身の母国語であるマラヤーラム語への『轉法輪』の翻訳に携わることができたことを深く光栄に思っている。彼女にとって、『轉法輪』の出版30周年は「この上なく誇らしく、意義深い瞬間」である。彼女は『轉法輪』が「値段の付けようがない貴重な宝」であり、修煉の「応用手引き」であると考えているという。
また、バワニさんは「世界中の何千万もの人々の修煉を導くことができるのは『轉法輪』だけです。それは単なる書籍ではなく、深遠な内包と知恵を持つものであり、天への梯子であり、より高い次元で生命と宇宙を理解するための扉なのです。また、修煉者の生命の次元を啓発し、高める根本的な要因でもあります」と言った。
マラヤーラム語の『轉法輪』 |
第5式の功法を煉るバワニさん |
バワニさんはさらに、『轉法輪』が生と死、生命の起源、人間が存在する目的、宇宙の始まり、および徳と業力などの深遠な問題について明確な答えを示し、心身を修養することの重要性も強調していると述べ、こう話した。「『轉法輪』は、異なる背景と信仰を持つあらゆる年代層の人々に適しており、より高い次元に至る道と精神的な変革を遂げる方法を示しています」
法輪大法を学ぶことで、バワニさんは感情的になりやすい人からネガティブな感情を手放し、明晰さと知恵をもって困難に立ち向かうことを習得し、冷静で確固とした修煉者に変わった。「『轉法輪』を読むことが私の生活の一部になったことを、心から嬉しく思います。『轉法輪』は私の人生観を変え、私の心を穏やかにし、知恵に満ちた揺るぎない修煉の道を与えてくれました」
バワニさんはまた、中共が信仰を弾圧し、真実を消し去り、人々の精神的自由を制限しようとしているにもかかわらず、無数の人々が今もなお『轉法輪』を読み続け、修煉を堅持していることに触れ、「こうした事実は、真理の光は消すことができないことを証明しているのです」と強調した。
彼女は、真・善・忍という普遍の真理を示し、人々をより高い精神境地へと導いてくださる師父に、心からの感謝の意を表した。
電子エンジニア:「『轉法輪』は修煉の本質を明らかにしている」
電子エンジニアのラジーブ・クマールさんは今年55歳で、2001年に法輪大法を修煉し始めて、わずか1カ月で幼少期から悩まされていた高血圧が完治した。彼は『轉法輪』と『法輪功』のヒンディー語への翻訳を引き受けた。
彼は大法を学んでから人生観が一変し、家族関係もよくなったという。人々が健康と精神面の向上が得られるよう、師父は『轉法輪』の中で簡潔な言葉を用いて深遠な道徳の道理を説かれている。それを読んだラジーブさんは、「『真・善・忍』は単なる言葉ではなく、ただの理論的な概念でもなく、そこには深い意味合いがあり、実質的な意義があることが分かりました。なぜなら、物質的な肉体は、精神の影響を直接受けているからです」と語った。
ヒンディー語の『轉法輪』 |
2001年から修煉しているラジーブさん |
不完全な統計によると、中共政権が迫害を開始した最初の数年間だけで、数十万冊もの法輪大法の書籍が破壊された。ラジーブさんはこれを「人類史上最も不幸な出来事の一つだ」と称し、次のように語った。「法輪大法は中国人の健康を回復させ、社会の風紀を良くしました。どの政府もそれを誇りに思うはずです。しかし、中共は感謝するどころか、法輪功を迫害することを選んだのです」
『轉法輪』の出版30周年に際し、ラジーブさんは師父に感謝の意を表した上、同書が世界中の数千万もの人々の心を動かしたため、この日を祝うことにおいて特に重要な意味があると述べた。「この本は分かりやすい言葉で、複雑な精神(修煉)の本質を明らかにし、人々が日常生活の中で宇宙の法則に従うことを可能にしました」
企業家:「30年は重要なマイルストーン」
48歳のマーク・ルブリックさんはオーストラリアの出身で、インドで法輪大法を知り、修煉を始めた。彼はこの過程が「奇跡そのものだ」と語った。
