【明慧日本2025年2月28日】重慶市在住の法輪功学習者・董道群さん(董道全とも呼ばれる。70代女性)は、法輪功を実践したため、2024年(正確な時期は不明)に懲役5年の不当判決を宣告された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
事件の詳細
元機械工場労働者である董さんは、2024年1月、警察に連行され、家宅捜査された。後に董さんは当局に懲役5年の不当判決を言い渡された。その後2025年1月、明慧ネットによってこの情報が確認された。董さんに関する起訴、裁判、判決、拘禁場所の詳細は明らかではない。
過去に受けた迫害
1999年12月31日、董さんは外で法輪功の煉功を行っていたところを連行された。その後、拘置所に拘禁(期間不明)され、法輪功を放棄する旨の声明文を書くよう命じられた。
2000年3月、董さんは法輪功を訴えるために北京に行き、連行された。重慶に連れ戻された後、1年間の強制労働を命じられた。
2001年、董さんは釈放されて間もなく、再び連行され、さらに3年間の強制労働を命じられた。
2008年7月19日、蓮石派出所の警官らは董さんを聖灯山洗脳班に連行した。1カ月後、警官らは重慶女子労働収容所に移送し、そこに2010年2月26日まで不当拘禁した。
2017年5月12日、董さんは連行され、懲役2年の不当判決を宣告され、重慶女子刑務所に送られた。
2年間の不当拘禁中に、董さんは信仰を捨てることを拒否したため、残酷な拷問を受けた。看守は董さんに特別なスリッパを履かせ、長時間立ち続けるよう強制した。そのスリッパは有毒な材料で作られており、董さんの足の皮膚は黒くなり、ひどく痒くなった。スリッパのインソールに点在する小さなスパイクのせいで、董さんの足は激痛に襲われ、タコもできた。
看守たちは董さんに長期にわたる睡眠はく奪も課した。董さんは平均して、一晩に最大3時間しか眠れず、全く眠れないこともあった。
董さんに危害を加えるために使われたもう一つの虐待の手段は、水を与えないことだった。看守たちは董さんに毎日ほんのわずかな水しか与えなかった。時には、わざと水を与えられなかったため、体を洗うこともできなかった。また、食事のたびに同じボウルを使わされ、ボウルを洗うことも許されなかった。董さんがボウルを手で拭いたときは、その手を洗うことまでも禁じられた。
董さんは顔を洗ったり、歯を磨いたり、気温が38〜39度に達する暑い夏に、3週間シャワーを浴びることも許されないまま過ごさなければならなかった。さらに看守は、董さんにトイレットペーパーも与えなかったため、手で体を拭かなければならなかったが、この時も手を洗うことは許されなかった。体を洗えない董さんは、ついに体臭がひどくなり、長時間におよぶ立ちっぱなしの拷問と睡眠不足で心身が限界に達し、精神は崩壊寸前だった。