【明慧日本2025年2月27日】(ワシントンD.C.=明慧記者)アメリカ・バージニア州のアレクサンドリアで2月15日、「プレジデンツ・デー・パレード」が開催され、アメリカ建国の父ジョージ・ワシントンの293回目の誕生日を祝った。法輪功学習者(以下、学習者)はこのパレードに3回目の参加となり、「真・善・忍」の良い知らせを届けた。学習者のパレード隊は審査員から高い評価を受け、「成人マーチングバンド部門」で1位を獲得した。
イベント組織委員会主席:「皆さんは偉大な精神を示してくださいました」
ジョージ・ワシントン生誕記念イベント委員会の主席であるスー・ジョンソンさんは、パレード終了後、学習者のパレード隊の責任者である黄さんに感謝の意を伝えた。彼女は次のように述べている。「今年のジョージ・ワシントン生誕記念パレードに皆さんが参加してくださったことに、どれほど嬉しく思っているか言葉では表せません! 曇り空の天気にもかかわらず、皆さんのパレード隊は偉大な精神を示し、この日のスター・パフォーマンスの一つとなりました!」
ジョンソンさんは続けて、「ワシントンD.C.法輪大法学会が、パレード審査員によって『成人マーチングバンド部門』の1位に選ばれたことを、大変嬉しくお知らせします!」と述べた。また、彼女は2026年のアメリカ建国250周年記念パレードへの学習者の参加を楽しみにしていると言った。
2月25日、バージニア州のアレクサンドリアで開催された「プレジデンツ・デー・パレード」でパフォーマンスを披露する学習者 |
当日、雨が降っていたにもかかわらず、多くの地元住民や観光客がパレードの観賞に訪れた。歴史ある祝賀イベントは、この街が伝統を大切にしていることを示している。アメリカの「プレジデンツ・デー」は1885年に制定され、1971年以降、固定の2月22日から2月の第3月曜日に変更された。この日は連邦の法定祝日でもある。
アレクサンドリア旧市街は200年以上の歴史を持ち、街道沿いには特色あるコロニアル様式の建築が立ち並んでいる。ジョージ・ワシントン元大統領の旧邸「マウント・バーノン」もこの街の近くにある。地元で開催される「プレジデンツ・デー・パレード」は、全米最大規模であり、最も歴史のあるジョージ・ワシントン元大統領生誕記念イベントである。
学習者は今年も「プレジデンツ・デー・パレード」に招待され、パレード隊の中で唯一の中国人団体として参加した。学習者は「法輪大法」「真・善・忍」と書かれた横断幕を掲げ、2021年のパレードで1位を獲得したフロート車も再び登場した。さらに、ニューヨークの学習者の腰太鼓隊は沿道の観客から熱烈な歓迎を受けた。
学習者のパレード隊がメインステージの前を通過すると、審査員や来賓は拍手を送り、歓声を上げた。司会者は、「法輪大法(法輪功ともいう)は、伝統的な心身修煉の功法であり、ゆったりとした四式の動功と坐禅の静功と組み合わせたものです。法輪大法は『真・善・忍』の原則に基づいており、日常的に修煉することで健康を改善し、ストレスを和らげ、不安を軽減し、活力を高め、内面の平和を得て、道徳を向上させることができます。法輪功は1992年に李洪志先生によって中国で初めて公開され、現在では世界100以上の国と地域で修煉されています。法輪大法の書籍は50の言語に翻訳されており、詳しくは falundafa.org をご覧ください」と紹介した。
学習者のパレード隊がメインステージを通過する際、来賓や審査員から拍手を送られる |
観衆:法輪功のパレード隊の雰囲気が大好き
「とても美しい!」「これが一番熱気あふれるチーム! 素晴らしい!」と、多くの観衆が学習者のパレード隊を称賛した。力強い音楽と太鼓の音がパレードに喜びとポジティブなエネルギーをもたらしている。ある女性は、「演技がとても素晴らしかったです! 彼女たちは美しく、息がぴったり合っていて、微笑みを浮かべながら、陰鬱で湿った天気の中でもそのパフォーマンスが素晴らしかったです!」と話した。
学習者のパレード隊がとても素晴らしいと話す女性 |
学習者の腰太鼓隊のパフォーマンスを初めて見た男性は、「彼らの色彩や衣装がとても気に入りました。このスタイルと雰囲気は素晴らしいです!」と話した。そして、中国の腰太鼓が千年以上の歴史を持つと知った彼は、驚いた様子で「アメリカの歴史よりも長いのですね!」と言った。
地元住民のガナーさん(右)とミアさん |
学習者:人々に法輪功迫害の実態を伝えたい
2月15日「プレジデンツ・デー・パレード」に参加したワシントンD.C.の学習者 |
ニューヨークから腰太鼓隊に参加した李さんは、「パレードに参加するため、夜明け前の午前3時に家を出発し、午前7時フラッシング発バージニア行きのバスに乗りました。約5時間の道のりを経て、アレクサンドリア旧市街に到着しました」「寒い天気でしたが、道中ずっと気持ちが高まっていて、まったく寒さを感じませんでした。むしろ汗をかくほど暑かったです」と李さんは笑顔で語った。
ニューヨークの呉さんは、2人の子供を連れて「プレジデンツ・デー・パレード」に参加した。彼女にとって、これは単なる祝賀イベントではなく、人々に法輪大法を紹介する貴重な機会でもあるという。
呉さんは「アメリカ建国の理念の一つは信仰の自由を守ることです。しかし、法輪大法は中国で長年にわたり中国共産党から迫害を受けています」と話した。パレードの最中、彼女は隊列の横を歩きながら、沿道の観衆に中国共産党による法輪功迫害に関する資料を配り、多くの人に迫害の実態を知ってほしいと言った。
パレードは天候の影響を受けたものの、会場には依然として強い地域の結束力と歴史的な雰囲気が感じられた。多くの住民がこの年に一度の盛大なイベントを見逃したくないという思いが伝わってきた。
このパレードはジョージ・ワシントンの誕生日を祝うだけでなく、地域の伝統を結びつける祭りでもある。ある住民は「こんな天気でも、これほど多くの人が参加しているのを見ると、まさにアレクサンドリアの精神であると感じます」と述べた。