2012年、マークさんはストレスの多い生活を送っていた。そんな中、偶然な機会に、彼は友人であり同僚でもある人から法輪大法の話を聞き、『轉法輪』という本を手にした。最初に『轉法輪』を読んだとき、彼はその簡潔な表現に魅了され、馴染みのない概念もあったものの、読み進め修煉を重ねていくうち、次第に理解が深まったという。
マークさんは「法輪大法の『真・善・忍』の原則は、全人類の心に響いています。生活背景や地位、信仰に関係なく、それが人々を一つにすることができます」と述べた。
『轉法輪』を読んでいる企業家のマーク・ルブリックさん |
マークさんは、『轉法輪』を読む際、心身が周囲のあらゆるものと調和し、宇宙の本質とも同化していくため、頻繁に法を学べば、純粋なエネルギーの場が生まれ、落ち着きとリラックス感を覚え、日常生活における不必要なストレスから解放されることができると信じているという。「法を学べば学ぶほど、私の頭は明晰になっていくと感じています」と彼は語った。
『轉法輪』はマークさんの生活のあらゆる面において大きな利益をもたらし、特に予期しない職場での挑戦に対して有益だったそうだ。「法を学んでから、自分の行動や思考プロセスまでも、真・善・忍に符合しているかどうかをよく考えるようになりました。自然と、私の人間関係もより調和が取れて、安定したものになりました」
中共による法輪功への迫害について、マークさんは、中共は自らを人間や神々を超越する最高権威だと見なしているが、神聖で崇高な信仰を永遠に根絶することはできないと述べた。
マークさんは師父に対して無限の感謝を表し、こう言った。「師父は数え切れないほどの困難を乗り越え、私たちに修煉と返本帰真する機縁を与えてくださいました。この恩恵は計り知れません。『轉法輪』の出版30周年は重要なマイルストーンであり、未来においてもマイルストーンの一つとなるでしょう」
コンピューター・エンジニア:目覚めへの道
65歳のコンピューターエンジニアであるサンジブ・バーラさんは、生命と宇宙の謎の究極の答えを生涯にわたって探し求めていたが、16年前に『轉法輪』を読むまで明確な答えを得ることはできなかった。
座禅中のサンジブ・バーラさん |
サンジブさんは、初めて「9日間の学習クラス」で師父の説法ビデオを観たとき、生命と宇宙に関する多くの真理が師父によって解き明かされたと感じたと振り返った。それからの16年間、『轉法輪』を読み続ける中で、彼は絶えず新しい悟りを得ており、師父に深く感謝していると述べた。
また、サンジブさんは法輪大法の法理が非常に広大で深遠であることを実感しているという。「真・善・忍」は異なる次元の知恵を示しており、これらの知恵は言葉では表現できず、修煉を通じてしか理解できないと彼は語り、「真・善・忍に符合すればするほど、私はもっと良い人間になります」と話した。
修煉を始めて1年半後、サンジブさんの頚椎炎が消え失せた。これは現代医学では治せない病である。修煉後、サンジブさんは忍耐力や理解力が増し、困難や課題も一つ一つ解決していった。彼の妻もサンジブさんがもっと良い人間になったと感じている。彼はついに有意義で幸せな生活を送ることができ、それが非常に幸運なことだと彼は話した。
サンジブさんは今、あらゆる機会を利用して人々に法輪功を紹介し、『轉法輪』を読むよう勧めている。なぜなら、彼はこの本が迷いの中にいる人々に極めて貴重な答えを与えてくれると信じているからである。
同時に、サンジブさんは中共による法輪功への迫害にも関心を寄せている。「『轉法輪』には、あらゆるレベルの邪悪を鎮め、混乱を払う力があります。大法書籍を破壊した行為は、国民を支配下に置こうとする中共の弱さと無能さを示しており、それが信仰の自由に対する暴力的な侵害です」と述べた。